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Posted by ブクログ 2022年03月01日
怒涛の勢いで読んだ水滸伝、そしてさらに楊令伝を読んでいる途中、存在を目にして読んだ替天行道。笑いに笑った!水滸伝をまた違う方向から知ることができた。19巻読み終わった人だけが見える景色。
・北方謙三がいいカップルだと思っているのは宣讃×金翠蓮と張清×瓊英
・編集者さんが聞煥章のことを聞ちゃんと読ん...続きを読むでいて私とお揃いだった
・張清と宋清が間違われていた
・最後のカンシが切実
・北方謙三は顧大嫂と孫ニ娘につつかれて飲んだことがある
Posted by ブクログ 2011年02月16日
こういった類の本は割とさらっと読むのだが、これはじっくりと読ませてもらいました。北方謙三の生き様がはっきりと伝わります。これを読んだあとにもう一度19冊読み直したいと思わせます。もちろん楊令伝も。
Posted by ブクログ 2017年10月18日
人物事典が面白かったです。
原典を解体して、一から作り上げた水滸伝。
ストーリーの面白さに、つい先を急いで読んでしまったが、作者はひとりひとりの人物を深く理解して作り上げていったことがよくわかる
びっくりしたのが、蘆俊義の身長・体重。198cm・130kg。
燕青、170cm・60kg。
燕青、よ...続きを読むく蘆俊義を背負って1週間も走りとおすことができたな。
そりゃあ死域も越えるってもんだよ。
作者が「そっちに行くなよ」と思いはじめると、みんなそっち(死)へ行ってしまう。
作者にも止めることのできない漢(おとこ)達の生きざま、死にざま。
“書き終えた時は、過剰になったかもしれないと思った。読み返すと、これはこれでよかったのだ、と思い直した。夢中で書いたが、朱仝の死は、確かに私の考える男の死に様のひとつである。”
やっぱ、そこだよね。
そして、最初から水滸伝の続編としての楊令伝を考えて楊令を造り出したのだという。
完璧な人間として水滸伝に登場した楊令。
楊令伝ではそんな彼の汚い面、残酷な面をさらけだし、乗り越えて成長していくのだという。
国づくりと、ひとりの男の成長の物語。
楽しみだ。
Posted by ブクログ 2014年01月08日
原点の水滸伝と比べて、大幅な改訂が加えられているそうですが、原点を読んでいない俺にとってはどうでもええ事やな。
原点ら読んでなくても充分楽しめる!めちゃめちゃおもろい!!
原点では妖術とかの要素もあるらしいんやけど、北方版ではそれも省かれたあた。
俺は小説でそんな魔法とかファンタジー的な要素が入った...続きを読むあるのは嫌いやし、ましてやこんな熱い話でそんな非現実的要素はいらん。
水滸伝のストーリを超端的にまとめると、梁山泊百八傑と言うように、108人の豪傑(女性含む)が織りなす一大叙事詩です。腐敗が進む宋において、『替天行道』の志のもとに集いし者達の熱い闘い。
最初108人の豪傑を全員書き分けれるんかよとか思いやったんですが、そんなんは杞憂でした。
108人全員が個性的でなおかつ熱い!!
『三国志』を読んだ時も思ったけど北方謙三という人は、豪傑とか漢とかを書かせると右に出るものはいないのではないだろうか。
また、全員死に様がかっこ良過ぎる。
漢とは死に様までカッコ良くなければならないと思いました。
豪傑達一人一人にすごい愛着が持てたので、そいつらが死ぬたびにものすごい落ち込んだ。
Posted by ブクログ 2013年05月23日
「北方」水滸伝のウラバナシ的なお話。
執筆中の担当編集者からの公的なFAXに私的な感想や、
連載中もしくは連載後のインタビュー、対談を集めたもの。
個人的にはすごく面白くて、
もう一度、水滸伝を読み直したい、と思った。
(が、ただいま同僚に貸し出し中。。)
Posted by ブクログ 2012年05月30日
北方水滸伝の文庫には“解説”はあっても“あとがき”がない。なぜならこの本があるから!!北方水滸伝は絶対再読したくなる。1回目は勢いで読めたけど2回目はじっくり読みたい。ただ、なにせ108人出てくるから、誰が誰だか忘れてしまう、それが難点。けど大丈夫!!なぜならこの本があるから!!そうゆう贅沢な本。
Posted by ブクログ 2014年01月14日
色んなインタビューや対談、編集者の方の手紙がまとめられていて読み応えがありました。
最後の北方さんと編集の方の対談はとてもおもしろかった!
また、主要な登場人物の設定もまとめられていて、改めて登場人物について知ることができるのでいいなーと思いました。
Posted by ブクログ 2010年06月10日
【~小説とは何かと考えると、小説はだれもがわからなければいけない、中学生が読んでもわからなければいけない、中学生が読んでも面白いと思わなければいけない。でも、どこかに誰にもわからない部分がある。それが小説、物語なんだ~】
いろいろな作家の批評、連載中の各メディアに載せた本人のメッセージなど。後日談...続きを読む的なものも。
ひどくいうことはないけどちょっと偏ってるかな。
登場人物ひとりひとりの紹介は良かった。
やっぱり北方水滸伝にはまったのは、ストーリーがマンネリにならないところは大きい。これだけ長いのに同じような話になってない!