【感想・ネタバレ】替天行道/北方水滸伝読本のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年03月01日

怒涛の勢いで読んだ水滸伝、そしてさらに楊令伝を読んでいる途中、存在を目にして読んだ替天行道。笑いに笑った!水滸伝をまた違う方向から知ることができた。19巻読み終わった人だけが見える景色。

・北方謙三がいいカップルだと思っているのは宣讃×金翠蓮と張清×瓊英
・編集者さんが聞煥章のことを聞ちゃんと読ん...続きを読むでいて私とお揃いだった
・張清と宋清が間違われていた
・最後のカンシが切実
・北方謙三は顧大嫂と孫ニ娘につつかれて飲んだことがある

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年10月18日

人物事典が面白かったです。
原典を解体して、一から作り上げた水滸伝。
ストーリーの面白さに、つい先を急いで読んでしまったが、作者はひとりひとりの人物を深く理解して作り上げていったことがよくわかる

びっくりしたのが、蘆俊義の身長・体重。198cm・130kg。
燕青、170cm・60kg。
燕青、よ...続きを読むく蘆俊義を背負って1週間も走りとおすことができたな。
そりゃあ死域も越えるってもんだよ。

作者が「そっちに行くなよ」と思いはじめると、みんなそっち(死)へ行ってしまう。
作者にも止めることのできない漢(おとこ)達の生きざま、死にざま。

“書き終えた時は、過剰になったかもしれないと思った。読み返すと、これはこれでよかったのだ、と思い直した。夢中で書いたが、朱仝の死は、確かに私の考える男の死に様のひとつである。”
やっぱ、そこだよね。

そして、最初から水滸伝の続編としての楊令伝を考えて楊令を造り出したのだという。
完璧な人間として水滸伝に登場した楊令。
楊令伝ではそんな彼の汚い面、残酷な面をさらけだし、乗り越えて成長していくのだという。
国づくりと、ひとりの男の成長の物語。
楽しみだ。

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