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やくざな世界から足を洗って、今は小さなスーパーを経営している滝野和也。そのスーパーの買収工作をめぐるいざこざから、滝野の野生の血が再び噴き出す。結局は“檻”の中にとどまれず、修羅場に戻ってゆく男の滅びの美学を、鮮烈な叙情で謳いあげた北方ハードボイルドの最高傑作!
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Posted by ブクログ
一気に読んでしまう。主人公の生き様に、共感はできないのだが、魅入られてしまう。脇役だが、おいぼれ犬第二弾かな。高樹の生活や刑事としての生き様が、だんだん明らかになってくる。
単行本は1983年発行。 おそらく、1985年からの数年間に夢中になって北方謙三作品を読み漁っていました。 最高です!
他の方のレビューを見て 急に読みたくなった。何十年ぶりだろ 笑。 この頃 北方謙三ばっかり読んでたなぁ。最近は たまーに読むくらいだったけど でも好き。 いやー こんなに面白かったっけ 笑。 今とは テンポが全然違う。早い。北方さんも若かったしね 笑。 滝野 カッコ良すぎ。 行かせてあげたか...続きを読むったなぁ。 桜井も高安も滝野も 結局みんな死んじゃった。平川も太郎丸の親方も みんなオトコだなぁ。 胸がキュンと切なくなる。 桜井に怒られてるころの話も読みたい。
文句なしに傑作。何回も読み返しているが、滝野と同じくらいの年になって、若い頃と感じ方が変わったのがわかる。檻から出ること、今自分は檻から出たつもりでいるが、本当にそうなんだろうか?うまく心情を文字に落とせないが。もう一度、読み返すかな。
久々に小説を「読んだ」という満足感と高揚。 北方謙三の小説を読むのはこれが初めてだったけど、北方のオッサン、やるな。 元ヤクザが・・・とよくあるシナリオだけど、全然飽きることなく読めた。
しがないスーパーの店長がハードボイルドな世界に巻き込まれていく物語。 少しずつ昔の勘を取り戻していく店長と、息も止まらぬカーアクションの描写がカッコイイ。
挑戦シリーズ3『風の聖衣』の予習として再読(内容忘れていたからね)。なるほど、登場人物をいきなり事件の渦中に放り出し、行動させる。説明は後回し。とにかく行動を、台詞を、先行させ読者をぐいぐい連れていく。そして人物の背景は徐々に明らかにさせていく。それが北方作劇法なんやな。緊張感を味わわせられつつ先へ...続きを読む先へと読み進めずにはいられない。うまいな。読み返してみると、実は老いぼれ犬高樹についての描写も結構多い。初読の際は、高樹が登場すると、「また嫌な奴が現れた」となっていたもののだが、高樹の人生を知った(「老犬シリーズ」三部作を読んだ)今では、キター! となった。が! 読み進めるとやっぱり「また嫌な奴が」となる( ´艸`) さて、本作に登場した実直な刑事村沢が『風の聖衣』ではどのような男になって登場するのか? その前に『牙』で石本一幸にも再会しておくか。
三たびの謙三です。 32年前の作品で初期北方謙三の一里塚とも言える物語です。 15年くらい前に読んだのであまり覚えてなかったのですが、こんなにもバイオレンスな話だったんですね。記憶なんてあてにならないものです。 滝野は小さなスーパーを経営している。商売はそこそこ上手くいき、美しい妻もいる。ある日階...続きを読む上の妻の喫茶店へチンピラが因縁をつけてくる。滝野は小金をせびって来た男を完膚なきまでに叩きのめす。 「あの日からあなた変わったわ」妻は言う。 眠らせていた暴力的な血が目を覚まし始めるのであった。 滝野は元ヤクザ。武闘派の弱小の組に居たのですが、兄貴分の桜井の死を切っ掛けに遺言通りに堅気の生活を手に入れます。堅気になって知り合った妻の家を継ぎ、ビルにしてスーパーを経営、かなりの手腕で店も安泰。誰から見ても上手くいっているようにしか見えません。でも彼は自分のいる場所はここではないという思いが強くなっていきます。そこで同じ組みの旧友 高安から強引に、ある人間の高跳びを手伝わせろと申し出ます。全く彼にとってメリットもなくリスクしかない仕事、しかし彼は荒ぶる血を鎮めるために無謀な行動を取り続けるのでありました。 いやはや今読むとほんと自分勝手な男で、色々引っ掻き回して腕力で解決。札束で横っ面を叩きつけるようにして女を手に入れる。 男達からは一目置かれ、刑事からも「好きになってきました」と言われる。女たちは彼の意を得ようと身を焦がす。 まっことこんなやつおるか!と思いながらも惹かれてしまう。こんな破滅的なやつ迷惑だと思いながらも暗い憧れを抱いてしまう。そんな物語です。 ちなみに老いぼれ犬こと高樹警部の癖は、風呂のたびに頭を洗ってしまうことらしいです。こう読むと北方先生は毎回洗わないという事なんでしょうか。
男臭い。 北方謙三の男臭さが抜群に濃縮されている一冊。 かつて、誰かに力説した事があるが北方謙三は決してエンターテイメントじゃない。 こんな事を書くと怒られてしまうかもしれないが、女子供にわかる本じゃない。 と、思う。
有隣堂のYouTubeで北方謙三を知って読んだ。 まだハードボイルドな世界を理解できなかった。 経験を積んでからまた読みたい。
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