北方謙三のレビュー一覧
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楊六郎と楊七郎が楊業の跡を継ぎ、前回の大戦で痛手を負った楊家軍の再建を目指すが、大戦前の状態まで取り戻すのに相当な苦労をする。全盛期までにはまだまだ至らないが、耶律休哥に太刀打ちできるのはやっぱり楊家軍の人間だけなんだなと思った。
上巻の最後の方は、石幻果の記憶の片隅に触れるような出来事が起こり、そろそろ記憶を取り戻すと思っていたが、記憶が戻った瞬間の衝撃は思ってた以上のものがあった。石幻果となって過ごしてきた人生が全て否定されたような、石幻果になる前の人生が否定されたような。記憶を取り戻した時の戸惑いがなんとなく解る気がする。
今後の石幻果と耶律休哥と六郎、七郎、九妹の動向が気になる!どのよ -
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絶えず悩む岳飛。梁山泊を認めたくないと思いながら、結果は自分の方が劣っていた。そして、それを認め梁山泊の街並みを見に行く。そして、揚令達と会い語る。語りだしても相容れない二人。お互いに違いすぎる考えがある。ただ民への気持ちは二人とも変わらないのに。
また13巻では、蕭珪材と岳飛がお互いの兵を死なせたくないために、一騎打ちをする。
名勝負で最後に分けたのは運なのか。天命なのか。
戦の描写が一番心躍る。本能がそうさせるのかな。
揚令の台詞。
「やるべきことを、やる。ひとつずつだ。それが積み重なって、国というものはできてしまう」
何でも目の前のことを一つずつやることが大切なのだろうか。 -
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とうとうクライマックス。今回は、最後の局面に向けてどんどんヒートアップして、って感じじゃなかったから、いったいどうやって物語を結ぶんだろ?って思いながら、ひょっとしてガクヒ伝でもまだヨーレーは登場する?とかまで考えてたけど、最後はそうでしたか。チョーガイのパターンで。異様にあっけなく思えたけど、その後、最後の見せ場としてガクヒとの一騎打ちが用意されてたから、読後感はかなり良くなった。ヨーレー→ガクヒへのバトンタッチの場面としても素晴らしいと思ったし。これでまた、次のガクヒ伝読むのが凄い楽しみになりました。
あと、やっぱり最終巻だけあって、今回はいつも以上にたくさん逝きました…特に水滸伝からの古 -
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1巻で「えっ!?」とのけぞってからこの最終巻まで、ずーっと魂を揺さぶられ続けました。
読み終えたのは4年前でそろそろ『楊令伝』を読むにあたり、また読み返したいなぁと思っているのですがなぜか躊躇してしまう自分がいます。
粗筋が分かっていながらも、またぐわんぐわんと魂を揺さぶられるのが怖いのかもしれません。
2020.9.20再々読
『岳飛伝』を読むにあたって読み返しました。
梁山泊そのものと言える存在でありながら、今まで茫洋として掴み所のなかった宋江が強い光を放つ最終巻。
誰よりも弱いけど強いその姿に心を揺さぶられつつ、ここまで楽しませてもらった水滸伝の幕引きに例えようのない寂しさを感じまし