北方謙三のレビュー一覧

  • 罅・街の詩

    Posted by ブクログ

    まさにハードボイルド。
    北方小説には男気を感じる。男の小説と言っても過言ではない。
    こうなると、この本が古本屋で50円で売っていたことでさえ男気に感じてくる。
    逆に北方小説を愛読する女を見てみたいものだ。まあ、普通にいると思うけど。

    0
    2011年12月18日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

    Posted by ブクログ

    読み始める前から知ってはいたけど、やはり兄弟対決は胸がきゅんきゅんする!
    もうもう、四郎兄上があああああ!!!!
    七郎も可愛すぎる!!!
    なんだろこの萌えすぎる話は……!!

    0
    2010年12月07日
  • 檻

    Posted by ブクログ

    久々に小説を「読んだ」という満足感と高揚。
    北方謙三の小説を読むのはこれが初めてだったけど、北方のオッサン、やるな。
    元ヤクザが・・・とよくあるシナリオだけど、全然飽きることなく読めた。

    0
    2011年12月18日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

    Posted by ブクログ

    血涙続き

    なんと石幻果の正体はあろうことか記憶をなくした四郎だった。

    過去の家来にも気づかず剣を振る四郎

    そして六郎の吸毛剣とのまじわりによって記憶を取り戻しどちらの人間として生きるか苦悩する。

    血涙の意味が分かります。

    宋のためではなく楊家という武家の誇りにかけて戦う男、女のドラマです。
    誇りとは何か、何のために生きるのかを考えさせられる一冊

    0
    2010年12月04日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

    Posted by ブクログ

    あの楊家将の続編が出ました。

    多くの犠牲を出した宋と遼の戦いから数年

    六郎が楊家の当主となる。

    七郎らと散らばった仲間達を少しずつ集め、楊家の再興を図る。

    一方、遼では新たな将軍石幻果が力をつけていく。
    楊家と耶律休哥の戦いが今、始まろうとしている。

    武の一族の再興の様子は地味ですが中々の見ものです。
    これぞ男といわんばかりの魅力溢れる人間たちは一見の価値ありです。

    0
    2010年12月04日
  • 楊家将(ようかしょう)(下)

    Posted by ブクログ

    一言

    男はこうありたいと思うほどの高潔さを持った楊家の男たちに惚れた。

    武将の生きざまが戦に表れていて非常に話に吸い込まれていった。

    0
    2019年01月16日
  • 草莽枯れ行く

    Posted by ブクログ

    新政府によってスケープゴートにされた赤報隊の相楽総三が主人公、
    という珍しい作品だけど、登場する人物全員が主人公だと思わされるような書き方です。
    気持ちの良い男達ばかり。
    特にここの土方歳三カッコ良すぎ。

    0
    2010年11月17日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

    Posted by ブクログ

    ある意味水滸伝やら楊令伝よりもコンパクトで面白いかも。
    でも、水滸伝やら楊令伝があるから面白いのか?
    いや、これだけで十分に面白い。

    0
    2010年07月06日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

    Posted by ブクログ

    【もはや、その任に耐えず】

    宋という国に翻弄された楊一族。
    そして、自身との決闘のうえ遼に行った四郎。
    なんともやるせない切ない話に仕上がる。それでいて戦や取り巻く文官や国・政治の絡みもしっかりと書かれている。
    楊家のこの4冊はかなりおもしろかった。

    0
    2010年05月23日
  • 渇きの街

    Posted by ブクログ

    『道ってやつは踏みはずすためにある。踏みはずしたところに、また道がある』・・前編に漂う、思わず体が反応してしまう暴力と、偏った男の誇り・美学。善悪ではなく、男の矜持に従う主人公。好き嫌いはあるかとは思うが、私は、はまってしまった。出版後20数年が経ってからこの作品にめぐり合った運命に感謝をしたいと思う。『逃れの街』『檻』につづき、北方作品は3作品目だが、コレが最高傑作ではないかと思う。

    0
    2009年11月03日
  • 逃がれの街

    Posted by ブクログ

    遅ればせながら、北方謙三を始めて読んだ。面白い。大沢在昌とはまた違った、世界観。理屈では推し測れない、息吹が全編に漂う。話自体は暗く、破滅的ではあるが、少年との魂の触れ合いが涙を誘う。しばらくはまりそうだ。名作との評判に納得。

    0
    2009年11月03日
  • 檻

    Posted by ブクログ

    しがないスーパーの店長がハードボイルドな世界に巻き込まれていく物語。
    少しずつ昔の勘を取り戻していく店長と、息も止まらぬカーアクションの描写がカッコイイ。

    0
    2009年10月04日
  • 牙

    Posted by ブクログ

    ハードボイルドといえばやっぱりこの人、北方謙三。
    プライベートでも親しいらしい「ザ・ジョーカー」の作者:大沢在昌が
    なにげに登場人物として出演しているのもおもしろい。

    0
    2009年10月04日
  • 水滸伝 十九 旌旗の章

    Posted by ブクログ

    ついに読み切った水滸伝。
    梁山泊の壮絶な最期、そして楊令伝へと物語は続く。
    ラストが「続く」って感じだったのがちょっと物足りなかったです。
    全19巻をまとめて星5つ。

    0
    2015年06月27日
  • 灼光 神尾シリーズ2

    Posted by ブクログ

    今でこそ歴史小説なんか書いてるけど、北方さんといえばハードボイルド小説の教祖的存在だった。
    「檻」とこの神尾シリーズは若い頃読んだけど、結構影響受けたかな。青かったからね。ハードボイルドに抵抗や嫌悪をもつひとにこそ読んで欲しいな。神尾シリーズは1作目の「群青」と、この2作目がとっても良いです。

    0
    2009年10月04日
  • 草莽枯れ行く

    Posted by ブクログ

    全2巻。

    赤報隊のお話。
    幕末はあまり好きくないのですけど、そこは北方先生。
    男塾です。
    もうね。
    止まらんのです。
    涙が。

    0
    2010年02月16日
  • 破軍の星

    Posted by ブクログ

    参加しているSNS「やっぱり本を読む人々。」の100冊文庫企画にエントリーし、紹介文を書くために再読しました。下に前回が3回目の再読だとありますので、今回は4度目と言うことで。。
    流石にストーリーはほぼ完全に覚えています。そして新鮮さは随分薄れています。それでも話の中にのめりこんで行けます。やはりこの作品は私に良く合った作品なのだと思います。
    小説の最後に主人公が後醍醐天皇に対し諌奏文を送るシーンがありますが、今回改めて調べたらこれは史実なんですね。そしてその内容も小説の通り。若干21歳でそのようなことが出来た事から見て、実際の北畠顕家は本当に傑出した人間だったようです。

    ========

    0
    2016年08月07日
  • 草莽枯れ行く

    Posted by ブクログ

    相楽総三、それに絶妙に絡んでくる博徒清水の次郎長を中心に土方歳三、坂本竜馬、、勝海舟、西郷隆盛等々の幕末の英傑豪傑が勢ぞろいです。相楽総三を軸とした作品は見たこと無かったのですごく面白かった。

    佐幕派倒幕派、もしくは中立派関係なく皆とても魅力的な描かれ方で、特に後半に進むにつれての相楽に対するそれぞれの思いが、それは友情であったり羨望であったり憐憫の情であったりするんだけど、とても熱くて爽快でもありました。

    この時代志半ばで絶える者こそ大半で相楽だけが特別というわけではないのだけど、伊牟田、相楽の最期のシーンはこっちまで悔しくなる程切なかった。まさに草莽だ。

    主軸が相楽である以上仕方ない

    0
    2009年10月04日
  • 波王の秋

    Posted by ブクログ

    武文・・・・・・・ッ!!
    口を覆って涙が零れそうじゃーーー。
    そんな始まりではないのですが、まず、胸を突かれるのが、柏武文と言う雄雄しくも死んだ武士でした・・・
    時代は南北朝。主人公は小四郎。上松浦党の後継者として育てられたけれど、時を待って「波王」となり独立した水軍を作り上げ日本を守るため、元と戦う――んですが!!
    海です。
    秋野の苦手な海です〜〜〜
    戦いのシーンは海戦が主。苦手なはずなのに、文字を追うだけで頭の中に映像が広がる・・・!
    北方さんのハードボイルドは、基本的に一人称だ。以前何かで読んだけれど、「バードボイルドは一人称でなければ一人前じゃない」なのだとか。
    それは深く頷けるほど、

    0
    2009年10月04日
  • 替天行道/北方水滸伝読本

    Posted by ブクログ

    水滸伝シリーズはまさに替天行道であったよ
    という意味をこめてこれを一冊目に登録してみました
    読んだらいいよ
    この読本自体も面白い

    0
    2009年10月04日