北方謙三のレビュー一覧

  • 渇きの街

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    『道ってやつは踏みはずすためにある。踏みはずしたところに、また道がある』・・前編に漂う、思わず体が反応してしまう暴力と、偏った男の誇り・美学。善悪ではなく、男の矜持に従う主人公。好き嫌いはあるかとは思うが、私は、はまってしまった。出版後20数年が経ってからこの作品にめぐり合った運命に感謝をしたいと思う。『逃れの街』『檻』につづき、北方作品は3作品目だが、コレが最高傑作ではないかと思う。

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    2009年11月03日
  • 逃がれの街

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    遅ればせながら、北方謙三を始めて読んだ。面白い。大沢在昌とはまた違った、世界観。理屈では推し測れない、息吹が全編に漂う。話自体は暗く、破滅的ではあるが、少年との魂の触れ合いが涙を誘う。しばらくはまりそうだ。名作との評判に納得。

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    2009年11月03日
  • 檻

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    しがないスーパーの店長がハードボイルドな世界に巻き込まれていく物語。
    少しずつ昔の勘を取り戻していく店長と、息も止まらぬカーアクションの描写がカッコイイ。

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    2009年10月04日
  • 牙

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    ハードボイルドといえばやっぱりこの人、北方謙三。
    プライベートでも親しいらしい「ザ・ジョーカー」の作者:大沢在昌が
    なにげに登場人物として出演しているのもおもしろい。

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    2009年10月04日
  • 水滸伝 十九 旌旗の章

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    ついに読み切った水滸伝。
    梁山泊の壮絶な最期、そして楊令伝へと物語は続く。
    ラストが「続く」って感じだったのがちょっと物足りなかったです。
    全19巻をまとめて星5つ。

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    2015年06月27日
  • 灼光 神尾シリーズ2

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    今でこそ歴史小説なんか書いてるけど、北方さんといえばハードボイルド小説の教祖的存在だった。
    「檻」とこの神尾シリーズは若い頃読んだけど、結構影響受けたかな。青かったからね。ハードボイルドに抵抗や嫌悪をもつひとにこそ読んで欲しいな。神尾シリーズは1作目の「群青」と、この2作目がとっても良いです。

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    2009年10月04日
  • 草莽枯れ行く

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    全2巻。

    赤報隊のお話。
    幕末はあまり好きくないのですけど、そこは北方先生。
    男塾です。
    もうね。
    止まらんのです。
    涙が。

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    2010年02月16日
  • 破軍の星

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    参加しているSNS「やっぱり本を読む人々。」の100冊文庫企画にエントリーし、紹介文を書くために再読しました。下に前回が3回目の再読だとありますので、今回は4度目と言うことで。。
    流石にストーリーはほぼ完全に覚えています。そして新鮮さは随分薄れています。それでも話の中にのめりこんで行けます。やはりこの作品は私に良く合った作品なのだと思います。
    小説の最後に主人公が後醍醐天皇に対し諌奏文を送るシーンがありますが、今回改めて調べたらこれは史実なんですね。そしてその内容も小説の通り。若干21歳でそのようなことが出来た事から見て、実際の北畠顕家は本当に傑出した人間だったようです。

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    2016年08月07日
  • 草莽枯れ行く

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    相楽総三、それに絶妙に絡んでくる博徒清水の次郎長を中心に土方歳三、坂本竜馬、、勝海舟、西郷隆盛等々の幕末の英傑豪傑が勢ぞろいです。相楽総三を軸とした作品は見たこと無かったのですごく面白かった。

    佐幕派倒幕派、もしくは中立派関係なく皆とても魅力的な描かれ方で、特に後半に進むにつれての相楽に対するそれぞれの思いが、それは友情であったり羨望であったり憐憫の情であったりするんだけど、とても熱くて爽快でもありました。

    この時代志半ばで絶える者こそ大半で相楽だけが特別というわけではないのだけど、伊牟田、相楽の最期のシーンはこっちまで悔しくなる程切なかった。まさに草莽だ。

    主軸が相楽である以上仕方ない

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    2009年10月04日
  • 波王の秋

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    武文・・・・・・・ッ!!
    口を覆って涙が零れそうじゃーーー。
    そんな始まりではないのですが、まず、胸を突かれるのが、柏武文と言う雄雄しくも死んだ武士でした・・・
    時代は南北朝。主人公は小四郎。上松浦党の後継者として育てられたけれど、時を待って「波王」となり独立した水軍を作り上げ日本を守るため、元と戦う――んですが!!
    海です。
    秋野の苦手な海です〜〜〜
    戦いのシーンは海戦が主。苦手なはずなのに、文字を追うだけで頭の中に映像が広がる・・・!
    北方さんのハードボイルドは、基本的に一人称だ。以前何かで読んだけれど、「バードボイルドは一人称でなければ一人前じゃない」なのだとか。
    それは深く頷けるほど、

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    2009年10月04日
  • 替天行道/北方水滸伝読本

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    水滸伝シリーズはまさに替天行道であったよ
    という意味をこめてこれを一冊目に登録してみました
    読んだらいいよ
    この読本自体も面白い

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    2009年10月04日
  • 逃がれの街

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    北方謙三とであった記念碑的一冊。不意にやってくる理不尽な状況。主人公は流されるのか、自分の意思で走るのか。
    ラストまで一気に読むのだ。

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    2009年10月04日
  • 擬態

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    ハードボイルドの成立しにくい時代になったという。痩せ我慢が男の美学だった時代は終わったのか。改行毀れていく男の美学を様式美としてでなく1人の人間の切実な衝動と行動を通じて描いてみせてくれる北方氏の圧倒的な筆力が際だつ。文庫本493p。長編ではあるが一気に読ませる展開と作品世界の魅力に脱帽。

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    2009年10月04日
  • 水滸伝 十四 爪牙の章

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    裴宣、王英、張横、樊瑞、にスポットがあたりつつ、張清が登場、そして大規模な戦いへ。二竜山、双頭山、流花寨を官軍20万の軍勢が攻める。梁山泊は果たして凌げるのか、目が離せない展開へ。頻繁にでてくる王進の場面では毎回目頭が熱くなります。

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    2026年04月12日
  • 水滸伝 十二 炳乎の章

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    北京大名府にて盧俊義が捕らえられ塩の道に危機がせまる。燕青や梁山泊は盧俊義を救えるのかどうかが読みどころ。巻を重ねるごとに国の重圧が梁山泊にのしかかっていくのが感じられ、革命の困難さを突きつけられる。さすがに12巻までくると読み疲れてきましたが、あと少し頑張らないと。

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    2026年04月05日
  • 楊令伝 五 猩紅の章

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    方臘との戦、長かった〜。呉用はどうなるんだ?と思ってしまった。今回はなんたか、次へ向かうエピローグのような感じであっさりと読み終えてしまった。次巻に期待する。

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    2026年04月04日
  • 楊令伝 四 雷霆の章

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    ネタバレ

    いろんな場所で戦が続いているが、何よりも王母が亡くなり、皆が涙した、というシーンがこの巻の一番の印象的な場面であった。長い時だった。私も一緒に育ったような気がする。

    登場人物たちが考え感じ変わっていくのを、まだまだ読めるのが嬉しい。

    あと、もうこのあたりで岳飛伝に繋がる匂いをプンプン感じるのが笑ってしまう。

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    2026年04月04日
  • 水滸伝 七 烈火の章

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    太原府の山中に立て籠った宋江一行に大群が押し寄せ包囲する。本来ならわずかな人数で対抗できるものではないが、ここで陶宗旺の石積み能力が発揮され長時間の立て籠もりが可能になった。
    双頭山、飛竜軍、林冲が最初に救援に駆け付け宋江一行は脱出するが、その殿となった'挿翅虎'雷横が宋江の身代わりとなって戦死する。
    少華山の史進、朱武らは青蓮寺が偽装した了義山を討ち、梁山泊に入る。その戦闘で軍師役を務めた'短命二郎'阮小五が戦死する。
    魯達は雄州へ行き、関勝、郝思文と語り、後の梁山泊入りの布石を敷く。
    楊志暗殺に馬桂が関与していると見抜いた時遷が殺される。

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    2026年04月01日
  • チンギス紀 十四 萬里

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    ネタバレ

    ホラズム=シャー国という、個人的にあまり認識してなかった国との戦いが全体を覆う。なんか結構強いのでよし、ムカリが去ってしまうのは驚いた。基本的に苦戦の巻だが、これまで基本的には順風だっただけに新鮮だった。残り3冊であるが、北方さん、森羅記という元寇、北条時宗の時代のものを刊行しているので、なかなかここで打ち止めにしにくい。文庫刊行まで待つけど。

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    2026年04月01日
  • 水滸伝 十一 天地の章

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    公孫勝に見出された樊瑞、李家荘の想いを引き摺る不器用な杜興、扈三娘にかかわる王英。そして梁山泊を出陣して双頭山で戦いまくる晁蓋に、暗殺の刺客が…。緊張と運命の第11巻。しかし食事シーンといえば肉か饅頭ばかり、饅頭食べてみたい。

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    2026年03月31日