北方謙三のレビュー一覧

  • チンギス紀 二 鳴動

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    モンゴル族内での争いが描かれている。それぞれの勢力で戦力が徐々に拡大していく様や、同じ志を持つ仲間が加わっていく過程も書かれているのでストーリー性も高い。トップとなる人物の視点が次々に切り替わっていくので、各勢力の立ち位置や思惑などが透けて見える点も面白い。一巻と比べると闘いの場面も増えてきて、話が大きく展開された印象であった。これから先が非常に楽しみ

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    2025年01月12日
  • チンギス紀 二 鳴動

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    1巻を読み終わり、すぐさま第2巻へ突入。展開して来ましたね、話が広がりますね、登場人物が増えますね・・・
    キャト氏をどうするのか、テムジンの基礎がだいたいわかって、次は急展開しそうです。
    いったん他の本を読んでお休みしようっと。

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    2025年01月07日
  • チンギス紀 一 火眼

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    チンギス紀、書店で見て読みたいと思った。北方先生の長編は三国志以来だ。
    話はテムジンの旅からスタート。うん、面白い、第2巻からの展開が楽しみ。
    と思ったら、月一刊行の全17巻とな。長い付き合いになりそうです

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    2025年01月07日
  • 三国志 十の巻 帝座の星(新装版)

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    ネタバレ

    関羽の仇を討つ。
    劉備と張飛の気持ちは同じはずだ。
    国のことより個人的な敵討ちかよ、っていろんな三国志を読むたびに思いましたが、今回の三国志ほど「国より個人が優先」する漢(おとこ)としての意志に納得させられたものはありませんでした。
    それなのに、張飛ったらさ。

    最初の頃の張飛はとにかく乱暴で、ついてこられない歩兵はあっさりと調練の場で打ち殺していました。
    それは、張飛の性格故ではなく、劉備を「徳の人」と印象付けるための、戦略的な乱暴者。
    でも、それを恨む者は当然いて、張飛の隙をついて裏切り、惨殺…という流れなら納得できた。
    当初の張飛のままだったらそうだったはず。

    けれど張飛には、思いもよ

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    2024年12月31日
  • チンギス紀 三 虹暈

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    リズムが心地よく、読んでいる間ずっと、想像の世界において騎乗で草原を疾駆しているかのようなスピード感で、場面が移っていくような感覚を味わう。

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    2024年12月22日
  • 三国志 九の巻 軍市の星(新装版)

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    ネタバレ

    ストーリーはわかっているので、この先にスッキリと満足がいくような展開にはならないことも知っていた。
    でも、もう少し手に汗を握らせてほしかった。

    赤壁以降の曹操軍の停滞、呉も蜀も決定力がなくて、天下三分の計というよりも、三つ巴の膠着状態。
    この間に水面下でいろいろ動いていることを、もう少し熱く語ってほしかったのだけど…。

    例えば馬超の危機を救った張衛の顔を立てるため、馬超が劉備のもとに赴いた件。
    一時的に劉備のもとで戦うことはあっても、劉備の旗下には入らないと決めていた馬超が、劉備の使者である簡雍(かんよう)と酒を酌み交わした後、劉備のもとで死ぬまで戦うと決めた。
    以前なら、その際二人がどの

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    2024年12月18日
  • チンギス紀 二 鳴動

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    「タルグダイもトドエン・ギルテも十戸の遊牧民を抱えているぐらいでちょうど良かった。それが何千戸、何万戸だ。俺は、やつらの覇権は認めないぞ、テムジン。モンゴル族は、ひとつになるべきだろう。でなければ、メルキトにもタタルにも勝てない」
    「俺はいま、タイチウトを見ているしかないのだよ」
    「俺も、西のメルキトを見ているしかない。つまらない話だよな」
    メルキト族も、ケレイト王国も強大で、西のナイマン王国は、もっと強大なのだという。さらにその西に西遼があり、この国は金国と比肩しうるかもしれない。
    「俺たちは、どういう時代に生まれたのだろうな、テムジン。ただの草原なのに、いくつにも分かれ、まるで戦を好んでい

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    2024年12月16日
  • 三国志 八の巻 水府の星(新装版)

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    ネタバレ

    赤壁が終わり、気の抜けた感がぬぐえない。
    おかしいな。
    本来ならまだ天下の情勢は定まっていないのに、なんでこんなに「終わった」感が強いのだろう。

    病を抱えたまま周瑜は、孫権のために益州を奪取すべく準備をする。
    が、病の周瑜、看病する幽のやり取りが煩雑で、テンポが悪い。
    赤壁で大敗した曹操は、内政を充実させながらも虎視眈々と勢力拡大を狙う。
    が、頭痛がはなはだしい曹操、手当てするえん京のやり取りが煩雑で、テンポが悪い。
    膠着状態の間延々と続けられる一人語り、または部下に対してかます薫陶など、はっきり言って鬱陶しい。
    そういうのは行動で示し、行間から読者が読み取るものだ。

    さんざん大物感を煽っ

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    2024年12月04日
  • 水滸伝 六 風塵の章

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    新たな仲間が増え強さ?が増した様に見えるけど、青蓮寺が…
    やはり終わり方が次の巻を早く読めと言わんばかりに良い感じで終わるんよな。

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    2024年11月29日
  • 【新装版】傷痕 老犬シリーズI

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    13歳の戦争孤児が徒党を組み、終戦直後の東京を生き延びる話。混沌の時代であり、食べることにおいて大人も子供も関係なく皆必死だった。奪い、騙し、騙されが日常となっており、大人を信じるといった概念そのものが無い時代だった。ハッピーエンドがいかにフィクションなのか、そして非人道的な出来事が毎日のように行われており、平和であること自体の価値を再認識させられた。

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    2024年11月23日
  • チンギス紀 一 火眼

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    6年待った。
    長かった。その間に北方謙三著書レビューは書けないでいた。それでも、著者登録数は51冊でベストワンを保っていた。ただ、マイ本棚には何かが足りない、とずっと感じていた。今年、ベストワンの座を宮部みゆきに譲った。それも多分一瞬だ。これからは、約1年半、毎月文庫本が発刊される。また北方謙三レビューが、マイ本棚を賑わすことになる。

    「なあ、ボォルチュ。俺は、自分が死ぬだろうと思っていたが、まだ生きている。天が生きよと言っているのだ。人は、死ぬ時は死ぬ。天が死ねというからだ。天の声は、聞こえはしないが、躰が感じる。いま、俺はなにも感じていない。だから、心配するな」
    「テムジン様」
    「俺がま

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    2024年11月17日
  • チンギス紀 一 火眼

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    石酪が美味しそうだったけど、北方謙三の創作だったのか。
    男っぽい話。強く凛々しい男に付き従いたくなる。テムジンが14歳なのがおかしい。すでに英雄すぎる。40歳でもまだ若い。
    大きな戦いや、謀略はまだない。登場人物が悩み、生活する佇まいが格好良い。

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    2024年11月09日
  • チンギス紀 一 火眼

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    待望の文庫化に我慢がきかず…大水滸伝シリーズもまだ道半ばなのに、別シリーズに手を出してしまった。北方さんの歴史小説だからというのもあるが、チンギス・カンについてよく知っているようで実はほとんど何も知らないことに今更ながら気付き、知的興味をそそられたからでもある。大草原を舞台とし、冒頭からのさすらい感がたまらない、テムジンの一代記かつモンゴル統一をめぐる群像劇。先は長いが、月一の楽しみが増えた。

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    2024年10月28日
  • 三国志 五の巻 八魁の星(新装版)

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    ネタバレ

    官渡の戦いの敗戦から始まった袁家の崩壊。
    負けても負けてもなお、袁紹のほうが曹操よりも大きな軍勢を持っていたはずなのに、員数以外にダメージが大きすぎた。
    再起を図る袁紹だったが、病に倒れ、結局回復することなく死を迎える。
    自分の中では後継者は三男と決めていたが、公にしなかったばかりに始まる兄弟同士の内紛。
    曹操はただ、黙ってみているだけでよかった。

    小競り合いはあるものの、大きく情勢が変わるような戦いのない巻だったので、多少退屈。
    その中で、張飛が結婚。
    やはり作者は呂布の次に張飛を書きたいと思っているのだな。
    関羽なんて全然影が薄いもの。

    相変わらず劉備の良さが微塵もわからんが、彼のもと

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    2024年10月27日
  • チンギス紀 一 火眼

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    全然興味はなかったけど、北方さんのはやっぱり面白い。
    名前と関係が頭に入ってこないけど、続きは読みたい。長いみたいだけど…

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    2024年10月22日
  • 岳飛伝 十三 蒼波の章

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    李俊と史進のためにあるかのような一冊。
    長い物語になりましたが、やはり“108人”の中の誰かが光ると、胸がスッとします。

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    2024年10月21日
  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    梁山泊の本隊の編成が、呼延灼、穆弘、董平、関勝の四隊編成となる。
    官軍は十万以上の兵で梁山泊への進行を開始する。呉用は、流花寨の防衛に執心するが、実は官軍の狙いは、別の場所、双頭山にあった。梁山泊は大敗し、朱仝は壮絶な戦死を迎える。
    官軍の造船所を襲撃し、成功するが、部下を守るため、孔明が戦死する。

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    2024年10月18日
  • 水滸伝 十二 炳乎の章

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    官軍により闇塩の道探索が続けられていた。ついに、盧俊義が捕縛される。過酷な尋問に耐え続ける盧俊義を燕青は、飛竜軍とともに救出に駆けつけて、王英とともに、助け出す事に成功する。
    一方、雄秀の関勝将軍は、堂々と梁山泊に入場する。

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    2024年10月17日
  • 水滸伝 十一 天地の章

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    宋江と晁蓋の対立が深刻化していく。晁蓋は宋江の意見を聞かず、遠征を繰り返していた。
    一方、官軍の史文恭は梁山泊に潜り込んで、晁蓋暗殺の機を狙っていた
    史文恭が矢を射ったとき、張青に見られる。史文恭は、張青に小指を噛みちぎられる。
    ついに晁蓋は暗殺されてしまう。

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    2024年10月16日
  • 水滸伝 十 濁流の章

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    官軍はついに切り札を切る。地方にある代州の呼延灼将軍が、一度切りの勝利ならば必ず勝てると言う。呼延灼は、韓滔、彭玘とともに、着々と進めていく。
    呼延灼は、凌振の大砲、連関馬の作戦で勝利する。しかし、その後呼延灼が闘いから抜けた後は、梁山泊が勝利する。
    闘い後、韓滔、彭玘は、李逵と武松に捕えられ、呼延灼とともに、闘いの怨念を超え、梁山泊に入る事になる。

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    2024年10月15日