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関羽に続き張飛を失った劉備は、自ら軍を率いて呉への報復戦に向かう。関羽を弔う白亜の喪章、張飛の牙旗を掲げ破竹の勢いで進む蜀軍に対して、夷陵で計略の秋を待つ呉軍・陸遜。一方、呉の臣従に対して不信感を募らせていく魏帝・曹丕。やがて呉蜀の決戦の果てに、孔明は主の遺志を継ぐことになる……。衝撃の傑作「北方版・三国志」新装版第十一巻!
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Posted by ブクログ
何冊も三国志を読んでいるから、今更「衝撃の」と煽られても、思った通りにしかストーリーは進まないんだけどね。 でも、『三国志』の一番の見せ場は赤壁の戦いであり、『三国志』っていうのは、曹操対劉備率いる蜀の面々の戦いっぷりが面白いのだと思う。 呉は…周瑜のみ。 となると、関羽も曹操も張飛もそして劉備も...続きを読むいなくなった後の三国志は、何をモチベーションとして読み進めればいいのだろう。 もう結構前から、関羽が亡くなったころから、老人の繰り言のような描写が増えてきて、しかも何度も繰り返すので、読むのが苦痛になってきている。 魏と呉は国を作ろうとする話だが、蜀に関していえば、劉備とその仲間たちが「漢王朝の復権」という建前のもと、好き勝手に戦って、負けては逃げ、勝っては仲間を増やしていただけで、国を作ろうなんて気はなかったんだな。 部下の弔い合戦に最前線で戦う帝なんてありえないもの。 やってることは結局ヤクザの抗争なみ。 そして、陸遜と同じことを考えながら、最後まで進言しなかった孔明。 そんな軍師っている? 勝つために最善を尽くさせるのが孔明の仕事じゃないのか? 直接劉備の傍にいないから、言えなかったって…。 あと2巻、頑張れ、私。
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