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『赤壁の戦い』で大勝した周瑜は、自らが唱えた〝天下二分〟に向け益州への侵攻を決意する。だが彼に取り憑いた病魔は、刻々とその身体を蝕んでいく。一方、涼州で勢力を拡大した馬超は、父と一族を殺した曹操に復讐の刃を向けようとしていた。その馬超を、謀略を巡らせ追い詰めようとする曹操。そして劉備は孔明とともに、〝天下三分〟を実現させるため動き出す。新装版・北方三国志、激動の第八巻。
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Posted by ブクログ
あぁ、、、周瑜死んじゃった、、、、 あぁ、、、、またいい男が1人いなくなった、、、、どうなっちゃうんだろうか。 いい男はみんな死んじゃうのよ。 北方謙三の本は。 孔明はガンガン攻めとるがな。 まだ、わたしのお気に入りの馬超もいるし、張飛もいるから大丈夫だけど。 馬超あたりそろそろ怪しいなぁ。...続きを読む と、思う一冊。 次で死ぬかもしらん。馬超。 ううううう、、、、、 #北方謙三 #楽しい #世界観 #三国志 #あぁ #もうさ #一瞬誰かわかんない時ある #人いっぱい出てくる #登場人物多い #似た名前もおおいのよ #荀彧 #まさかの #ここで! #そういうこともあんのか #ぇーーーー
赤壁が終わり、気の抜けた感がぬぐえない。 おかしいな。 本来ならまだ天下の情勢は定まっていないのに、なんでこんなに「終わった」感が強いのだろう。 病を抱えたまま周瑜は、孫権のために益州を奪取すべく準備をする。 が、病の周瑜、看病する幽のやり取りが煩雑で、テンポが悪い。 赤壁で大敗した曹操は、内政を...続きを読む充実させながらも虎視眈々と勢力拡大を狙う。 が、頭痛がはなはだしい曹操、手当てするえん京のやり取りが煩雑で、テンポが悪い。 膠着状態の間延々と続けられる一人語り、または部下に対してかます薫陶など、はっきり言って鬱陶しい。 そういうのは行動で示し、行間から読者が読み取るものだ。 さんざん大物感を煽ってきた馬超が、一瞬で敗走する。 「諜略のようなものは嫌いだ」と言い張っていたのが伏線で、結局周囲から孤立させられ、攻めては返り討ちに会い、戻っては城を乗っ取られる体たらく。 周瑜や曹操が戦っていた時、いったい何をしていたのだ? 出番が来るまでおもちゃ箱の中で休んでいたのか。 周瑜亡き後の呉も、一瞬で舞台から退場。 まあ、もともと呉という国は傑物がいなくて、権威の象徴はいても権力については合議制で執行されていたのだから、北条泰時亡き後の鎌倉幕府のようにつまらん。 周瑜はひとりで北条三代分の役割を担っていたのだな。 荀彧死す。 これは大方の『三国志』では、曹操に自殺するよう追い詰められたという書かれ方だった気がするけど、この作品の曹操は、荀彧が暗殺されないよう、極秘に彼を警護させていた。 それを荀彧が、「監視されている」と思い、信頼感が失われたことによる絶望からの自殺となっている。 それはそれで面白い解釈と思った。 たぶん実際にはそんなことなかったと思うけど。 龐統死す。 益州を落とせずにいるうちに、孔明が合流するということで焦ったのか、敵が立て籠っている城を見に行って流れ矢にあたる。 自殺? 孔明の内政に関しては、常々良い仕事をしていると思っていたけれど、この作品では伊籍というもともと劉表に仕えていた人物が、その大本を作り上げたことになっていて、とすると孔明の手柄って今のところ、ない。 「臥竜」(孔明)も「鳳雛」(龐統)も看板倒れやね。 一般的な『三国志』のヒーローに出番がないので、作者の思想が前面に出てきちゃって萎える。
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