北方謙三のレビュー一覧
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感想
元寇の時は本当に鎌倉幕府はそんなに用意周到だったのかな?もしそうだとすると相当先見の明がある。
2巻の終わり方がびっくりだった。
あらすじ
安藤繁安を鎌倉に招集して、十三湊を経た世界観について時頼と語る。
モンケは三正面作戦を展開し、高麗を攻める。クビライは南宋討伐を命ぜられる。まずは吐蕃の攻略が鍵だと考える。
鎌倉の方は繁安が将監やタケルと会い、鎌倉と情報交換する神田灯が造船し、着々と準備を進めていた。
クビライは、大理を攻めようとしていた。高麗に攻め込んだモンゴル帝国に対して波瀬水軍は珍島を死守する構えを見せる。クビライ軍は難なく大理を落とし、カラコルムに帰還する。
繁 -
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ネタバレテムジンがついにチンギスカンの名をもらう。名実と共に草原の王となった。あの13歳の少年が数十年を経てモンゴルをまとめあげたのだ。ただ強いだけじゃない。戦略が優れていたからカンになれたわけではない。鉄の生産や交易路の整備、法の整備、人民の心を掌握する寛大な政策、反抗する民への徹底的な弾圧、飴と鞭というやつ。そのような今から見れば国家を作る基盤として当たり前なことをやったに過ぎない。というような気がする。
ジャムカと最終決戦。かつては盟友だったものが少しの違いで殺し合う的となった。カンとなった後もジャムカとの戦いは終わらなかったが遂にジャムカは討ち取られた。それも尊厳のある方法によって。
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北方謙三、地元の作家なのに初めて読んだ。
第一巻は、劉備・関羽・張飛が出会うところから孫堅が死ぬところまで。
三国志は、横山光輝の漫画、NHKの人形劇、吉川英治の小説、であらすじは知っているのに、ドキドキしながら読めた。出来事よりも内面描写に字数を割いてあるので、まただいぶちがう味わいだった。
呂布が董卓から妻のことを「老いた妻」と言われてムッとするところ、それに王允が目敏く気付くところ、とか、細々した描写も面白いし、英雄と言われる主人公たちがひたすらカッコよく、かつ人間らしく、書かれているところも面白い。後者を指して「北方謙三らしい」というのかな。(他のまだ読んだことないけど)
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この巻は呼延灼との戦いの準備と本戦が中心。官軍は遂に地方軍の切り札である代州軍の双鞭呼延灼に梁山泊討伐を命じる。呼延灼の元には韓滔、彭玘がいるが特に韓滔は解珍と似たベテランの味があって魅力的なキャラクターだ。本番では呼延灼と晁蓋がぶつかるが、代州軍は連環馬という秘策を展開し、梁山泊軍は敗れる。しかし代州軍に軍監として同行していた高俅は策を弄し、呼延灼を北京大名府に送り出し、その間に自分も連環馬を出して手柄を上げようとする。さすが高俅、クズっぷりは健在だ。しかし、賽唐猊をエサに張青が徐寧を引き込んでおり、以前連環馬を見たことがある徐寧が対応策を提案し、官軍(高俅)はきっちり敗けることになる。
そ -
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読んだ本 史記 武帝 六 北方謙三 20260522
いよいよ物語は最終巻。
いつの間にか人間らしい心の交流は匈奴の中で交わされ、思い入れも匈奴の世界に移っていく。
李陵も戦の世界から、蘓武の自然との闘いに心を惹かれていき、生きるってことの本質に目覚めていくってことなのかな。
司馬遷なんかの目を通した武帝は、耄碌していってるのかと思いきやその実明晰さを失っておらず、死後の朝廷もしっかりと支配する。
なんか、史記自体も読んでみたくなりました。
こんな風に物語りを読み取ることはできないんだろうけど、この世界の続きを知りたくなりましたね。
名作です。 -
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読んだ本 史記 武帝 六 北方謙三 20260516
李陵のドラマティックな変節がやっぱり目を引くんだけど、李陵の幼馴染の蘓武こそがドラマの真の主人公になっている気がして、蘓武のターンが終わると次が待ち遠しくなってくる。
戦に出る、政治を動かすっていう世界よりも、過酷な環境を生き抜くことの方がダイナミックなのが面白い。
そして、生きるってことの本質をこの流刑された人間が歴史に華々しく名を残す英雄よりも心に刻んでくるっていうのが、この本の面白いところなんです。
しかも、それが後半になって差し込まれてくるっていう絶妙さ。
史記の原作に沿ってるのかもしれないけどさすがな感じです。 -
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前作の楊家将のラストにて潘仁美の裏切りにより壮絶なる最後を遂げることになった楊業!!!
その七人の息子達も半数以上が死んだり行方不明といった状況下にある・・・
耶律休哥に討たれたものの一命を取り留めた四郎は記憶を失い、あろう事か遼の武将となる・・・
一方で楊家の生き残りの六郎と七郎は楊家軍の再興に乗り出す・・・
宋は前作よりも一層、文官の力が強くなり、遼は軍が一新されより盛況な軍となる!
前作でストーリーと登場人物達の心情が宋の方に寄っていたが、その重心は遼の方へ傾きつつある・・・
記憶喪失の四郎と六郎率いる楊家軍はぶつかり合い新たな悲劇が生まれてしまうのか?
前作のラス -
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この巻の最大の出来事は豹子頭林冲が開封府で李富の姦計に嵌るエピソードだ。祝家荘戦を離脱し死んだはずの妻張藍を探しに開封府入りするが、水も漏らさぬ包囲をされる。まさに危機一髪の林冲だったが、索超、呂方、更に致死軍の助けを得て窮地を脱する。安道全の必死の手当を受け一命をとりとめた林冲は処罰を受けることになるが、クソ真面目な宋江は林冲を死罪にして自分も自裁すると言い出す。その辺は如何にも宋江らしいが誰もそれを望んでいないため晁蓋が馬糞の処理という罰を申し渡して一件落着。
秦明と公淑が結婚する。
呉用は将来の布石のために流花塞を作ることを決めるが、これは両刃の刃という性格を持つため後々重要なポイントと -