北方謙三のレビュー一覧
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玄翁こと胡土児は
精鋭の麾下50騎を従え西に駆けていた
思えば戦(いくさ)に憑かれた人生だった
むかし幻王という名で金国で恐れられた
梁山泊の頭領となった楊令を実父に持ち
金国の大将兀朮(うじゅ)を養父に持ち
梁山泊と金国の最後の決戦を前に
「お前を戦に出せば、俺は人間ですら無くなるのだ」と養父に言われて
泣く泣く匈奴の地を放浪した胡土児は
戦で死ぬべき場所を数十年間探していた
極限迄に強くなっても戦で勝てないことは
実父や養父の人生で教わっていた
俺はどうすればいいのか
漢はどう生きれば見事に死ねるのか
玄翁は駆けていた
タイチウト軍との決戦が
実は玄翁との決戦だと知っている
息子テムジンの -
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ネタバレねたばれ
そして楊令は、子午山へ
秦明は、公叔にプロポーズ
志に生きる男たちが居る。
志に死んでいく男たちも居る。
50才以上の人生を考える人からは、、思いもよらぬ人々が描かれている。
志に生きていくなら、どうなるか、、、、
それを考えて読むのだが、
この本の中にその結論はあるのか。
その結論は、この小説には無いのかも。
実は、
この本を読む人、読者、あなたの中にしかない。
追記
扈三娘 再登場、キターという感じで酔っ払いは興奮する
小説の良いところは、
自分の想像力のままの登場人物であることだ。
アニメテレビなどだと、他人の想像力次第だが。 -
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「テムジンは、おまえたちの兄というだけではありませんよ」
「わかっております。草原の民の兄であり、父である、と思えればいい、と俺は思っております」
「草原の、ですね」
「母上もそう思っておられますか」
「私にとっては、掌に血塊を握りしめて生まれ出でてきた、はじめから化けもののような子ですよ。どんなふうな化けものかは、テムジンの人生しだいでしょうが」(334p)
地に草原あり
地はひとつ
天もひとつ
天に祈り、天から何かを受け取る
テムジンが次第とそう感じてきている
テムジンが化けものに変わるときが近づいている。
テムジン麾下の兵力は3500人に育った。総て少数精鋭であり、数倍の兵力に対して -
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ネタバレようやっと最終巻までたどり着きました。
呂布亡き後の後半を、ワクワクすることなく、淡々と読み進めてきて思ったこと。
国を興すのは英雄でも、国を作っているのは名もなき庶民なんだな。
英雄は一代で終わるけど、名もなき庶民はずっとそこに居つづける。
作者が書きたかったのは英雄たちの戦いぶりなんだろうけれど、三国志とあらば国づくりも書かねばならない。
でも『水滸伝』の時のように、梁山泊のシステムを築き上げたようには、三国の国の姿を描けていたとは思えなかった。
特に呉は、周瑜亡き後の存在感がなさすぎる。
戦ではなくて暗殺で勝ちに行くし。
蜀こそが、国づくりにページを割けるポジションにあったと思うんだ -
Posted by ブクログ
火眼を持つテムジンは、モンゴル族キャト氏の長として力を蓄え二千人の兵士を擁していた。そんな時、敵方の傭兵として、戦人・玄翁の五十騎が現れ、2度の戦いで2度テムジンは玄翁に斬られた。不思議と生きている。長い読者の我々には、玄翁の正体は分かっているが、彼が生きる目的も、テムジンに対する想いも、今はわからない。
「殿、あれを御覧ください」
言われるまでもなく、テムジンは現れかかった時から、それを見ていた。虹である。はじめは、ぼんやり地表から立ちあがってきたが、すぐに空の中に鮮やかな弧を描いた。
なぜ、なにもない空の下、大地の上に、これほどの色が出るのか、考えたことはなかった。ただ、その虹の根も -
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ネタバレ本文よりも、カバー裏のあらすじの方がよほど熱い。
『出師の表』も、読み上げたシーンはあるものの、そして聞いていた人たちが感動で涙を流したシーンもあるけれど、肝心の孔明が想いをこめたその文章が一行たりとも出てこない。
司馬懿は特に野心家なわけではなく、副官に三国の上に立てと徐々に洗脳されていくみたいだし、孫権は…本当に存在感がない。
そして再び孔明よ。
関羽が死んだ際、自分が敵だったらこうするという考えを伝えておけば…と後悔したはずなのに、今回もまた多くを語らなかったがゆえに馬謖を誤らせた。
細かな作戦を明かさなくても、なぜここを守ることが必要であるのかを伝えておけば、馬謖が山に登ることはな -
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Posted by ブクログ
ネタバレ何冊も三国志を読んでいるから、今更「衝撃の」と煽られても、思った通りにしかストーリーは進まないんだけどね。
でも、『三国志』の一番の見せ場は赤壁の戦いであり、『三国志』っていうのは、曹操対劉備率いる蜀の面々の戦いっぷりが面白いのだと思う。
呉は…周瑜のみ。
となると、関羽も曹操も張飛もそして劉備もいなくなった後の三国志は、何をモチベーションとして読み進めればいいのだろう。
もう結構前から、関羽が亡くなったころから、老人の繰り言のような描写が増えてきて、しかも何度も繰り返すので、読むのが苦痛になってきている。
魏と呉は国を作ろうとする話だが、蜀に関していえば、劉備とその仲間たちが「漢王朝の復