北方謙三のレビュー一覧

  • 逃がれの街

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    北方謙三とであった記念碑的一冊。不意にやってくる理不尽な状況。主人公は流されるのか、自分の意思で走るのか。
    ラストまで一気に読むのだ。

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    2009年10月04日
  • 擬態

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    ハードボイルドの成立しにくい時代になったという。痩せ我慢が男の美学だった時代は終わったのか。改行毀れていく男の美学を様式美としてでなく1人の人間の切実な衝動と行動を通じて描いてみせてくれる北方氏の圧倒的な筆力が際だつ。文庫本493p。長編ではあるが一気に読ませる展開と作品世界の魅力に脱帽。

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    2009年10月04日
  • 三国志 五の巻 八魁の星(新装版)

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    北方三国志第五巻。
    曹操は河北四州を(ほぼ)制覇。
    孫権・周瑜組は着々と揚州の地盤を固め荊州を窺う。
    劉備は未だ荊州の客将のまま。
    最後のページで漸く諸葛亮孔明登場。
    但し名前だけ。
    食客徐庶が自分が去る際の置き土産として名前だけ紹介する形。

    この巻では、曹操の「乱世の奸雄」ぶりが絶好調でどんどん嫌なヤツに進化中。袁紹から寝返って鄴の街の弱点も教えるという大きな功績があった許攸を処断する場面は「えっ?」となった。

    張飛が結婚し、忠臣ぶりを発揮する場面が数多く描かれる。

    次巻が楽しみ

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    2026年10月09日
  • 絶海にあらず(上)

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    平将門の乱と同じタイミングで叛乱を起こした藤原純友の生き様を描く。おれの乏しい日本史知識の中でも特に手薄な時代の話なので、何とかしようと思ってトライしてみた。郡司って何だっけ。。。

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    2026年10月05日
  • 絶海にあらず(下)

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    最高権力を握る藤原一族の一員でありながら叛乱を起こした背景や、唐物の独占取引が藤原一族の糧道になっているという設定が面白い。

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    2026年10月05日
  • チンギス紀 十一 黙示

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    わりと長い時間をかけて11巻を読みました。
    読んでる間にモンゴルにも行き、チンギス紀を思って胸が熱くなりました。
    別の本も読んでいましたが、モンゴルにこれ程焦がれるのは、北方謙三先生のかく草原が自分を惹きつけるからだと感じます。
    チンギスの草原は広く大きくなって、
    モンゴルから帰国した私は、モンゴルだけでなく(いつかまたモンゴルにももう一度行こうと思います)、中国や他の中央アジア、中東まで行かなければと感じています。
    読んでいて、こんなに自分の頭の中で世界が広がっていく本はなかった…。
    そんなふうに思いながら、また明日、12巻を読み始めたいと思いました。

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    2026年10月02日
  • チンギス紀 六 断金

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    自然(nature)と自分を重ね合わせる描写が、心情表現に深みを与えており、好きだ。
    お気に入りの、ソロキャンパー・トクトアが引退して、キャンプに本腰を入れ始めた。安らぎのコーナーなので、これは嬉しい展開。テムジンがボオルチュの気持ちに気づかず、妹をうっかり別の男のところへ嫁に出す約束をしてホエルンにキレられるのも笑った。「肺腑を衝かれていた・・・」とちゃうねん。

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    2026年09月30日
  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    あとがきに満足!!北方謙三さんが登場人物たちを生かしてるんじゃなくて、生きている登場人物たちを描きとってる、みたいな感覚なんだなって思った。

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    2026年09月29日
  • 三国志 四の巻 列肆の星(新装版)

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    イキイキと描かれる男たち、現代社会にも通じるところがあっておもしろい。

    呂布を破った曹操、実はものすごい勝負師で無茶に思える状況でも、ここぞというときには自ら先頭に立って戦いに挑む、実戦のたたき上げ。まさにベンチャー企業の社長。
    きらりと光る中小企業の劉備軍も気になる。志を持ちながらも情勢を見ながら動いていく。
    地方の老舗企業を引き継いだ若きオーナー孫権、地元をしっかり固めて来るべきときに備える。

    三国志の形がうっすら見えてきた巻、先が楽しみ

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    2026年09月27日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    全20巻!!大作すぎる。。と思いながら、漸く重い腰を上げて積読してた1巻に着手。
    。。仲間集めしかしてないのに既に面白すぎた!
    次を読まねば!

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    2026年09月25日
  • 三国志 三の巻 玄戈の星(新装版)

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    この巻は呂布、とにかく強い。ただ猛者も大群には抗えないのか。新しい策略に直面して一変、なにか今の時代にも通じるものを感じました。赤兎との別れのシーンは泣けます、、
    袁紹も北を制圧、孫策も地盤をしっかりと固めている。曹操と劉備、この先が楽しみ。

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    2026年09月20日
  • チンギス紀 五 絶影

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    テムジン、ついに因縁の玄翁を破る。しかし最期に剣を交える中で、彼はテムジンの実父だったことがわかる。後日、側近を通じて託された吹毛剣の歴史を辿ると、玄翁は金国の王家の血筋で、梁山泊に身を置いた胡土児という人物だったことがわかる。実父の胡土児、養父のイェスゲイ、2人の伝説的な人物を父に持つテムジンが作る更なる伝説に期待。
    草原の様子はさらに加熱し、テムジン、タイチウト、ジャランダン、メルキト、ケレイト、タタル、コンギラト、そして金国の戦が頻発。テムジン陣営が仕込んできた鉄や馬といった技術力、生産量が優位性の源泉になってきた。次巻の展開に期待。
    北方謙三の筆にようやく慣れてきた気がする。自然の描写に溶けるような素朴な心情の描写が癖になる。
    黒い雲が星を喰らう、星は美味いか、と思わず語りかけそうになる。
    みたいな、夜の高揚感が詰まったフレーズなど。そしてトクトアのソロキャンプが始まると毎回安心する。

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    2026年09月08日
  • チンギス紀 十七 天地

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    初めて読んだ北方謙三作品。

    長いので中弛みはあるが、登場人物の魅力だけではなく歴史小説として急速な支配領域の拡大の背景が納得できるもので面白かった。

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    2026年09月05日
  • 森羅記 三 流星の塵

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    ネタバレ

    ハードボイルド作家・北方は登場人物に格好良い台詞を喋らせようとする~南宋攻略中に皇帝で兄でもあるモンケの死が伝わり、軍を戻そうとする将軍が多いが、フビライは攻め続け、敵将の孟宣を痛撃し、後継と目されるようになった。それを面白くないと感じる弟のアリクブケのもとに現れる勢力を叩きながら、フビライは皇帝としての地歩を固め,南宋との闘いには海の船が必要と考えはじめた。燕京に新都建設を命じられたアフマドは造船所作りを命じられる。出家して自由を得た時頼は次の執権である時宗の大陸を見たいという希望を叶えさせるため、ウラジオストクへの船に乗せる~なかなか『元寇』とはなりません。長いのオ

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    2026年08月29日
  • 岳飛伝 七 懸軍の章

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    雌伏の時。
    それにしても、北方謙三が描く恋模様にはキュンキュンする。
    宣凱、おめでとう!
    史進ナイスアシスト!呉用みたいなやつになってきたな。

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    2026年08月23日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    ネタバレ

    WOWOWドラマを観て気になったので、読み始めた。
    林冲がドラマより酷い目にあってるし宋江は女好きの設定でびっくりした。
    晁蓋はドラマよりめちゃくちゃかっこいい。
    安道全がそれまで知らなかった友情を知る場面とか、脱獄シーンとかめちゃくちゃアツい。続きが気になる。

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    2026年08月21日
  • 森羅記 三 流星の塵

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    ネタバレ

    「元寇」と歴史の上での言葉は知ってはいたが、そしてこの小説がそこへ繋がるものだと予測はしているが、鎌倉でも大陸側でも男達の戦いの歴史は一歩一歩進んでいる。

    章ごとに場面が変わる。鎌倉、モンゴル平原で。そして南宋、海上と揺さぶられ感が多くて船酔いに似た感覚が味わえる。
    登場人物が多くてページをひっくり返すことしきり…。
    まだまだ続くようですね。

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    2026年08月17日
  • チンギス紀 六 断金

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    印象的なのは生と死と継承。

    生きるとはそういうものだ、
    死ぬとはそういうものだ、というのが描かれる。

    歳月を重ね、変わり、
    引き継がれていくものもある中、
    テムジンとジャムカも変遷の渦に飲み込まれ!

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    2026年08月16日
  • 森羅記 一 狼煙の塵

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    北方謙三氏の「大水滸伝」シリーズに続く歴史大河小説の完結編?スタート! KBCのラジオ小説で「北方謙三 水滸伝」を聴いてから、その壮大なストーリー展開に魅了された。
    この完結編?は、元寇をテーマにした作品のよう。クビライ(フビライ・ハン)の大モンゴルと北条時頼の鎌倉(日本)と、二つの舞台を交互に描くという展開。本当に始まったばかりで、また15〜20巻近くを使って壮大に描くんだろうな。楽しみ!
    しかし、登場人物が多過ぎて(きっとどんどん増えて行く)、最初のページの登場人物総覧と系図に何度も戻って確認しながら読むしかない(苦笑)。

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    2026年08月11日
  • 岳飛伝 六 転遠の章

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    今回は迫力があった。起承転結の転がやっときたという感じ。
    歴史上は秦檜に謀殺されたと言われる岳飛だが、それをこういうふうにアレンジしてきたか。さらにそれを梁山泊がこう関わってきて…梁山泊ってやっぱりワクワクする。

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    2026年08月08日