血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)
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血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

770円 (税込)

3pt

闘うことでしか生きられない者たちに勝敗を決する秋が来た。楊家の男の証である「吹毛剣」を手に戦う六郎に、父楊業の魂が乗り移る。その剣に打たれたとき、遼国の名将・石幻果の記憶がにわかに蘇る。遼国に忽然と現われたこの男は、かつて宋遼戦で落馬し、記憶を失い、遼国に連れ去られた北平寨の将だった。過去を取り戻した石幻果は二つの人生を抱えてしまった運命を呪い、苦悩する。そんな石幻果に今を生きることを決意させたのは、父とも慕う耶律休哥である。一方、戦場で石幻果と出逢った六郎も、石幻果に既視感を覚える。不安を抱きつつ石幻果に近づく六郎。予感は的中した。運命に弄ばれる男たちの哀しみを描く慟哭の終章。綾なす人々の憎悪と哀しみが交錯する衝撃の結末。乱世の終わりを彩る壮絶な物語が、今静かに幕を降ろす。『水滸伝』に登場する青面獣楊志、楊令が佩く宝刀との奇しき因縁も明らかになる「北方楊家将」完結編。解説は森福都氏。

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血涙 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)
    730円 (税込)
    宋建国の英雄・楊業の死から2年。息子たちに再起の秋が訪れる。宋国と、北に位置する遼国は、燕雲十六州の支配をめぐって対立。かの地を手中に収めたい宋の帝は、楊業の息子で楊家の長・六郎に楊家軍再興を命ずる。かつて味方の裏切りに遭い、命を落とした父への思いを胸に秘め、立ち上がる楊家の男たち。六郎は、父が魂を込めて打った「吹毛剣」を佩き、戦場へ向かう。対するのは強権の女王・蕭太后率いる遼国の名将・石幻果。天稟の才を持つこの男は蕭太后の娘婿で、「吸葉剣」という名剣を佩いていた。その石幻果が父とも慕うのが、「白き狼」と怖れられる遼国一の猛将・耶律休哥。楊業を斃した男である。戦場で見えた六郎と石幻果。剣を交えた瞬間、天を呪いたくなるような悲劇が幕を開ける。軍閥・楊一族を描いて第38回吉川英治文学賞に輝いた『楊家将』の続編でありながら新展開。『水滸伝』『楊令伝』に登場する宝刀「吹毛剣」の前史がここにある。
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)
    770円 (税込)
    闘うことでしか生きられない者たちに勝敗を決する秋が来た。楊家の男の証である「吹毛剣」を手に戦う六郎に、父楊業の魂が乗り移る。その剣に打たれたとき、遼国の名将・石幻果の記憶がにわかに蘇る。遼国に忽然と現われたこの男は、かつて宋遼戦で落馬し、記憶を失い、遼国に連れ去られた北平寨の将だった。過去を取り戻した石幻果は二つの人生を抱えてしまった運命を呪い、苦悩する。そんな石幻果に今を生きることを決意させたのは、父とも慕う耶律休哥である。一方、戦場で石幻果と出逢った六郎も、石幻果に既視感を覚える。不安を抱きつつ石幻果に近づく六郎。予感は的中した。運命に弄ばれる男たちの哀しみを描く慟哭の終章。綾なす人々の憎悪と哀しみが交錯する衝撃の結末。乱世の終わりを彩る壮絶な物語が、今静かに幕を降ろす。『水滸伝』に登場する青面獣楊志、楊令が佩く宝刀との奇しき因縁も明らかになる「北方楊家将」完結編。解説は森福都氏。

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血涙(下) 新楊家将(ようかしょう) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    血涙というタイトルの意味がわかってきた時、読み進めるのを躊躇った。楊家の男たちの熱い生き様、死に様、楊業に劣らぬ耶律休哥。
    宋という国の腐ったところが見え、水滸伝への繋がりを感じざるを得ない。その後、吹毛剣がどうやって楊志へ渡ったのかも知りたいところ。

    0
    2024年06月28日

    Posted by ブクログ

    吸毛剣の出自を辿る長い旅をしたような感覚に。チンギス記をリアルタイムで読んでいるので、特にそう思う。また、チンギス記がいっそう楽しくなった。

    0
    2021年09月02日

    Posted by ブクログ

    削ぎ落としたコトバで語られてきた楊令伝。この血涙も栄と遼と楊家との戦。血って。人って。個性って。国って。

    0
    2018年01月21日

    Posted by ブクログ

    なんという結末。楊業の死後、目まぐるしく変わっていく情勢。結局楊家軍は宋にとって、なんのための軍だったんだろうか。
    様々な複雑な想い…
    新楊家将ここに完結。

    0
    2015年10月09日

    Posted by ブクログ

    宋と遼の戦いがいよいよ決大詰め。
    耶律休哥軍と楊家軍、そして石幻果と六郎の血の涙を流す戦いが決着する。
    最後の六郎と石幻果が剣を交えるシーンは、圧巻で切なくて壮絶で感動的です。まさに熱い心と涙なしでは読めないシーンだと思いました。

    太后視点のエピローグも、ああ終わったんだ…という感じがすごく出てい

    0
    2014年11月11日

    Posted by ブクログ

    北方シリーズ2冊目。どうでもいいんですけど、「北方○○」ってあると、どうしても「ほっぽう○○」と読んでしまう悪い癖。

    さて、初北方だった楊家将からの続編。その間北方は読まず。いやー漢ですねー。かっこいー(^^)いやに見えてしまうのは宋軍のほかの将くらいw
    運命というのか、なんというのか、楊家の兄弟

    0
    2014年08月02日

    Posted by ブクログ

    後半、俄然面白くなってきた。

    記憶を取り戻した石幻果。それでも過去を捨て、石幻果として生きることを決意する。

    対する楊六郎率いる楊家軍。
    なぜに「血涙」なのかが今分かる!

    0
    2012年03月03日

    Posted by ブクログ

    上で今までの敵の中で生きると決めた楊四郎、その後の兄弟達の苦悩や敵であった人たちが新生、自分の父母という記憶が戻っても決意して生きて行くその生きざまがすごい。兄弟達もそれぞれすごいと思ったがう~ん。暫くぶりに読みふけった作品でした。

    0
    2012年02月18日

    Posted by ブクログ

    楊家将・血涙 全4巻の最終章。
    宗にとっての楊家軍の立ち位置の変遷をみていると、国の繁栄に対して、政治と軍との距離感というか関係性を考えさせられる。ここでは楊家に感情移入してしまっていたので、虚しさを感じてしまったが…
    石幻果は自分自身と決着をつけながら、かつては孤高の白い狼だった耶律休哥と親子以上

    0
    2011年06月14日

    Posted by ブクログ

    読み終わった!!
    何だろこの高揚感!そして、宋と云う国に対して湧き上がる苛立ちは!
    いや、もう国家ってこんなもんかと割り切るしかないのかなー。
    楊業の無念さや六郎の絶望に心が痛みます。
    素晴らしかった!!

    0
    2010年12月12日

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