北方謙三のレビュー一覧
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参加しているSNS「やっぱり本を読む人々。」の100冊文庫企画にエントリーし、紹介文を書くために再読しました。下に前回が3回目の再読だとありますので、今回は4度目と言うことで。。
流石にストーリーはほぼ完全に覚えています。そして新鮮さは随分薄れています。それでも話の中にのめりこんで行けます。やはりこの作品は私に良く合った作品なのだと思います。
小説の最後に主人公が後醍醐天皇に対し諌奏文を送るシーンがありますが、今回改めて調べたらこれは史実なんですね。そしてその内容も小説の通り。若干21歳でそのようなことが出来た事から見て、実際の北畠顕家は本当に傑出した人間だったようです。
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相楽総三、それに絶妙に絡んでくる博徒清水の次郎長を中心に土方歳三、坂本竜馬、、勝海舟、西郷隆盛等々の幕末の英傑豪傑が勢ぞろいです。相楽総三を軸とした作品は見たこと無かったのですごく面白かった。
佐幕派倒幕派、もしくは中立派関係なく皆とても魅力的な描かれ方で、特に後半に進むにつれての相楽に対するそれぞれの思いが、それは友情であったり羨望であったり憐憫の情であったりするんだけど、とても熱くて爽快でもありました。
この時代志半ばで絶える者こそ大半で相楽だけが特別というわけではないのだけど、伊牟田、相楽の最期のシーンはこっちまで悔しくなる程切なかった。まさに草莽だ。
主軸が相楽である以上仕方ない -
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武文・・・・・・・ッ!!
口を覆って涙が零れそうじゃーーー。
そんな始まりではないのですが、まず、胸を突かれるのが、柏武文と言う雄雄しくも死んだ武士でした・・・
時代は南北朝。主人公は小四郎。上松浦党の後継者として育てられたけれど、時を待って「波王」となり独立した水軍を作り上げ日本を守るため、元と戦う――んですが!!
海です。
秋野の苦手な海です〜〜〜
戦いのシーンは海戦が主。苦手なはずなのに、文字を追うだけで頭の中に映像が広がる・・・!
北方さんのハードボイルドは、基本的に一人称だ。以前何かで読んだけれど、「バードボイルドは一人称でなければ一人前じゃない」なのだとか。
それは深く頷けるほど、 -
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北方謙三、地元の作家なのに初めて読んだ。
第一巻は、劉備・関羽・張飛が出会うところから孫堅が死ぬところまで。
三国志は、横山光輝の漫画、NHKの人形劇、吉川英治の小説、であらすじは知っているのに、ドキドキしながら読めた。出来事よりも内面描写に字数を割いてあるので、まただいぶちがう味わいだった。
呂布が董卓から妻のことを「老いた妻」と言われてムッとするところ、それに王允が目敏く気付くところ、とか、細々した描写も面白いし、英雄と言われる主人公たちがひたすらカッコよく、かつ人間らしく、書かれているところも面白い。後者を指して「北方謙三らしい」というのかな。(他のまだ読んだことないけど)
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この巻は呼延灼との戦いの準備と本戦が中心。官軍は遂に地方軍の切り札である代州軍の双鞭呼延灼に梁山泊討伐を命じる。呼延灼の元には韓滔、彭玘がいるが特に韓滔は解珍と似たベテランの味があって魅力的なキャラクターだ。本番では呼延灼と晁蓋がぶつかるが、代州軍は連環馬という秘策を展開し、梁山泊軍は敗れる。しかし代州軍に軍監として同行していた高俅は策を弄し、呼延灼を北京大名府に送り出し、その間に自分も連環馬を出して手柄を上げようとする。さすが高俅、クズっぷりは健在だ。しかし、賽唐猊をエサに張青が徐寧を引き込んでおり、以前連環馬を見たことがある徐寧が対応策を提案し、官軍(高俅)はきっちり敗けることになる。
そ -
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読んだ本 史記 武帝 六 北方謙三 20260522
いよいよ物語は最終巻。
いつの間にか人間らしい心の交流は匈奴の中で交わされ、思い入れも匈奴の世界に移っていく。
李陵も戦の世界から、蘓武の自然との闘いに心を惹かれていき、生きるってことの本質に目覚めていくってことなのかな。
司馬遷なんかの目を通した武帝は、耄碌していってるのかと思いきやその実明晰さを失っておらず、死後の朝廷もしっかりと支配する。
なんか、史記自体も読んでみたくなりました。
こんな風に物語りを読み取ることはできないんだろうけど、この世界の続きを知りたくなりましたね。
名作です。