北方謙三のレビュー一覧
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北方謙三『二人だけの勲章』ハルキ文庫。
再読となる。北方謙三の初期ハードボイルド小説が5ヶ月連続で再刊されている。第1弾は『友よ、静かに瞑れ』、第2弾が『過去 リメンバー』、第3弾が『黒いドレスの女』、そして第4弾が本作『二人だけの勲章』で、第5弾は『逆光の女』ということで月1冊の刊行予定になっている。
1986年刊行ハードボイルド小説。自分を取り戻すために闘う男たちの姿を描かれるのだが、北方謙三のハードボイルド小説の中では最も過激ではないだろうか。
終盤までの展開は非常に面白いのだが、結末を端折り過ぎたようで、消化不良だった。大杉良二は復讐を果たし、自分を取り戻したのか。宮古島で刺され -
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テムジンは、立ち上がった。
座が、しんとした。全員の顔を、ゆっくりと見渡した。
(略)
「モンゴル族も、もうない。草原の民だ。かつてタタル族がいたが、それもない。草原の民だ。ケレイト王国があったが、もうない。草原の民だ。このテムジンの下にいるかぎり、すべて草原の民で、なんの違いもない。モンゴル国という名は、俺がそこの出身だから、ついただけのことだ。やがて、あたり前のことになるが、いまはおまえたちが、それを心せよ」
テムジンは、もう一度、ゆっくりと全員を見渡した。
「新しいことが、はじまる。俺は今日、チンギスという名になった」(143p)
オノン河の辺りの大会議で、テムジンは「チンギス・カン -
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チンギス・カンの物語だった
最終巻にして、ようやくそこにたどり着いた
いやいや『チンギス紀』言うてるやん?
うーん、そういうんじゃないんよな
当時の世界人口の半分以上を統治下に収めたといわれるモンゴル帝国
その礎を築いたチンギス・カン
果たして彼は何を考え、何を想い、何を見ていたのか?
世界人口の半分以上ですよ?
それこそ地球46億年の歴史の中で唯一無二の存在ですよ
そんな人物が何を考えていたか?
答えは簡単「分かるわけねーじゃん!」だ
それでも北方謙三アニキは、その答えを全十七巻で描ききった
本当に、作家というのは、なんと傲慢な生き物なのだろう
「お前に何が分かる!」を恐れず
むしろ -
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ネタバレネタバレというか、備忘録、自分の為だけなので
読まないでもらって可
宋清、楽和、穆弘死す。
相手の宿元景も朱武を倒すが、花栄が矢で射る、しかし花栄を守って欧鵬死す、
扈三娘 と王英が結婚
「結婚して子をなす。。。人はどうやって何代も何代も続き、その最後のところに自分がいる。子をなすということは、さらに血脈の最後の者を、新しく作るということだ。親や子としての情愛を除けばそれだけのことだろう。」
高俅
「人はなんによって生きる。志があれば飢えないのか。富があり、地位があり、名誉がある。これは、人の本能が求めるものだ。志は頭が求めるものであろう」 -
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いやいやいやいや
アニキよ
北方謙三アニキよ
大軍同士がぶつかって、決着が着いたらクライマックス!とか、そういうことじゃないよね?
まさかね
まさか北方謙三アニキともあろうお方が、そんなわけないよね
いや、面白いのよ!
ものすごい面白いの
わーわー言うてますけど、大軍がぶつかってモンゴル軍が見事に勝利!
十分面白いのよ
だけど、こんなもんじゃないやん!という自分がいる
やっぱね、長過ぎたわ
『水滸伝』から数えて六十七巻目だもの
そりゃダレるわ
ダレてこのレベルって、ものすごいことなんだけど
『水滸伝』と絡ませないほうが良かった気もしてきたよ
さぁ、いよいよ次は最終巻
もうひと山ある -
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岳飛と秦容が動き出す!
秦容が人事を一生懸命にやってます!
小梁山も安泰です!
そして、秦容に嬉しいお知らせがありました!
李俊を筆頭とする水軍の老兵達は韓世忠撃破の後は沙門島奪回に乗り出す!
老兵達は死ぬ事ばかりが頭の中にあるのだが・・・
李俊が遂にある決断をします!!!
自己顕示欲の強い海陵王が子午山を攻めます!
ブチギレル梁山泊は最高戦力の史進率いる赤騎兵を投入!!!
経験値少なく自己肯定感強めの皇帝の運命やいかに!!!!
西遼では顧大嫂が引退を宣言する!
引退までのタイムリミットまで配下のリーダー達に試練を科す!
金国が南宋に攻め入る!
今迄その実力がベールに包まれてい -
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感想
漢側から見ると黄金時代の始まりだが、匈奴は必ず戻ってくるだろうな。しかし、霍去病の突然死はびっくり。
あらすじ
衛青が怪我をし、肩より腕を上げられなくなっていた。帝は霍去病に西域の匈奴への侵攻を命じる。
霍去病は、1年で西域を併呑すると帝に豪語する。最初の戦では、匈奴の王に勝利を収めるも、トトの軍の伏兵に襲われて、急死に一生をえる。
霍去病はすぐに出兵し、西域を北側と分断する居延を抑える大勝利を遂げる。その後、衛青と霍去病が匈奴へ攻め入り、イチサを完膚なきまでに叩き、北へ閉じ込める。李広は活躍の場が得られず自裁する。
衛青と霍去病は大司馬となるが、霍去病は24歳の若さで突然死す -
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宿敵、玄翁との決戦から始まり、テムジンの出生の秘密、受け継がれる剣と、序盤の集大成的な物語が過去作とも交わり展開する、シリーズ6作目。
相変わらず、トクトアと狼の雪山サバイバル生活に、殿への愛が大きすぎるボオルチュ(今回は、殿の排泄物まで愛しています)のエピソードなどが盛り込まれており、新旧大勢のキャラが躍動します。
あと、肉を焼いたり煮たり石酪を口に入れたり。
少しずつ代替りが起き始め、金国との関わりなど、
部族同士の争いから次なる展開へと移っていき、今後の展開が気になるところ。
水滸伝や楊令伝からチンギス紀まで世界が続いていたと知り、過去作にも俄然興味が湧いた1作でした。チンギスの旅 -
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本巻で遂に、秦容と岳飛の軍が動き出す!
南の方で街を作っていた二人だが、北伐の準備が整い、手始めに南宋の南の拠点を守る辛晃軍五万に戦いを挑む!
更に、李俊は自分の老いに負い目を感じており、死場所を探している。梁山泊の宿敵で、先の水軍決戦の責を負い左遷させられた韓世忠を打つ為李俊が動き出す!
李俊の本気、久々に見れます!
胡土児の下に梁山泊の重鎮が訪れる!
楊令の事に触れるのか?
燕青に依頼が舞い込む!
年をとっても浪士燕青!
梁山泊が結成された頃は宋が腐敗に満ちていた、しかし今は宋は秦檜が極力、腐敗を減らし、新たな産業を生み出す事に力を入れている。金国も兵役を受ける者の税は軽くし、 -
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「間に合わぬな」
「えっ」
「わしは、もう死ぬ。それが、はっきりとわかる。仕方がないな。赤牛の時から、殿をずっと見てきた。これ以上見たいというのは、傲慢であるか。いや違うな、贅沢というやつだ。分を過ぎた人生だった。だから死ぬのが惜しくなってはならんのだ」
蕭源基の眼が、ダイルにむけられた。
「陰山で間違えるのではないぞ、ダイル。あそこから、新しいものがはじまる」
蕭源基の眼が、閉じられた。(353p)
⸺⸺赤牛とは、大同府にいた時の少年テムジンの名である。陰山とは、鉄鉱石の山をモンゴル族のものにするための作戦である。
人はいつか死ぬ。
敵として戦い亡くなる場合もあれば、天寿を全うし亡くなる場 -
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北方謙三『黒いドレスの女』ハルキ文庫。
再読となる。北方謙三の初期ハードボイルド小説が5ヶ月連続で再刊されている。第1弾は『友よ、静かに瞑れ』、第2弾が『過去 リメンバー』、そして第3弾が本作『黒いドレスの女』となる。
第4弾は『二人だけの勲章』で、第5弾は『逆光の女』ということで月1冊の刊行予定になっている。
本作『黒いドレスの女』は角川映画の全盛期を過ぎた末期の辺りに原田知世主演で映画化されている。
読み返してみれば、こちらが恥ずかしくなる程の『男の生き様』を前面に押し出しているようなハードボイルド小説であった。昔はこういうハードボイルド小説にかなり信教していたのだが。
今読んで -
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感想
淡々と語る筆者の書は辞められない。また、登場人物は多いが一人一人キャラが立っている。
長い物語が始まる。
あらすじ
衛青は、奴僕の地位から姉が武帝劉徹に寵愛を受けたことにより、将として取り立てられる。劉徹は負け続けていた匈奴を倒すべく、衛青に新しい匈奴を打ち破る兵を作るように命ずる。
武帝は時間をかけて皇太后などの遠戚から力を奪ってきた。自身が登用した商人の子の桑弘羊を重用していた。武帝は、6年前から匈奴討伐に向けて張騫を月氏に派遣していた。匈奴に囚われていた張騫もいよいよ月氏に向けて未知なる西方へ進発する。
衛青はいよいよ帝より兵1万を率いて他の将軍と一緒に匈奴へ攻め入ること