北方謙三のレビュー一覧
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前作の楊家将のラストにて潘仁美の裏切りにより壮絶なる最後を遂げることになった楊業!!!
その七人の息子達も半数以上が死んだり行方不明といった状況下にある・・・
耶律休哥に討たれたものの一命を取り留めた四郎は記憶を失い、あろう事か遼の武将となる・・・
一方で楊家の生き残りの六郎と七郎は楊家軍の再興に乗り出す・・・
宋は前作よりも一層、文官の力が強くなり、遼は軍が一新されより盛況な軍となる!
前作でストーリーと登場人物達の心情が宋の方に寄っていたが、その重心は遼の方へ傾きつつある・・・
記憶喪失の四郎と六郎率いる楊家軍はぶつかり合い新たな悲劇が生まれてしまうのか?
前作のラス -
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この巻の最大の出来事は豹子頭林冲が開封府で李富の姦計に嵌るエピソードだ。祝家荘戦を離脱し死んだはずの妻張藍を探しに開封府入りするが、水も漏らさぬ包囲をされる。まさに危機一髪の林冲だったが、索超、呂方、更に致死軍の助けを得て窮地を脱する。安道全の必死の手当を受け一命をとりとめた林冲は処罰を受けることになるが、クソ真面目な宋江は林冲を死罪にして自分も自裁すると言い出す。その辺は如何にも宋江らしいが誰もそれを望んでいないため晁蓋が馬糞の処理という罰を申し渡して一件落着。
秦明と公淑が結婚する。
呉用は将来の布石のために流花塞を作ることを決めるが、これは両刃の刃という性格を持つため後々重要なポイントと -
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この巻は祝家荘戦の章。梁山泊、青蓮寺ともにXデーに向けた準備を進める。中でも解珍・解宝親子の働きは大きく、特に解珍はその後の梁山泊でも味のあるベテラン将校としての存在感を出す重要なキャラクターだ。読者は必ず解珍のタレを一度でいいから味わってみたいと思うはず。林冲は扈三娘を打ち倒し捕える。扈三娘も梁山泊に華やかな色を添える重要なキャラクターだ。更に李家荘の李応も梁山泊軍に協力する。これもその後重要な一軍の将になる重要人物だ。他にも孫立や楽和なども加わる。祝家荘戦ではこうした重要人物が梁山泊に加入するのと併せて、激しい戦いで童威、宋万、杜遷、焦挺、鄭天寿といった多くの将校が死ぬ。また青蓮寺の闇の部
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読んだ本 史記 武帝紀 二 北方謙三 20260423
読むほどに面白くなっていく度合いってのがすごい。
誰にも感情移入せずに描かれてるように思えるのに、主人公の衛青はじめ霍去病(かくきょへいでちゃんと変換が出てくる)や武帝劉徹はともかく匈奴の単于なんかもすごく魅力的で、戦の才能に恵まれていることがしっかりと伝わってくる。
それでいて、やんわりと人間関係のまずさがあるんだけど、昨今のぎすぎすした感じはなくてちょうどいい。
なんだかんだ言って、どこかで認め合ってるってのが男の小説って感じです。
しかも敵味方でもどこかでリスペクトがあるんだな。
これは一気に読んでしまう予感がします。 -
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太原府の山中に立て籠った宋江一行に大群が押し寄せ包囲する。本来ならわずかな人数で対抗できるものではないが、ここで陶宗旺の石積み能力が発揮され長時間の立て籠もりが可能になった。
双頭山、飛竜軍、林冲が最初に救援に駆け付け宋江一行は脱出するが、その殿となった'挿翅虎'雷横が宋江の身代わりとなって戦死する。
少華山の史進、朱武らは青蓮寺が偽装した了義山を討ち、梁山泊に入る。その戦闘で軍師役を務めた'短命二郎'阮小五が戦死する。
魯達は雄州へ行き、関勝、郝思文と語り、後の梁山泊入りの布石を敷く。
楊志暗殺に馬桂が関与していると見抜いた時遷が殺される。 -
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「それで、虹の根もとは見えたのですか?」
あそこが虹の根もとだ、とソルタホーンに言ったらしい。そして駈けようとした時、眼を醒ました。
「虹に、根もとなどがあると思うのか」
「人の、思いの中だけのものですか」ソルタホーンが、大きく溜息をついた。
「俺たちは、殿の虹の根もとを、捜し続けてきたのですよ」(93p)
とうとう最後まで、チンギスは虹の根元を見ることはできなかった。チンギスの分身とも言っていいソルタホーンだから口ごたえできたのだろう。何しろソルターホンたちは命を差し出してこの苦しい戦いを伴走してきたのだから。
最終巻。
ホラズム国との戦いを終えて、国づくりの巻になるだろう、という私の予