史記 武帝紀(三)

歴史・時代 17位

  • 完結

史記 武帝紀(三)

660円 (税込)

3pt

中国・前漢の時代。武帝・劉徹の下、奴僕同然の身から大将軍へと昇りつめた衛青の活躍により、漢軍は河南の地に跋扈する匈奴を放逐する。さらに、その甥にあたる若き霍去病の猛攻で、匈奴に壊滅的な打撃を与えるのだった。一方、虎視眈々と反攻の期を待つ、匈奴の武将・頭屠。漢飛将軍と称えられながら、悲運に抗いきれぬ李広。英傑去りしとき、新たなる武才の輝きが増す――。北方版『史記』、風雲の第三巻。(解説・西上心太)

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史記 武帝紀 のシリーズ作品

全7巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~7件目 / 7件
  • 史記 武帝紀(一)
    完結
    660円 (税込)
    匈奴の侵攻に脅かされた前漢の時代。武帝劉徹の寵愛を受ける衛子夫の弟・衛青は、大長公主(先帝の姉)の嫉妬により、屋敷に拉致され、拷問を受けていた。脱出の機会を窺っていた衛青は、仲間の助けを得て、巧みな作戦で八十人の兵をかわし、その場を切り抜けるのだった。後日、屋敷からの脱出を帝に認められた衛青は、軍人として生きる道を与えられる。奴僕として生きてきた男に訪れた千載一遇の機会。匈奴との熾烈な戦いを宿命づけられた男は、時代に新たな風を起こす。北方版『史記』、待望の文庫化。(解説・鶴間和幸)
  • 史記 武帝紀(二)
    完結
    660円 (税込)
    中国前漢の時代。若き武帝・劉徹は、匈奴の脅威に対し、侵攻することで活路を見出そうとしていた。戦果を挙げ、その武才を揮う衛青は、騎馬隊を率いて匈奴を打ち破り、念願の河南を奪還することに成功する。一方、劉徹の命で西域を旅する張騫は、匈奴の地で囚われの身になっていた――。若き眼差しで国を旅する司馬遷。そして、類希なる武才で頭角を現わす霍去病。激動の時代が今、動きはじめる。北方版『史記』、待望の第二巻。(解説・細谷正充)
  • 史記 武帝紀(三)
    完結
    660円 (税込)
    中国・前漢の時代。武帝・劉徹の下、奴僕同然の身から大将軍へと昇りつめた衛青の活躍により、漢軍は河南の地に跋扈する匈奴を放逐する。さらに、その甥にあたる若き霍去病の猛攻で、匈奴に壊滅的な打撃を与えるのだった。一方、虎視眈々と反攻の期を待つ、匈奴の武将・頭屠。漢飛将軍と称えられながら、悲運に抗いきれぬ李広。英傑去りしとき、新たなる武才の輝きが増す――。北方版『史記』、風雲の第三巻。(解説・西上心太)
  • 史記 武帝紀(四)
    完結
    660円 (税込)
    前漢の中国。匈奴より河南を奪還し、さらに西域へ勢力を伸ばそうと目論む武帝・劉徹は、その矢先に霍去病を病で失う。喪失感から、心に闇を抱える劉徹。一方、そんな天子の下、若き才が芽吹く。泰山封禅に参列できず憤死した父の遺志を継ぐ司馬遷。名将・李広の孫にして、大将軍の衛青がその才を認めるほどの逞しい成長を見せる李陵。そして、李陵の友・蘇武は文官となり、劉徹より賜りし短剣を胸に匈奴へ向かう――。北方版『史記』、激動の第四巻。(解説・池上冬樹)
  • 史記 武帝紀(五)
    完結
    660円 (税込)
    前漢の中国。大きな戦果をあげてきた大将軍・衛青を喪った漢軍は、新たな巣于の下で勢いに乗る匈奴に反攻を許す。今や匈奴軍の要となった頭屠の活躍により、漢の主力部隊である李広利軍三万はあえなく潰走した。一方、わずか五千の歩兵を率いて匈奴の精鋭部隊が待つ地に向かい、善戦する李陵。匈奴の地で囚われの身となり、独り北辺の地に生きる蘇武。そして司馬遷は、悲憤を越え、時代に流されようとする運命を冷徹な筆でつづり続ける――。北方版『史記』、慟哭の第五巻。(解説・吉野仁)
  • 史記 武帝紀(六)
    完結
    660円 (税込)
    前漢の中国。武帝・劉徹の下、匈奴との激しい戦いが繰り返され、無謀とも思える戦の末に力尽き降伏した李陵は、軍人として匈奴で生きることを誓う。一方、匈奴で囚われの身となり北の地に流された蘇武は、狼とともに極寒を生き抜き、自らの生きる理由を問うのだった。彼らの故国では、忍び寄る老いへの不安を募らせる劉徹の姿を、司馬遷が冷徹に記す。そして、匈奴の最精鋭兵を指揮する頭屠が漢軍を追い込むなか、李陵と蘇武は、宿星が導きし再会を果たす。北方版『史記』、佳境の第六巻。(解説・末國善己)
  • 史記 武帝紀(七)
    完結
    660円 (税込)
    前漢の中国。老いを自覚する武帝・劉徹は、漠然とした不安を抱いていた。宮中に蔓延る巫蠱の噂。その嫌疑をかけられた皇太子は、謀反の末、自死を遂げる。国内の混乱をよそに、匈奴との最後の戦いが迫っていた。敗北を続ける将軍・李広利は、その命を賭け、敵将の首を執拗に狙う。一方、匈奴に降り右校王となった李陵は、故国への想いを断ち切るかのように最後の戦に向かう。亡き父の遺志を継ぎ、『太史公書』を書き上げる司馬遷。そして極寒の地に生きる蘇武は、友と永遠の絆を紡ぐ――。北方版『史記 武帝紀』、感涙の完結。(巻末エッセイ・小松弘明)

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史記 武帝紀(三) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    幼き李陵が登場、李広のプライベートが垣間見れる十一章から匈奴の単于が交代する十五章まで。

    一人、また一人と去るものもあれば、新たに登場するものもいる。
    幼き李陵と蘇武が参戦してほっこり。李広はめちゃくちゃいいお爺ちゃんやし、衛青も良

    個人的に北方三国志から読んできた私が驚いたのがあの方の退場……

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    人生熱く生きたい漢にオススメ

    水滸伝、三国志とはまた違った漢達が登場する。
    心熱くなる北方謙三シリーズ

    0
    2014年01月07日

    Posted by ブクログ

    感想
    漢側から見ると黄金時代の始まりだが、匈奴は必ず戻ってくるだろうな。しかし、霍去病の突然死はびっくり。


    あらすじ
    衛青が怪我をし、肩より腕を上げられなくなっていた。帝は霍去病に西域の匈奴への侵攻を命じる。

    霍去病は、1年で西域を併呑すると帝に豪語する。最初の戦では、匈奴の王に勝利を収めるも

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    霍去病、第三巻はそれに尽きる。
    匈奴も敵ながら魅力的なキャラクターの宝庫。
    ますます盛り上がってきて、第四巻への期待も否応なく高まる。

    0
    2022年09月27日

    Posted by ブクログ

    1巻から2巻、2巻から3巻と、読み終わるまでの時間がだんだん短くなってきた。それだけ物語にのめり込み、ページをめくる手が加速しているということで。さっさと仕事終わらせて、帰りの電車の中で早く読みたい……なんて気持ちになってしまうほどに。
    1巻の感想で、「キングダムが面白くて史記に手を出したらえいせい

    0
    2019年07月06日

    Posted by ブクログ

    なんと…こうも呆気なく英雄とは死んでしまうものなのか。

    これが物語であればいくらでも描きようもあるのだけれど、
    史実に基づいているのだから仕方がない。それでもあまりにも惜しい…!

    全てを手に入れた劉徹に少しずつ見え隠れする老いの兆しや、
    衛青のもとで力を伸ばしてきた李陵と蘇武の成長など、
    時代も

    0
    2017年02月05日

    Posted by ブクログ

    漢を守り続けた将軍李広。
    ただ、帝は守りよりも攻めを大事にする人だった、それだけ。
    最後まで軍人として戦場で死にたがったのに、不遇な死を遂げてしまう。
    そういう運命だったといえばそれだけだけど、、、なんとも悲しい結末。

    組織も同じことが言える気がした。
    上に立つ人によって方針は全然違うし、評価方法

    0
    2015年01月12日

    Posted by ブクログ

    面白い。北方の三国志、水滸伝~岳飛伝のように架空の人物が出てこない(今のところ)のが興味深い。史実ではこれから残念なカンジになっていくけれど、どう描いて行くのか楽しみ。
    それにしてもこれは史記に限ったことではないけれど、拍子抜けするくらいあっさりな英雄の死。・・・・だからリアルな雰囲気が作品に漂うの

    0
    2013年09月01日

    Posted by ブクログ

    匈奴との闘いを描く。ストーリーとしては、それだけだが、それなりに楽しめる。戦闘シーンは、水滸伝や楊令伝につながるものがあり、さすがである。

    0
    2013年08月25日

    Posted by ブクログ

    2013年08月 04/44
    霍去病が、わかってはいましたが、あんなに!という展開。それがまた、ことの大きさを感じさせるのでしょうけど。
    ここからの武帝って悲しいというか、残念な方向に行くと思うのですが、それをどう描いていくかは楽しみでもあります。

    0
    2013年08月27日

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