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歴史・時代 17位
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中国前漢の時代。若き武帝・劉徹は、匈奴の脅威に対し、侵攻することで活路を見出そうとしていた。戦果を挙げ、その武才を揮う衛青は、騎馬隊を率いて匈奴を打ち破り、念願の河南を奪還することに成功する。一方、劉徹の命で西域を旅する張騫は、匈奴の地で囚われの身になっていた――。若き眼差しで国を旅する司馬遷。そして、類希なる武才で頭角を現わす霍去病。激動の時代が今、動きはじめる。北方版『史記』、待望の第二巻。(解説・細谷正充)
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Posted by ブクログ
衛青の甥、霍去病参戦。月氏国からの道程でまたも匈奴に捉えられる張騫。匈奴側では新しい王が誕生して漢VS匈奴の構図はさらに複雑になり……武帝の望みがまた一つ叶う北方版「史記」第二巻! 霍去病と桑弘羊の絡みが大好き!!→ いぶし銀の李広将軍もいいし、司馬遷ー!!司馬遷が参戦したんだが?!え?「史記」...続きを読むって司馬遷が書いたんじゃなかったっけ?本人登場するんだ!という驚き。 匈奴側はまぁまぁ怖い感じに仕上がってきたよね……まぁ、奪う側だもんなぁ。しかしまぁ、だいぶんえげつないな……時代ッ!!→ 公孫弘などのキャラが悪役らしくてとても良いよね。いるいる〜みたいな(笑) ただ、劉徹が少しずつやばーい感じを出してきていてツライ。三国志の曹操を思い出す。権力は人をダメにする……それでもたまに見せるあどけなさが良いのだがなッ(基本的に武帝推し)
霍去病が頭角を現してきましたね! おじの衛青は若いわりにどこか老成していて、 主人公としてはなかなか素顔が見えない所があったのですが、 霍去病は屈託なく笑うようなまだ18歳の青年。 戦の才は非凡なものがあるけれど、人の好き嫌いを桑弘羊に見抜かれていたり、突っ走って後悔していたり、何かと憎めない人...続きを読む物ですね(笑) そしてライバルとなる匈奴の頭屠もまた、伸びしろのある少年なので、 これから2人がどう戦っていくのか楽しみでもあり怖くもある。 ちょっとクセのある司馬遷も登場。 扱いが難しそうな青年だが霍去病とのやり取りに笑う。
人生熱く生きたい漢にオススメ 水滸伝、三国志とはまた違った漢達が登場する。 心熱くなる北方謙三シリーズ
北方謙三の中国歴史小説はいつもながら熱い。この巻では若い霍去病が活躍。霍去病ってちょっとした伝説ですね。解説の中で、北方謙三は中島敦に大きな影響を受け、「李陵」が短編であったことに対して、この長編を書き上げたとあった。僕も大好きな中島敦の「李陵」の名がこんなところで出てくるとは嬉しい限り。
感想 衛青に霍去病と時代の寵児が誕生し、漢の将来が大きく開く。 あらすじ 衛青は二度目の遠征も成功を収め、兵を増強して河南を取ろうとしていた。甥の霍去病を従者に採用する。 張騫は、漢への帰還を試みるも再び匈奴に捕えられる。衛青は河南へ侵攻し、大きな戦もなく河南の地を奪い返す。 匈奴では単于が...続きを読む死に、息子の於単と弟のイチサが、単于をかけて争い始める。 衛青は霍去病を将軍とし、再び匈奴の討伐に出る。衛青は匈奴のトトによって傷つけられるが、霍去病が匈奴に大勝する。
俄然、面白くなってきた。 敵味方問わず各々のキャラクターの描き方が見事で、生き生きと躍動、否が応でも3巻への期待が膨らむ。
全7巻のうちの2冊目ということもあり、徐々に舞台が固まって物語が動き始める様相を呈してきた。だからこそ手に汗握る盛り上がり、ってシーンはまだ多くはないけれど、引き込まれるように読み終えてしまった。 簡潔で短く、さらりと読みやすい文章なのに重厚感を感じさせられるのが、歴史小説に疎い自分でも名前は知って...続きを読むいた北方謙三先生の筆力なんだろうな、と。3巻行きます。
第二巻。 司馬遷が登場(結構偏屈です)。 そして衛青が大将軍となり、その甥の霍去病がグイグイ来ています。 匈奴側も新たな直轄軍が編成されて、有望な若者が育っている模様。 衛青が匈奴の頭屠に斬られて、霍去病に「俺を斬ったのは、おまえぐらいの若い男だったぞ」とつげる場面は、衛青自身も世代交代を感じてい...続きを読むるのかも、と切なくなりました。
一巻の段階では『ちょっと暗いかも…』という印象があったのだが、だんだん面白くなってきた。 年を重ねるごとに戦のやり方も変わるのだろうか。 霍去病や頭屠は近い世代なので、肩入れしたくなる。
勝ち続ける衛青。 物足りなくなる帝。 それでも大きな敗北を喫せずにしのぎ続ける衛青。 期待され、重圧に苦しみながらも跳ね除ける強さと、少しずつ政治を自分の思い描く通りに動かせるようになっていった帝。 静と動。 天賦の才。 運命。 自分が為すべきことを為す。 決めた男の強さ、清々しさが気持ち...続きを読むがいい。
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