史記 武帝紀(二)
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史記 武帝紀(二)

660円 (税込)

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中国前漢の時代。若き武帝・劉徹は、匈奴の脅威に対し、侵攻することで活路を見出そうとしていた。戦果を挙げ、その武才を揮う衛青は、騎馬隊を率いて匈奴を打ち破り、念願の河南を奪還することに成功する。一方、劉徹の命で西域を旅する張騫は、匈奴の地で囚われの身になっていた――。若き眼差しで国を旅する司馬遷。そして、類希なる武才で頭角を現わす霍去病。激動の時代が今、動きはじめる。北方版『史記』、待望の第二巻。(解説・細谷正充)

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史記 武帝紀 のシリーズ作品

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  • 史記 武帝紀(一)
    完結
    660円 (税込)
    匈奴の侵攻に脅かされた前漢の時代。武帝劉徹の寵愛を受ける衛子夫の弟・衛青は、大長公主(先帝の姉)の嫉妬により、屋敷に拉致され、拷問を受けていた。脱出の機会を窺っていた衛青は、仲間の助けを得て、巧みな作戦で八十人の兵をかわし、その場を切り抜けるのだった。後日、屋敷からの脱出を帝に認められた衛青は、軍人として生きる道を与えられる。奴僕として生きてきた男に訪れた千載一遇の機会。匈奴との熾烈な戦いを宿命づけられた男は、時代に新たな風を起こす。北方版『史記』、待望の文庫化。(解説・鶴間和幸)
  • 史記 武帝紀(二)
    完結
    660円 (税込)
    中国前漢の時代。若き武帝・劉徹は、匈奴の脅威に対し、侵攻することで活路を見出そうとしていた。戦果を挙げ、その武才を揮う衛青は、騎馬隊を率いて匈奴を打ち破り、念願の河南を奪還することに成功する。一方、劉徹の命で西域を旅する張騫は、匈奴の地で囚われの身になっていた――。若き眼差しで国を旅する司馬遷。そして、類希なる武才で頭角を現わす霍去病。激動の時代が今、動きはじめる。北方版『史記』、待望の第二巻。(解説・細谷正充)
  • 史記 武帝紀(三)
    完結
    660円 (税込)
    中国・前漢の時代。武帝・劉徹の下、奴僕同然の身から大将軍へと昇りつめた衛青の活躍により、漢軍は河南の地に跋扈する匈奴を放逐する。さらに、その甥にあたる若き霍去病の猛攻で、匈奴に壊滅的な打撃を与えるのだった。一方、虎視眈々と反攻の期を待つ、匈奴の武将・頭屠。漢飛将軍と称えられながら、悲運に抗いきれぬ李広。英傑去りしとき、新たなる武才の輝きが増す――。北方版『史記』、風雲の第三巻。(解説・西上心太)
  • 史記 武帝紀(四)
    完結
    660円 (税込)
    前漢の中国。匈奴より河南を奪還し、さらに西域へ勢力を伸ばそうと目論む武帝・劉徹は、その矢先に霍去病を病で失う。喪失感から、心に闇を抱える劉徹。一方、そんな天子の下、若き才が芽吹く。泰山封禅に参列できず憤死した父の遺志を継ぐ司馬遷。名将・李広の孫にして、大将軍の衛青がその才を認めるほどの逞しい成長を見せる李陵。そして、李陵の友・蘇武は文官となり、劉徹より賜りし短剣を胸に匈奴へ向かう――。北方版『史記』、激動の第四巻。(解説・池上冬樹)
  • 史記 武帝紀(五)
    完結
    660円 (税込)
    前漢の中国。大きな戦果をあげてきた大将軍・衛青を喪った漢軍は、新たな巣于の下で勢いに乗る匈奴に反攻を許す。今や匈奴軍の要となった頭屠の活躍により、漢の主力部隊である李広利軍三万はあえなく潰走した。一方、わずか五千の歩兵を率いて匈奴の精鋭部隊が待つ地に向かい、善戦する李陵。匈奴の地で囚われの身となり、独り北辺の地に生きる蘇武。そして司馬遷は、悲憤を越え、時代に流されようとする運命を冷徹な筆でつづり続ける――。北方版『史記』、慟哭の第五巻。(解説・吉野仁)
  • 史記 武帝紀(六)
    完結
    660円 (税込)
    前漢の中国。武帝・劉徹の下、匈奴との激しい戦いが繰り返され、無謀とも思える戦の末に力尽き降伏した李陵は、軍人として匈奴で生きることを誓う。一方、匈奴で囚われの身となり北の地に流された蘇武は、狼とともに極寒を生き抜き、自らの生きる理由を問うのだった。彼らの故国では、忍び寄る老いへの不安を募らせる劉徹の姿を、司馬遷が冷徹に記す。そして、匈奴の最精鋭兵を指揮する頭屠が漢軍を追い込むなか、李陵と蘇武は、宿星が導きし再会を果たす。北方版『史記』、佳境の第六巻。(解説・末國善己)
  • 史記 武帝紀(七)
    完結
    660円 (税込)
    前漢の中国。老いを自覚する武帝・劉徹は、漠然とした不安を抱いていた。宮中に蔓延る巫蠱の噂。その嫌疑をかけられた皇太子は、謀反の末、自死を遂げる。国内の混乱をよそに、匈奴との最後の戦いが迫っていた。敗北を続ける将軍・李広利は、その命を賭け、敵将の首を執拗に狙う。一方、匈奴に降り右校王となった李陵は、故国への想いを断ち切るかのように最後の戦に向かう。亡き父の遺志を継ぎ、『太史公書』を書き上げる司馬遷。そして極寒の地に生きる蘇武は、友と永遠の絆を紡ぐ――。北方版『史記 武帝紀』、感涙の完結。(巻末エッセイ・小松弘明)

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史記 武帝紀(二) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年02月05日

    霍去病が頭角を現してきましたね!

    おじの衛青は若いわりにどこか老成していて、
    主人公としてはなかなか素顔が見えない所があったのですが、
    霍去病は屈託なく笑うようなまだ18歳の青年。

    戦の才は非凡なものがあるけれど、人の好き嫌いを桑弘羊に見抜かれていたり、突っ走って後悔していたり、何かと憎めない人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月09日

    人生熱く生きたい漢にオススメ

    水滸伝、三国志とはまた違った漢達が登場する。
    心熱くなる北方謙三シリーズ

    0

    Posted by ブクログ 2013年09月20日

    北方謙三の中国歴史小説はいつもながら熱い。この巻では若い霍去病が活躍。霍去病ってちょっとした伝説ですね。解説の中で、北方謙三は中島敦に大きな影響を受け、「李陵」が短編であったことに対して、この長編を書き上げたとあった。僕も大好きな中島敦の「李陵」の名がこんなところで出てくるとは嬉しい限り。

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月03日

    俄然、面白くなってきた。
    敵味方問わず各々のキャラクターの描き方が見事で、生き生きと躍動、否が応でも3巻への期待が膨らむ。

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月26日

    全7巻のうちの2冊目ということもあり、徐々に舞台が固まって物語が動き始める様相を呈してきた。だからこそ手に汗握る盛り上がり、ってシーンはまだ多くはないけれど、引き込まれるように読み終えてしまった。
    簡潔で短く、さらりと読みやすい文章なのに重厚感を感じさせられるのが、歴史小説に疎い自分でも名前は知って...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年05月08日

    第二巻。

    司馬遷が登場(結構偏屈です)。
    そして衛青が大将軍となり、その甥の霍去病がグイグイ来ています。
    匈奴側も新たな直轄軍が編成されて、有望な若者が育っている模様。
    衛青が匈奴の頭屠に斬られて、霍去病に「俺を斬ったのは、おまえぐらいの若い男だったぞ」とつげる場面は、衛青自身も世代交代を感じてい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年12月24日

    一巻の段階では『ちょっと暗いかも…』という印象があったのだが、だんだん面白くなってきた。
    年を重ねるごとに戦のやり方も変わるのだろうか。
    霍去病や頭屠は近い世代なので、肩入れしたくなる。

    0

    Posted by ブクログ 2013年12月29日

    勝ち続ける衛青。
    物足りなくなる帝。
    それでも大きな敗北を喫せずにしのぎ続ける衛青。

    期待され、重圧に苦しみながらも跳ね除ける強さと、少しずつ政治を自分の思い描く通りに動かせるようになっていった帝。

    静と動。

    天賦の才。

    運命。

    自分が為すべきことを為す。
    決めた男の強さ、清々しさが気持ち...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月27日

    霍去病、才能の片鱗を見いだし始める。
    世界史にも出てきたけど、この史記でなるほどーと。
    それにしても敵味方関係なく、魅力的な人物がたくさん出てくるなー。

    0

    Posted by ブクログ 2013年07月07日

    1巻よりもさらに面白さはアップ。キャラクターもますます個性を増し、輝き出してくる。
    しかもついに司馬遷登場。ここから彼がどうなっていくのやら。

    面白いのは、主役級の人物、衛青とか霍去病とか武帝とかに、あまり共感を抱けないんだよね。冷酷だったり生意気だったり傲慢だったりして。
    でもサブキャラの匈奴の...続きを読む

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