【感想・ネタバレ】史記 武帝紀(二)のレビュー

あらすじ

中国前漢の時代。若き武帝・劉徹は、匈奴の脅威に対し、侵攻することで活路を見出そうとしていた。戦果を挙げ、その武才を揮う衛青は、騎馬隊を率いて匈奴を打ち破り、念願の河南を奪還することに成功する。一方、劉徹の命で西域を旅する張騫は、匈奴の地で囚われの身になっていた――。若き眼差しで国を旅する司馬遷。そして、類希なる武才で頭角を現わす霍去病。激動の時代が今、動きはじめる。北方版『史記』、待望の第二巻。(解説・細谷正充)

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衛青の甥、霍去病参戦。月氏国からの道程でまたも匈奴に捉えられる張騫。匈奴側では新しい王が誕生して漢VS匈奴の構図はさらに複雑になり……武帝の望みがまた一つ叶う北方版「史記」第二巻!

霍去病と桑弘羊の絡みが大好き!!→

いぶし銀の李広将軍もいいし、司馬遷ー!!司馬遷が参戦したんだが?!え?「史記」って司馬遷が書いたんじゃなかったっけ?本人登場するんだ!という驚き。
匈奴側はまぁまぁ怖い感じに仕上がってきたよね……まぁ、奪う側だもんなぁ。しかしまぁ、だいぶんえげつないな……時代ッ!!→
公孫弘などのキャラが悪役らしくてとても良いよね。いるいる〜みたいな(笑)
ただ、劉徹が少しずつやばーい感じを出してきていてツライ。三国志の曹操を思い出す。権力は人をダメにする……それでもたまに見せるあどけなさが良いのだがなッ(基本的に武帝推し)

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2025年08月19日

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ネタバレ

第2巻。衛青の快進撃は続き、ついに大将軍にまで昇り詰める。劉徹はますますリーダーとしての風格が増してきた様子。
本当に、北方さんの描く人物像は個性豊かで生き生きとしています。リーダーとはいかにあるべきかつについても、多くのことを教えてくれるシリーズになりそう。

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2018年10月17日

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霍去病が頭角を現してきましたね!

おじの衛青は若いわりにどこか老成していて、
主人公としてはなかなか素顔が見えない所があったのですが、
霍去病は屈託なく笑うようなまだ18歳の青年。

戦の才は非凡なものがあるけれど、人の好き嫌いを桑弘羊に見抜かれていたり、突っ走って後悔していたり、何かと憎めない人物ですね(笑)

そしてライバルとなる匈奴の頭屠もまた、伸びしろのある少年なので、
これから2人がどう戦っていくのか楽しみでもあり怖くもある。

ちょっとクセのある司馬遷も登場。
扱いが難しそうな青年だが霍去病とのやり取りに笑う。

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2017年02月05日

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人生熱く生きたい漢にオススメ

水滸伝、三国志とはまた違った漢達が登場する。
心熱くなる北方謙三シリーズ

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2014年01月09日

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北方謙三の中国歴史小説はいつもながら熱い。この巻では若い霍去病が活躍。霍去病ってちょっとした伝説ですね。解説の中で、北方謙三は中島敦に大きな影響を受け、「李陵」が短編であったことに対して、この長編を書き上げたとあった。僕も大好きな中島敦の「李陵」の名がこんなところで出てくるとは嬉しい限り。

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2013年09月20日

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感想
衛青に霍去病と時代の寵児が誕生し、漢の将来が大きく開く。


あらすじ
衛青は二度目の遠征も成功を収め、兵を増強して河南を取ろうとしていた。甥の霍去病を従者に採用する。

張騫は、漢への帰還を試みるも再び匈奴に捕えられる。衛青は河南へ侵攻し、大きな戦もなく河南の地を奪い返す。

匈奴では単于が死に、息子の於単と弟のイチサが、単于をかけて争い始める。

衛青は霍去病を将軍とし、再び匈奴の討伐に出る。衛青は匈奴のトトによって傷つけられるが、霍去病が匈奴に大勝する。

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2025年06月12日

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俄然、面白くなってきた。
敵味方問わず各々のキャラクターの描き方が見事で、生き生きと躍動、否が応でも3巻への期待が膨らむ。

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2022年09月03日

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全7巻のうちの2冊目ということもあり、徐々に舞台が固まって物語が動き始める様相を呈してきた。だからこそ手に汗握る盛り上がり、ってシーンはまだ多くはないけれど、引き込まれるように読み終えてしまった。
簡潔で短く、さらりと読みやすい文章なのに重厚感を感じさせられるのが、歴史小説に疎い自分でも名前は知っていた北方謙三先生の筆力なんだろうな、と。3巻行きます。

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2019年01月26日

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第二巻。

司馬遷が登場(結構偏屈です)。
そして衛青が大将軍となり、その甥の霍去病がグイグイ来ています。
匈奴側も新たな直轄軍が編成されて、有望な若者が育っている模様。
衛青が匈奴の頭屠に斬られて、霍去病に「俺を斬ったのは、おまえぐらいの若い男だったぞ」とつげる場面は、衛青自身も世代交代を感じているのかも、と切なくなりました。

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2017年05月08日

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一巻の段階では『ちょっと暗いかも…』という印象があったのだが、だんだん面白くなってきた。
年を重ねるごとに戦のやり方も変わるのだろうか。
霍去病や頭屠は近い世代なので、肩入れしたくなる。

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2014年12月24日

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勝ち続ける衛青。
物足りなくなる帝。
それでも大きな敗北を喫せずにしのぎ続ける衛青。

期待され、重圧に苦しみながらも跳ね除ける強さと、少しずつ政治を自分の思い描く通りに動かせるようになっていった帝。

静と動。

天賦の才。

運命。

自分が為すべきことを為す。
決めた男の強さ、清々しさが気持ちがいい。

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2013年12月29日

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霍去病、才能の片鱗を見いだし始める。
世界史にも出てきたけど、この史記でなるほどーと。
それにしても敵味方関係なく、魅力的な人物がたくさん出てくるなー。

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2013年08月27日

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1巻よりもさらに面白さはアップ。キャラクターもますます個性を増し、輝き出してくる。
しかもついに司馬遷登場。ここから彼がどうなっていくのやら。

面白いのは、主役級の人物、衛青とか霍去病とか武帝とかに、あまり共感を抱けないんだよね。冷酷だったり生意気だったり傲慢だったりして。
でもサブキャラの匈奴の王とか漢の文官とかにはすごく感情移入できる。
そういうちょっと「倒錯した読み」ができるのも、僕がこの小説にずいぶん入れ込んでいる要因の一つなんじゃないかな。

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2013年07月07日

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ネタバレ

電車の中で少しずつ読んでいたので、読み終わるまで1週間以上かかってしまいました。。。 昔に比べて本当に本を読むスピードが遅くなっています^^; 三国志や水滸伝に比べると登場人物は若干地味ですが、基本的には史実基づく話なので臨場感はありますね^^

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2013年07月02日

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武帝記その2巻。 衛青の活躍で江南(今の長安の西の地域)を奪った漢。匈奴の単宇が亡くなり、内部争いでその間平和。でも漢は次を武帝が考えて衛青に指示を。霍去病が表の舞台に。いろいろ新しい登場人物が出てきておもしろくなってきています。司馬遷も出てきています。
続きが見たい!

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2013年06月30日

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何だか面白くなってきたぞ。素直な感想である。
第二巻になり、さらに登場人物が現れ、ますます話の展開が楽しみになってきた。

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2013年06月27日

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水滸伝に比べるとどうも迫力に劣る部分は否めない。が、北方謙三らしく、敵味方両方をしっかり描くスタイルによって、ドキドキ感や期待感は増していく。そろそろ衛青が死にそうだけど、霍去病も死にそうだ〜。漢はどうなる??

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2016年12月25日

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張騫が帰って来れたし、司馬遷も登場!

年齢を重ね大将軍となった衛青と、若い衛青を見ているかのような霍去病との対比が印象的でした。

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2013年06月23日

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