北方謙三のレビュー一覧

  • 水滸伝 四 道蛇の章

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    南へ旅をする宋江。途中で穆弘や李俊などと出会い、志を説いていく。そして江州に入るが、ついに官軍に捕捉される。旅の間に志を強くしていく宋江。そこに集まる人たち。志は大切だ。

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    2013年05月13日
  • 絶海にあらず(下)

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    利益の為に唐物交易を独占する京の藤原忠平と海は自由にすべきと考える伊予の藤原純友の戦い。純友のような男なら大勢の水師達が己の意思で集まって来るのも頷ける。最後の太宰府との海戦の切迫感は凄かった。小野好古との友情も熱くなる物があるし、登場人物は皆個性的で魅力ある人ばかりだ。

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    2013年05月12日
  • 水滸伝 十七 朱雀の章

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    将軍達に迫る判断、自分がこの時代に生きていたら何の役割が出来るだろうかと考える。小隊長になって1年位は持つかな?

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    2013年05月05日
  • 史記 武帝紀(一)

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    ネタバレ

    武帝の姿を皇帝という国家の一機能としてではなく,
    人間という観点から描いている。

    とにかく面白い。

    高校生が歴史に親しむための一手段として
    歴史小説があることは間違いないと思う。

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    2013年05月04日
  • 絶海にあらず(上)

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    読むに連れ何ものにも縛られない藤原純友の生き方に惹かれていく。生まれながらに決められた人生には興味なし、男の生き様がカッコ良い。当時の船の作りや水師達の暮らしを想像してしまうのも楽しい。

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    2013年04月30日
  • 水滸伝 九 嵐翠の章

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    ネタバレ

    林冲が妻を助けにいくお話がメインなのだと思いますが、私はどちらかというと秦明将軍と公淑が夫婦になるまでのお話にドキドキしてしまいました。
    これまで、主要な登場人物が死んでいくばかりだったので、こういうほっこりするお話を読めてよかったです。
    それにしても、宋江様……!!びっくりでした。

    でも、その後の柴進と燕青の救出では、鄧飛が死んでしまったので、ほっこりしていた分、切なかったです。

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    2013年04月23日
  • 水滸伝 六 風塵の章

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    知人に「水滸伝」を読んでいることを伝えると、会社のお偉いさん達が読んでいて、良い示唆に富んでいると言う評価を聞いたと。
    「うーむ」面白くはあり、志しで動く事の強さ等を感じるが、うーむ示唆ね。

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    2013年04月13日
  • 水滸伝 四 道蛇の章

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    章の見出に星がつく、加わった仲間に焦点を当てているのだなと思っていたが、なかなか終わらない。人から聞いたところ108の英雄が出てくるという、なるほどずーっとこの形式が続くのか。そう思うと、話の構成の仕方も凝ってるね。

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    2013年04月10日
  • 水滸伝 十九 旌旗の章

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    水滸伝というと、最後は梁山泊が宋に負けちゃう、という結果は避けられないので、愛着ある無頼漢が斃れるシーンを読むのがしんどい、と思っていたが、読みだすと止まらないね。後半、敗色濃厚の梁山泊に次世代のリーダーの雰囲気を醸し出す楊令が登場するシーンが強烈で、読者にも希望を与えてくれる。仙人や妖術といったウルトラCが最後まで出てこなかった。そこがとても助かった(笑)。

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    2013年04月08日
  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    食事のシーンの会話が一番好き。酒を酌み交わしながら、仕事の愚痴や仲間との思い出を語り合うときはどんな豪傑でも知将でも現代のサラリーマンに通じる素朴さを醸し出す。
    今読んでいるあたりが、一番梁山泊にタレントが多く揃っている頃。色んな人が酒場で愚痴をこぼす。ここから厳しい戦いに入っていく。

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    2013年04月08日
  • 水滸伝 七 烈火の章

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    ネタバレ

    宋江様の脱出、梁山泊入り、了義山との戦いのシーンはやはりドキドキワクワクしながら読みました。
    でも、またしても梁山泊メンバーが数名いなくなってしまったので、かなり辛かったです。

    あと、最初、李逵の話からだったのですが、李逵がめちゃめちゃ可愛かったです。今までも可愛くて魅力的だと思っていましたが、この巻で大好きになりました。

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    2013年04月03日
  • 水滸伝 十 濁流の章

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    ネタバレ

    今回はついに切り札の呼延灼との戦いに
    一度だけなら必ず勝てると豪語した通り、梁山泊軍は初の敗退た晁蓋殿危なかったけどなんとか助かって良かった…
    しかし今後が心配すぎるんだが…
    林冲は今回も美味しいとこもっていきましたね
    そして公孫勝のことをちゃんと友と認識してたことが知れてちょっと嬉しかったり
    ケンカばっかしてるようで実際仲良いですもんね


    今回は呼延灼ら頼もしい仲間が増えましたが、施恩・穆春・李袞・朱貴が赤札に…
    まだまだもっと活躍が見たかった人たちばかりでした

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    2013年03月30日
  • 水滸伝 十八 乾坤の章

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    最強の騎馬隊隊長豹子頭林冲の死。
    林冲は本当に強くて、最初からこの人がもし死んでしまうのなら、どんな最期になるのかと思っていたけれど、すごくよかった。
    林冲の強さと、惚れていたことに気づけぬまま失ってしまった張藍をいつまでも引きずる弱さが本当に好きだった。
    格好よくて、どこまでも人間味溢れる人だった。
    そして林冲を失った騎馬隊の指揮を梁山泊に戻ってきた楊令が引き継ぐ。
    とうとう次が最後だと思うと寂しい。

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    2013年03月22日
  • 水滸伝 十七 朱雀の章

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    この巻ではとうとう童貫と梁山泊との対決が始まり、梁山泊にもさらに死者が増えていく。
    袁明がいなくなった青蓮寺では李冨が上に達体制を整えなおしていく。
    廬俊義を助け出してからの燕青の活躍がぐっと増えた。浪士燕青凄く格好いい。
    これからこうやって親しんできた人物達がどんどん死んでいくのだと思うと、読み進めたくなくなるけど、結局一気に読んでしまいそう。

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    2013年03月22日
  • 水滸伝 十六 馳驟の章

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    この巻は表立った争いではなく、暗殺などの闇の戦いが多い。
    ページ数はそんなにないけれど、洪清と燕青の体術のぶつかり合いはものすごく緊張しながら読んだ。
    そして晁蓋を梁山泊から奪った史文恭がとうとう捕らえられる。
    梁山泊からしたら脅威以外の何者でもないが、敵としてものすごく魅力的な人物だったと思う。
    袁明を失った青蓮寺がこれかどう動いていくのか。

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    2013年03月21日
  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    見せ場は毎回ながら多くあったけれど、一番好きだったのは李逵が熱を出した宋大江を看病しようとするシーン。
    李逵は正しい。正しさを武器にするのではなく、当たり前を当たり前だと感情の全てで訴える。
    時にその残酷ささえが自然そのものに見えるし、李逵にとっては当たり前以外の何でもないんだと思う。
    梁山泊の中でいい意味で浮いている。
    これから激しくなる戦いで、梁山泊や宋の行く末はどうなっていくのか。

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    2013年03月18日
  • 水滸伝 十二 炳乎の章

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    今まで何度も登場したものの、なかなか語られなかった廬俊義と燕青の関係も明らかに。
    父親である廬俊義を救う燕青の聡明さ、強さ。
    この十二巻に燕青の魅力がぎゅっとつまっていて、一気に燕青が好きになった。
    また、林冲と史進の関係がいい。
    晁蓋がいなくなってからの梁山泊と青蓮寺は互いに探りあいながら、表で裏でさらに激しくぶつかり合っていく。

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    2013年03月16日
  • 水滸伝 九 嵐翠の章

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    ネタバレ

    とにかく林冲はヒヤヒヤしましたが、無事で良かった。
    安道全が隠れて嗚咽してたことにびっくり。
    やっぱ親友なんだね。
    公孫勝もなんだかんだで助けに行ってたし、宋江は泣いてくれるしで、愛されてるね林冲。

    今回は索超・呂方らが新たに登場する反面、トウ飛(漢字が見つからん…)が赤札入りに…
    本当に凄いことをやってのけたと思う。
    すり減った指先を思うと泣けてくる…
    最期の瞬間なにを思ったんだろう。
    本当に良い漢でした。

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    2013年03月13日
  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    ネタバレ

    双頭山の攻防(主に守り)がハラハラさせ過ぎる。

    最初の奇襲で既に人数的な絶望感。
    更に敵の指揮官は堅実で
    無駄な損害を出さない戦法を取ってくる。
    どう考えても八方塞がり。

    関勝が加入したばかりだから
    魅せ場が多いかと思いきや
    まさかの敵の引き立て役に。

    流花寨、双頭山、北京大名府を
    跨いだ複数地域での攻防だけでなく、
    水軍の調練・整備、宋江の父の最期の見届けといった
    様々なイベントも同時期に発生する。
    梁山泊もここまで大規模になったか、という感じ。
    シミュレーションゲーム的な臨場感。

    ただ、これからは所謂108星のメンバーの
    加入よりも死亡の数が多くなっていくのかと思うと
    悲しくなる。

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    2013年02月05日
  • 楊家将(ようかしょう)(下)

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    北方さんは戦いで死んでいく男たちを描かせるとすごいです。

    楊業だけでなく息子たちもみんなすごい!
    だから楊家将なんですねえ~

    感動ものでした。当然「血涙」に進みます。

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    2013年02月02日