北方謙三のレビュー一覧

  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    ネタバレ

    まずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。

    天剣の星: 立地太歳・阮小二
    地祐の星: 賽仁貴・郭盛
    地僻の星: 打虎将・李忠
    地飛の星: 八臂哪吒・項充
    地退の星: 翻江蜃・童猛

    前巻の Review で KiKi は

    お互いの「譲れないもの」と「国家のありようはこうあるべき」というビジョンを賭けての全面戦争の空気を漂わせて13巻へ進みます。

    と書いたわけだけど、とうとうこの巻に至って官軍 vs. 梁山泊の戦いはほぼ全面戦争の様相を呈してきました。  数で劣る梁山泊側にとってみれば「全軍挙げての戦い」はこれが初めてではないけれど、官軍側が多面的に動き始めた最

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    2013年08月16日
  • 水滸伝 十 濁流の章

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    呼延灼戦!一度勝つための連環馬。怖 そう…。凌振の大砲へのこだわりはなんだか気になってしまいます。そんで李逵のことどんどん好きになってく私がおります。早く続きよみたいなー

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    2013年08月14日
  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    前半の梁山泊と青蓮寺(宋)の本気の戦いがかなり読みごたえがあります。梁山泊が力を削られながらもじわじわと盛り返して大きくなろうとしている一方、青蓮寺のメンバーも頼もしい人員を増やし頭を使いに使って梁山泊を潰しにきている、双頭山攻めはそんな戦でした。戦があれば、また死んでいく人がいる。朱仝が、双頭山を守るため、梁山泊を守るために死んでいながらも戦いぬき、最後林沖に先に死ぬことを詫びて息絶える場面に涙があふれました。同時にかっこよすぎて震えました。

    宋江パパを守りに行き、宋江パパとひとときを過ごす武松とりきの三人の話もじーんとするいい話でした。りきは本当に純粋で正しいから、りきに泣かれてしまった

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    2013年08月13日
  • 水滸伝 十 濁流の章

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    ネタバレ

    まずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。

    地威の星: 百勝将・韓滔
    地軸の星: 轟天雷・凌振
    天祐の星: 金鎗手・徐寧
    地英の星: 天目将・彭玘
    地刑の星: 菜園子・張青

    ここまで官軍相手の戦では大きな兵力差をものともせず、連戦連勝を続けてきた梁山泊。  いくら民間伝承をベースにした物語とは言え、さらには官軍が情けない状態であることに助けられていたとは言え、やはりここいらで官軍サイドにも発奮していただかないと、物語に深みっていうモンが出てきません。  青蓮寺という好敵手がいる・・・・・と言えども、あちらは言ってみれば諜報機関 & 特殊部隊。  やっぱり

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    2013年08月08日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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    古本で購入。
    北方節溢れる熱い作品。上下巻。

    舞台は宋と遼が対峙する10世紀後半の中国。
    主人公は武人“楊無敵”楊業とその7人の息子たち。

    物語は楊業が元々仕えていた北漢へ宋が侵攻、楊業率いる楊家軍がそれを迎え撃つところから始まります。
    その後の宋への帰順、宋帝との信頼関係、息子たちの成長、やがて始まる遼との決戦、立ちはだかる遼の名将・耶律休哥…

    あとはもう読んで!おもしろいから!

    「中国では三国志よりも人気の高い作品」とのことだけど、これだけの物語がこれまでほとんど知られていなかったっていうのは、不思議だな。

    この北方版楊家将は、北方謙三お得意のオリジナル要素満載なわ

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    2013年07月22日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    水滸伝は神がかっていたなと思う。本作も神のご加護はなくなってしまったが、十分意欲作で著者の力を思い知らされる。
    カッコいい漢(おとこ)達の生きざま、新に力を着けてくる物、死んでいく物。時間の流れを感じながら、男達の 成長を見ていくのは楽しい。
    ラストはビックリで続きも気になるが、岳飛伝は少しおいて、普通の小説に戻ろう。
    でも最近他の小説を読んでも物足りない感じが否めない。

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    2013年07月22日
  • 楊家将(ようかしょう)(下)

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    この物語。  一言で言ってしまえば「滅びの美学」の物語です。  「滅びの美学の物語」が好きなのは日本人だけかと思いきや、中国人にもその傾向があるのかしら??  それともこれは「北方版 楊家将縁起」だからこういう物語になったのかしら??  残念ながらこの本を読むまで本家本元の「楊家将縁起」についてまったく知らなかった KiKi には判断のつかないところです。  

    上巻の Review で KiKi は楊業さんの息子たちの書き分けがちょっと粗いと書いたんだけど、コレ、実は全部が全部じゃなくて7人のうち4人に関してはそこそこ書かれていたんですよね。  かなりあっさりとまとめられちゃっていたのは次男

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    2013年07月17日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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    ネタバレ

    「北方水滸」で早々に命を散らすことになる青面獣楊志、そしてその養父の死を目の当たりにするあたりからかなり特異な光を放ち始め、挙句、続く「楊令伝」ではタイトル・ロールを演じることになる楊令。  そんな2人のルーツ(と言っても楊令は楊志の養子だから厳密な意味ではルーツとは言えないかもしれないけれど)ともいうべき宋建国の英雄・楊業とその一族の物語ということで、ついつい手を出してしまった1冊です。  全2巻のうち現段階ではまだ上巻なので話は始まったばかり・・・・・という感もなきにしもあらずですが、年代的にはこの後に続く水滸伝、楊令伝でも描かれた文官 vs. 武官の確執とか、多くの小国が建っては滅びてい

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    2013年07月15日
  • 水滸伝 十一 天地の章

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    宋との戦は優勢のように見えつつ、頭領二人の意見の対立が顕著になり、先行きの不安が顔をのぞかせてくる。
    拡大してきた組織を運営していくことの難しさが感じられる一巻だった。

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    2013年07月13日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    梁山泊vs南宋
    敵対する頭領が道で出会っても、認めている部分があるので、一緒に飯を食って別れる。良い関係だし、人間の大きさが分かる。

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    2013年07月12日
  • 楊令伝 十 坡陀の章

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    日本、西との交易を活発化。それぞれの役割。
    史進が意気がっている新参ものを鍛え直す場面が良い。打つ物、覚悟して受けるもの、ハラハラしながら見守る物。考えは違えど、想いは一つになれるのか。厳しいが乗り越えたときの強さ、絆。

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    2013年06月24日
  • 楊令伝 十三 青冥の章

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    蕭珪材「剣が、私に死ねと言ったのか」

    護国の剣と蕭珪材の最後が一緒なのが凄く良かった。
    苦悩する岳飛は、どんどん魅力的になっていく。
    李英を自分の愚弟に重ね合わせて読んでいたので、こういう形での梁山泊離脱は残念!でも、物語としては、ここに来てますます楽しくなってきたと感じる。
    あと2冊で終わるの!?

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    2013年06月17日
  • 水滸伝 十八 乾坤の章

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    禁軍との決戦が続く。ついに林沖が…。主要キャラの一人だっただけに残念な気がするが、楊令が出てきたからいいか。残るは完結編。

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    2013年06月02日
  • 水滸伝 十七 朱雀の章

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    いよいよ童貫との最終決戦が始まる。仲間たちも死んでいき、新しいキャラも育ってくる。そして戦いは続く。

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    2013年06月02日
  • 水滸伝 十六 馳驟の章

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    激戦を経て立て直しを図る梁山泊。しかし、そこに暗殺者の陰が…。暗殺って汚い方法だが、対象によってはかなり有効だな。まして代わりがいない立場なら。そして致死軍が青蓮寺を急襲。トップの抹殺に成功する。

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    2013年05月29日
  • 水滸伝 十五 折戟の章

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    ここら辺から梁山泊軍は官軍に攻められっぱなし。国を相手にしているので仕方ないか。壊滅の危機にまたもや奇策で対抗。なんとか乗り切る。戦死者もたくさんでるが、それを補う人材もまた登場。

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    2013年05月29日
  • 水滸伝 十四 爪牙の章

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    官軍が20万の大軍で大攻勢をかけてくる。梁山泊は青蓮寺のトップを暗殺しようとするが失敗。各拠点も苦しい戦いが続く。どうなる。

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    2013年05月27日
  • 水滸伝 十一 天地の章

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    梁山泊の頭領2人の対立が激化。まわりもそれに引きずられる。頭領が2人というのはこういう軋轢を生む。そして野戦に出た晁蓋が暗殺者の手に倒れる。急展開。

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    2013年05月22日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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    京劇にもなってる楊家将の話。
    宗の時代、遼との攻防で名を馳せた楊業とその息子たちの戦いは熱く、兄弟(二郎、三郎、五郎を除く)たちそれぞれの個性が描かれていて面白かった。悲劇とわかっていても下巻が楽しみ。

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    2013年05月20日
  • 絶海にあらず(下)

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    利益の為に唐物交易を独占する京の藤原忠平と海は自由にすべきと考える伊予の藤原純友の戦い。純友のような男なら大勢の水師達が己の意思で集まって来るのも頷ける。最後の太宰府との海戦の切迫感は凄かった。小野好古との友情も熱くなる物があるし、登場人物は皆個性的で魅力ある人ばかりだ。

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    2013年05月12日