北方謙三のレビュー一覧
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ネタバレまずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。
地満の星: 玉旛竿・孟康
天威の星: 双鞭・呼延灼
地醜の星: 石将軍・石勇
地明の星: 鉄笛仙・馬麟
天捷の星: 没羽箭・張清
天魁の星: 呼保義・宋江
この巻単体で物語の評価をするなら正直なところ KiKi にとってはさほど面白い本ではありませんでした。 過去にも似たような記述を読んだような気がする戦闘シーンが全体に占める割合が多く、さもなければ続編に続く布石の物語のオン・パレードという印象なんですよね。 滅びの物語だから仕方ないとは言え最後の3巻ぐらいは好漢たちの死にざまの描写もどこか淡々としているし(まあ数 -
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ネタバレ前半はちょっとのほほんで、後半は激戦な14巻。
前半、盧俊義と宋江が魚を釣ったり、史進が妓楼に通っている時に襲われて全裸で交戦したりしていて、双頭山であんなに熾烈な戦いがあって何人もの人が死んだけど、生きている梁山泊メンバーには時が流れ続けているんだなと思わせられました。
そして後半は、禁軍二十万との戦いが始まりました。梁山泊にとっては、今までで一番苦しく際どい戦。宋と梁山泊がほぼ全ての力をかけてぶつかる戦いの様子は、読んでいてとても熱い!と思いますが同時にハラハラしっぱなしでした。
そんな14巻の中で、一番印象に残ったのは張黄と息子の張平が旅をする話のところ。張黄の盗み癖がある息子をどうにも -
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ネタバレまずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。
天立の星: 双鎗将・董平
地巧の星: 玉臂匠・金大堅
天巧の星: 浪子・燕青
地捷の星: 花項虎・龔旺
地狂の星: 独火星・孔亮
地損の星: 一枝花・蔡慶
童貫さん、ありえないほど強いです。 こんなに強い人が軍部のトップにいたのに、これまでの地方軍をはじめとするその他の軍のメタメタさ加減は何だったんだろうと思わずにはいられないほど強いです。 これは前半で梁山泊軍を強く描き過ぎちゃったために、そのぶんラスボスは徹底的に強くしなければならなくなっちゃったとしか思えません。 まるである時期までのファイナル・ファンタジー -
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ネタバレまずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。
天貴の星: 小旋風・柴進
地雄の星: 井木犴・郝思文
地壮の星: 母夜叉・孫二娘
地数の星: 小尉遅・孫新
天牢の星: 病関索・楊雄
地陰の星: 母大虫・顧大嫂
大戦直後、しかも回復の時を稼ぐための「講和」を模索している真っ只中のお話ということで、表面的には梁山泊 vs. 官軍のお話はちょっとなりをひそめた1巻だったと思います。 こういう時に発生するのは当然のことながら裏工作のお話・・・・となるわけで、晁蓋を暗殺した史文恭が再登場。 隠居生活を送っていたような老人(しかも健康食品やらジム通いで若さを保つ余裕がある現 -
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ネタバレまずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。
天英の星: 小李広・花栄
地煞の星: 鎮三山・黄信
地遂の星: 通臂猿・侯健
天損の星: 浪裏白跳・張順
地察の星: 青眼虎・李雲
地奇の星: 聖水将・単廷珪
前巻から引き続き梁山泊は官軍と総力戦を繰り広げています。 ここまで「やる気的」にも「実力的」にも散々の描かれ方をしてきた官軍ですが、やっぱり正規軍には正規軍の強みがありました。 相変わらず「やる気的」には梁山泊軍の方に歩があるとは言え、物量的にも人材的にも豊富な補給を受けられるうえに、少なくとも上に立つ将軍たちの質がこれまでとは雲泥の差に変貌を遂げている官軍 -
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『楊家将』続編。上下巻。
宋建国の英雄・楊業が味方の裏切りにより悲運の死を遂げて2年。
生き残った楊六郎延昭と楊七郎延嗣の兄弟は、楊家軍を再興し再び遼と対峙する。
倒すべき宿敵は遼随一の名将“白き狼”耶律休哥。
彼の下には記憶を失った元宋軍の将・石幻果がいた。
宋と遼、2つの国に生きる漢たちの宿命が戦場に交錯する―
というわけで熱き北方節炸裂の本作が待望の文庫化。
前作『楊家将』では楊業を中心とした楊一族の生き様が描かれていたけれど、この『血涙』で描かれるのは苦悩し、自ら道を選んで生き、そして死んでゆく人間。
心身を引き裂かれるほどの悲劇を背負った石幻果、戦のみに生きてきた耶律休哥に生じ -
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ネタバレまずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。
天剣の星: 立地太歳・阮小二
地祐の星: 賽仁貴・郭盛
地僻の星: 打虎将・李忠
地飛の星: 八臂哪吒・項充
地退の星: 翻江蜃・童猛
前巻の Review で KiKi は
お互いの「譲れないもの」と「国家のありようはこうあるべき」というビジョンを賭けての全面戦争の空気を漂わせて13巻へ進みます。
と書いたわけだけど、とうとうこの巻に至って官軍 vs. 梁山泊の戦いはほぼ全面戦争の様相を呈してきました。 数で劣る梁山泊側にとってみれば「全軍挙げての戦い」はこれが初めてではないけれど、官軍側が多面的に動き始めた最 -
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前半の梁山泊と青蓮寺(宋)の本気の戦いがかなり読みごたえがあります。梁山泊が力を削られながらもじわじわと盛り返して大きくなろうとしている一方、青蓮寺のメンバーも頼もしい人員を増やし頭を使いに使って梁山泊を潰しにきている、双頭山攻めはそんな戦でした。戦があれば、また死んでいく人がいる。朱仝が、双頭山を守るため、梁山泊を守るために死んでいながらも戦いぬき、最後林沖に先に死ぬことを詫びて息絶える場面に涙があふれました。同時にかっこよすぎて震えました。
宋江パパを守りに行き、宋江パパとひとときを過ごす武松とりきの三人の話もじーんとするいい話でした。りきは本当に純粋で正しいから、りきに泣かれてしまった -
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ネタバレまずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。
地威の星: 百勝将・韓滔
地軸の星: 轟天雷・凌振
天祐の星: 金鎗手・徐寧
地英の星: 天目将・彭玘
地刑の星: 菜園子・張青
ここまで官軍相手の戦では大きな兵力差をものともせず、連戦連勝を続けてきた梁山泊。 いくら民間伝承をベースにした物語とは言え、さらには官軍が情けない状態であることに助けられていたとは言え、やはりここいらで官軍サイドにも発奮していただかないと、物語に深みっていうモンが出てきません。 青蓮寺という好敵手がいる・・・・・と言えども、あちらは言ってみれば諜報機関 & 特殊部隊。 やっぱり -
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ネタバレまずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。
天暴の星: 両頭蛇・解珍
地異の星: 白面郎君・鄭天寿
天富の星: 撲天鵰・李応
地悪の星: 没面目・焦挺
地勇の星: 病尉遅・孫立
この巻の白眉は何と言っても「祝家荘の戦い」なわけだけど、実は KiKi の印象に一番残ったのはその梁山泊にとって死ぬか生きるかというような戦いが始まる前に、戦ではなく言ってみれば事故で命を落とした豪傑のお話でした。 彼の名は鄭天寿。 この北方水滸では長きに亘って清風山に籠り「闇の塩の道」を守り続けた1人でした。 その清風山の皆さんの活躍はここまでさほど語られることもなく、「厳しい戦 -
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ビックリするほど恋愛巻でした。
林冲が亡くなっていたはずの奥さんが敵中に囚われているという噂に、罠かもしれないと知りつつ突っ込んだり、独竜岡との戦で現れた「海棠の花」と賞される扈三娘に、青蓮寺の軍師である聞煥章、飛竜軍の王英が心を奪われ、たおやかで芯の強い公淑と秦明の間に育った想いと、密かに彼女を思っていた宋江。
こんなにも女性がクローズアップされていた回はないなぁと思う。
扈三娘は結構好き。
最初は我儘娘だと思っていたけれど、結構頭のいい人。
出来るなら、その鼻っ柱を折った林冲に惹かれ、ごいごい押して行って、彼の決して癒せぬ疵は持ったままでも、新しいひとりの女性として立ってくれたらなぁと思