北方謙三のレビュー一覧

  • 水滸伝 十二 炳乎の章

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    4.2

    青蓮寺側にさえ「惜しい」と言わせる英傑、晁蓋。
    晁蓋は宋江の事だけを想って死んでいったけど、宋江も同じだったんだな。
    この2人の関係は魯達と宣賛の会話がメーチャメチャ腑に落ちた。魯達の言語化能力高すぎ。

    それと関勝ファミリーすーげえ愛おしい。
    超絶ブレインの宣賛が呉用を助けるのも楽しみだし、関勝×呼延灼との夢の共闘も楽しみ。
    どこに配属されるんだろか。

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    2021年01月12日
  • 水滸伝 十一 天地の章

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    4.2

    次の巻の登場人物リストで晁蓋が死者の欄に載ってるのを視認して、15分くらい頭抱えた。
    梁山泊に加わった人間が晁蓋に会ってどんなリアクションするかが楽しみだったし、青蓮寺側の人間にも対面してほしかった。
    本人はネクスト晁蓋が現れるから大丈夫とは言ってたけど、これだけの人物が本当に現れるのだろうか。

    今後梁山泊に広がるショックの波と、宗側に広がる歓喜の波の両方を見届けなきゃいけないのがなんとも辛い。
    うぅ…気持ちの整理が追いつかん。

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    2021年01月08日
  • 水滸伝 十 濁流の章

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    4.3

    1日で、というか寝る前の6時間ぶっ通しで1巻分読んでしまった…
    あらためてテンポの良さと、章ごと節ごとの繋がりによる飽きさせなさが凄い作品だと感じた。

    色々ありまくったね〜
    呼延灼の梁山泊入りのときに感じたけど、志を持ったり、人間として大きいやつらは、懐が深くて割り切り方が気持ちいい。
    穆弘をより好きになった。

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    2020年12月28日
  • 水滸伝 五 玄武の章

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    4.6

    怒涛すぎる巻。一章どころか一節読むたびに、展開の面白さにも感動し、そして何より自分の心情が揺れ動き、発狂しながらタバコ吸ってた。

    梁山泊側の死人が相次ぐ中で、その最後の勇姿に最大の敵すら舌を巻く。映像作品や漫画でそんな光景は見てきたけど、活字でもここまで美しく伝わるのか。てかもはや過去のどの映像作品よりも美しく脳内で再生されてしまう。そのくらい初心者にもたやすく響く活字たちが連なってる書なんだ。

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    2020年11月28日
  • 水滸伝 二 替天の章

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    4.2

    みんな人を見抜く力が卓越してる。ただ物語として、読者に対して簡易な分別としての役割を与えているってのもあると思う。けど争いが当たり前な当時を生きる人は、無駄な事が多い現代を生きる人間よりも、その能力が必然的に養われているんだとも思う。ましてや軸となってる大物なんかは特に。
    現代を生きている自分なんかでも、本能的に何かを感じとるって瞬間はゼロではないしね。

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    2020年11月16日
  • 逃がれの街

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    主人公は不器用だけれど、何か芯が通っていて、その心の機微にヒヤヒヤしながらおもしろく読みました。なんでこんなに上手くいかないんだろう?って感じがもどかしいながら、おもしろかったです。

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    2020年11月15日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    4.3

    趣味の合う大学の先輩に、お前はマジでコレ読め って言われたから読んだけど2,3日で読めてしまった。
    今のところ、映像作品だけどGOT、漫画だけどキングダム、あとは活字の三国志とか、今まで自分が通ってきた好きな作品の要素を感じれてとてもとても好み。
    ついつい1冊読み切るのに時間をかけてしまう自分がこんなにもスラスラ読んじゃうのは滅多にない。先輩に何回もありがとうと言いたい。

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    2020年11月11日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    ネタバレ

    本作は楊令伝最後の巻となる。

    故に多くの人が倒れた。


    武松:一人での旅が多かった。とてつもなく強い。水滸伝では李逵とのコンビで大暴れ!最後は暴れに暴れ華々しく同士に知られる事なく散る

    公孫勝:自ら進んで汚れ仕事、彼が出てくると少し安心。どんなピンチからも脱出。死ななくても良かった気がするが一つの節目なので死んでしまった感はある。

    花飛麟:楊令伝を通して著しく成長した一人!呼延淩と並ぶ梁山泊の双璧!子午山組の一人!最後は父の花栄を超えていた!と思いたい!

    張平:子午山更生組の一人、笛が上手い、楊令の傍らに常にピタリと張り付く!彼の死が楊令の・・・の引き金となったのでは・・・

    楊令:

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    2020年10月04日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    ネタバレ

    本作品で戴宗という登場人物が嫌いでした。

    一般的な水滸伝としては神行太保と呼ばれ足の速さを活かして活躍する好漢の一人です。黒旋風の李逵と組で活動していたような気がします。

    本作、特に楊令伝になってからは候真に嫌な絡み方をしたり、酒に飲んだくれたりと嫌な先輩No. 1の代表格でした。

    しかし、本巻で彼は死んでしまいます。今まで抱いていた嫌悪感は勝手なイメージに過ぎずキッチリ仕事をして若者を育てる昭和の時代の職人のような死様でした。
    思わず涙が出てしまいました。


    楊令軍には色々な指揮官がいます。
    それこそ昔ながらのやり方に拘る頑固親父、新進気鋭の若手営業マン、2代目だけど親を超える才覚を

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    2020年09月19日
  • 楊令伝 十三 青冥の章

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    其々の勢力が形を整えてきている。
    意外な人が敵の手に落ち、意外な人が寝返る。

    梁山泊は物語の中で最も安定している時期かもしれない。
    いつまで続くかはわからないけれど、いつ迄も一日でも長くその安寧が続いてほしいと心から思います。

    物語はあと二巻で終わり岳飛伝へと続くのですが、楊令自体はどうなってしまうのでしょうか?
    梁山泊はどうなってしまうのでしょうか?

    そして岳飛はどのように運命に翻弄されていくのでしょうか?

    次巻が楽しみです。

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    2020年09月06日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

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    ネタバレ

    前作の戦うことばかりしか知らないギラギラした四郎も好きでしたが、今作での自分の居場所と役割や生き方を模索し成長していく四郎はもっと好きです。人間臭さがあっていい。四郎と幻果の間で揺れ動き死の淵まで行くけれども、家族に支えられて幻果として生きることを選ぶくだりも好きです。あの、四郎が…人との交流とは疎遠だった四郎が…( ;∀;)最後は悲しい展開にはなりますが、遼の父母や家族に囲まれて幸せに生きることが出来たことは四郎にとって、楊家にいるよりも素晴らしい人生だったと思います。いいお話でしす。

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    2020年06月27日
  • 水滸伝 二 替天の章

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    まだ序章に過ぎないのだろうけど、物語が確実に動き始めたことに時に鳥肌を立てながら熱く読み進めることが出来ています。

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    2020年01月26日
  • 水滸伝 十九 旌旗の章

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    遂に読み終えた。全19巻。
    何が心を照らす光となるのか。
    志、友、絆、伴侶、子ども、、、
    そうやって言葉にしてしまえるほど
    単純ではないのだが
    自分にとっての光となるものを見つけ、
    それを守り貫くために
    懸命に生きた漢たちがいた。

    梁山泊の中には、抜きん出て強い者もいるが、
    泳ぎの得意な者、
    筆跡を真似るのに長けた者、
    名医、薬剤師、馬泥棒、
    大砲作りに魅せられた者など
    実に多様な人材が揃っていた。
    梁山泊は如何なる者をも活かす場所であり
    それは私達の社会においても
    参考にされるべき点だろう。

    王進の住む子午山では、
    自分たちは生かされているという意識のもと
    晴耕雨読の丁寧な暮らしが為され

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    2019年12月06日
  • 水滸伝 十八 乾坤の章

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    ネタバレ

    林冲死す。扈三娘を守って死ぬことでちょうらんを守れなかった自分にけりをつけることができたのだと思う。彼の壮絶な過去を思い返して涙。そして呉用の部屋で酔って眠る公孫勝の目から出た一筋の涙でまた涙。もうこの二人の言い合いが見られないのかと思うと悲しくて堪らない。
    私が林冲に惹かれたのは、やはり幼い楊令を訓練で打ち据えたあとに、かたく抱きしめている姿を秦明の目を通して目撃したときだった。林冲、ほんとかっこよかったし梁山泊の希望だったなぁ。でもその希望は確実に、成長した楊令に受け継がれている。
    さて、いよいよ最終巻。どんな幕引きが待っているのか。絶対泣いちゃうだろうな。

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    2019年12月04日
  • 岳飛伝 十七 星斗の章

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    ついに最終巻。「大水滸伝」完結。
    最後はすっきりとあの男が元気な姿を見せてくれた。ブランクがあったり読み直したりしながらだったが、この壮大な物語を読みきることができてよかった。
    かっこいい漢たちを知れたこと、胸を熱くする生き様を感じられたこと、これほどの作品を世に送り出してくれた北方氏に心から感謝したい。

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    2019年11月19日
  • 水滸伝 十六 馳驟の章

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    ネタバレ

    16巻にして遂に
    禁軍のラスボス
    童貫が動き出した。

    童貫軍の精強さに
    九紋龍史進も心折られる。
    今後梁山泊は
    いかにしてこの軍と
    対峙していくのか。

    そして久々の致死軍
    公孫勝登場

    と、その前に
    燕青!!!
    洪清倒しちゃったよ!!
    この二人の決闘は
    ハリウッドの映画を
    見てるかのように
    鮮やかに脳内リプレイ
    二人の息遣いさえ聞こえてくる

    そして公孫勝が狙いを定めたのは
    青蓮寺のトップ袁明

    いい国を目指せ、公孫勝。
    梁山泊が、そうやって闘えば、
    宋もまたいい国になる。

    死ぬ間際に
    公孫勝に言い放つ袁明

    どれだけ宋のこと考えて生きてきたんだよ
    またも泣いてしまった。

    青蓮寺と梁山

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    2019年11月18日
  • 破軍の星

    購入済み

    南北朝物の代表作

    「武王の門」と並んで北方謙三の南北朝物の代表作である。
    ハードボイルド調の文体であるが登場人物が生き生きとしていて読みごたえがある。
    ただし北方謙三の歴史物作品全般に言えることだが、主人公の性格 イメージが似通ってしまう。
    この「破軍の星」の北畠顕家と「武王の門」の懐良親王の印象が重複してしまう。

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    2019年11月15日
  • 水滸伝 十一 天地の章

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    ネタバレ

    水滸伝第11巻
    梁山泊のツートップの一人、晁蓋死す。
    戦ではなく暗殺で殺られるのか。
    晁蓋の戦いぶり、もっと見たかった。
    晁蓋の死はもちろん悲しいのだけれど、それ以上に残された宋江や林冲たちの心中を思うと涙が溢れた。
    晁蓋なき後の梁山泊がどう進んでいくのか、今後の展開にも目が離せない。

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    2019年10月31日
  • 水滸伝 十 濁流の章

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    水滸伝第10巻
    呼延灼率いる代洲軍(官軍)対梁山泊の戦い。
    呼延灼の用いた連環馬の勢いたるや凄まじいもので文章を追うだけで戦の臨場感をたっぷり味わうことができました。
    呼延灼の戦法、敵ながらあっぱれ。
    二人の軍師もいい味出してました。

    されど梁山泊軍も精鋭揃い。大将晁蓋を守る武松と季立と燕青の戦いぶりも見事でした。
    武松&李立のコンビはもうすっかりおなじみで以前から大好きでしたがここにきて燕青も度々登場していい仕事をするように(前からしてた)。李立が気に入るんだから相当いいやつ。なんせ盧俊義の側にいるときは男色の情報ばっかりだったからそのイメージしか持ててなかった。笑 
    今回もたくさん死者が

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    2019年10月23日
  • 史記 武帝紀(七)

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    読み終えた。感動。中国歴史ものでここまでの読後感を得られたのは、昔、吉川英治の「三国志」を読んで以来ではないか。
    前半は、どちらかというと漢の目線で匈奴と戦う戦記物。後半は漢、匈奴のそれぞれの人物たちの生きざまに焦点を当てた物語。7巻通して全く飽きることがなかった。
    北方謙三さんの作品は、昔のハードボイルドものしか読んだことがなかったのですが、中国歴史ものも人物のキャラが立っているし、行きもつかせぬストーリー展開で、本当に素晴らしいですね。恐れ入りました。なかなかここまでの物語には出会えないと思います。あー面白かった!

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    2019年10月14日