北方謙三のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ第5巻。武帝は在位45年を過ぎ、徐々に暴君のような行いが増えてくる。かつての将軍の孫である李稜は、匈奴の捕虜になってしまっただけでなく、武帝からあらぬ疑いを受け、一族を処刑されてしまう。司馬遷は正論を言った咎で、重い罰を受ける。使者とした匈奴に行った蘇武は北方の地に住まわされるが、極寒の地でサバイバルしていく。
史記の後半戦を彩る人物たちの転機を描く第5巻。前半の、漢の将軍たちの匈奴との戦いを描くくだりも面白かったが、ここにきて、リーダーとは、人間とは、人生とはを考えさせられるようなストーリーに転じてきた。著者の筆力がすさまじく、読ませます。 -
Posted by ブクログ
建武の新政で後醍醐天皇により16歳の若さで陸奥守に任じられた北畠顕家は奥州に下向、政治機構を整え、住民を掌握し、見事な成果をあげた。
また、足利尊氏の反逆に際し、東海道を進撃、尊氏を敗走させる。しかし、勢力を回復した足利方の豪族に叛かれ苦境に立ち、さらに吉野へ逃れた後醍醐帝の命で、尊氏追討の軍を再び起こすが・・・・・
一瞬の閃光のように輝いた若き貴公子の短い、力強い生涯。
主人公の北畠顕家や彼を取り巻く人物たちが魅力的です。
この時代にはあまり興味がなかったのですが、前回の「悪党の裔」あたりからすっかりハマってしまいました。
足利尊氏を棟梁に頂く足利一門などを相手に、痛快なまでに相手を叩き -
Posted by ブクログ
北上次郎さん、
大沢在昌さん、
勘のいい方は、もうここまでで
ははーん と思われたことでしょう
続けると、
逢坂剛さん、
池上冬樹さん
そして
志水辰夫さん
そうです
各巻の「文庫」につきものの
解説を書いておられる
作家さんたちのお名前です
単行本では味わえないのが
この文庫化された時の
各巻末の「解説」ですね
四巻目までは、まぁ なぁるほど
という感じでしたが
この五巻目の
「志水辰夫」さんに至っては
おぉ 大御所が…
という思いを強く持ちました
単行本の時では
味わえなかった
大きなボーナスを
もらったような
気にさせられました。
むろん、
これ以降も 読み進めますが
敢えて、解説 -
Posted by ブクログ
李俊が飛んだ!
前巻ではよぼよぼのじーさん風であったのに、李俊はまだまだ現役なんだ!
「死ぬことは男だけの仕事ではない」と言って沙門島で死んでいった孫二嬢の仇はうったが、その手につかむことのできないものがあった…。
それでも李俊、生き続けてくれよ、と思う。
そして御年67歳の史進は誰よりも早く疾走する。
子午山に手を出すものは、死ぬよりも恐ろしい目に遭わせてくれようぞ。
今巻はじーさん二人に持って行かれたな。
ところで、カバー裏のあらすじだけど、燕青のエピソードは前巻のもの。
こういうミス以前もあったけど、編集者はちゃんと読んでないのかな。