あらすじ
七星鞭が吼え、胡土児が宙天に翻る。梁山泊軍と金軍は今、最終決戦の時を迎えようとしていた。米の不審な流れを追っていた南宋が陣家村を殱滅させた。致死軍に救出された蕭けん材は、小梁山から金国にいたる広大な大地に、国の垣根を超えた物流網を整備していく。一方、北に蒙古という強敵の姿も見え始めていた。岳飛は南宋に残った臣下達との邂逅を果たす。新たな時代の胎動を予感させる第十一巻。
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Posted by ブクログ
今回の岳飛伝は!!!
呼延凌VSウジュ
今まで小さなぶつかり合いをしてきましたがついに本格的にぶつかりました!!!
胡土児が山士奇が陳央が・・・
そして九紋龍が、決着はどちらかの大将の首が落ちるまでと思われたが・・・
岳飛の野望
岳飛は秦容と一緒に南の方で国を起こしていくのかと思いきや野望がありました!
秦檜の善政
秦檜のやってる事に黒さが無くなってきたような気がします。
現代の権力者達は見習うべきでは!!!
老兵達の挽歌
ず〜っと燻っていた李俊!
チョッカイをかけてきた左遷された韓世忠を狙いついに老兵達が動き出す!!!
全国展開
王貴から輸送隊を引き継いだ蕭炫材の轟交賈は中華全土の隅々を超えて、その輸送路を伸ばしていく!
まさに止まる事を知らない!
ジャッジメント秦容
無骨者の秦容ですが結婚しない理由を呼延凌のせいにしてみたりグダグダしておりましたが、ひとつの決断を迫られる!
本作の始まりの頃、岳飛伝は楊令伝の出涸らしと言ってましたが・・・
すいませんでした!
Posted by ブクログ
呼延凌と兀朮との激しい戦い。
すごい光景が目に飛び込んでくるようでのめり込んで読んでました。
まだまだ長い戦いは続くようですが。
結果は如何に??
ハッピーエンド?
バッドエンド?
Posted by ブクログ
蒙古の影が見え隠れして、さすがにチンギスハンまで絡めてってのは無理あるやろ、と思ってしまったけど、単に自分の不勉強でした。12世紀初めが水滸伝の舞台で、その1-2世代後にはもう、元の時代になるんですね。となると、彼の侵略を受けるあたりまでが本大水滸伝のゴールになるんでしょうか。いやはや壮大。そして今回も、金と梁山泊の戦いで結構死んでしまいました。でもやっぱり、各人物像は小粒な印象は拭えず。あと、しつこいけど、今回もまだカンセイチュウは死にませんでした。例の解説、どんだけ先の展開を述べてんだ?
Posted by ブクログ
またまた、色々ココロ揺さぶられる。
久々の決戦あり、そして結婚あり。
北ではきな臭い匂いが漂い始めた。
クライマックスに向かっている、まだまだ楽しめるけど、少し寂しくなってる。
Posted by ブクログ
今まで志を持たないと言っていた李俊が、志を秦容に語るようになるなんて。
”「自分が思った通りに、生きて生きて、生ききる。人間が志を全うするというのは、そういうことだ。替天行道の志は、人間らしく生ききることを、ただ言葉にしたのだと、俺は最近、思うようになった」”
長老と呼ばれる李俊と史進に隠れて目立たないけれど、呼延凌もそこそこ歳をとっていたんだなあ。
思えば彼の今までの一番の見せ場は、穆凌(ぼくりょう)から呼延凌になった時だったのかもしれない。軍の総帥にしてはあまりにも見せ場がなかったし。
梁山泊はもう、軍のいらない姿に変わろうとしている。
西遼や西夏、日本、秦容達のいる小梁山、さらには南宋の秦檜も、目指す国のありようが同じ方向を向いてきたのだから。
戦うのではなく、溶け合っていくのか?と思ったところに蒙古の存在。
ああ、歴史は変えられないよねえ。
Posted by ブクログ
さまざまなことが行き過ぎる中で、秦容が山の女兵士である公礼を妻とします。替天行道の国づくりが進む中、それぞれの思いはどこに向かうのか、複雑な思いで読み進めています。
Posted by ブクログ
金国軍と梁山泊軍の最終決戦
並行して、南宋と梁山泊の水上の覇権をめぐる戦い
そんな中、国家から独立した物流網をつくりあげる蕭炫材
そして、岳飛が北への侵攻を決意する。
何かが終わり、何かが始まろうとしている。
飛脚網と物流網を重ね合わせた結果どうなるかは、未だ描かれていないが、国家、軍、物流と情報、これからどんな関係を築いていくのだろう。