【感想・ネタバレ】岳飛伝 十五 照影の章のレビュー

あらすじ

狙うは、岳飛の首。しばらくの間、人夫となって潜伏していた南宋の程雲は、ついに岳飛に奇襲をかけた。岳飛は重傷を負い辛くも一命を取り留めたが、その際、程雲も負傷。そして岳飛と呼応し東進する秦容軍は快進撃を続けていた。梁山泊軍の呼延凌は、金軍との全軍対決に向け、準備を整えつつあった。一方、南宋で秦檜の病が深刻な事態となっていた――。三つ巴の最終決戦前夜、機略縦横の第十五巻。

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Posted by ブクログ

梁山泊の108星の生き残りも僅かとなってしまいました。

楊令伝で活躍した次世代英雄達も年を取り始めてきます。

本館で岳飛は南宋軍に不意を突かれ瀕死の重症を負ってしまいます。
何回目でしょうか?
岳飛が生死を彷徨うのは・・・

物語を振り返ると岳飛ほど負けた将校はいないのではないでしょうか?
決して弱い訳ではないのですが負けの局面に向かってアガラエナイ岳飛・・・
ずっと一緒に戦って行くのかなぁと思うような仲間達が本館でもこれ迄も沢山死んできました。

しかし、負けてばかりの岳飛ですが中国最高の英雄の一人である事は間違いありません。


そんな岳飛伝も残すところ後2巻で終了となります。
とても名残惜しいです。


張朔が作ったシコリ
金国と呼延了率いる梁山泊軍の戦い
岳飛・秦容不在の南方での戦い
水軍の決戦
秦容と岳飛VS南宋

此処からは怒涛のクライマックスとなって行くのでしょうか・・・

何れにしても次巻が楽しみで楽しみでなりません!!!

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

いよいよラスト3巻。大団円へ向けて静かに、でもダイナミックに、物語が動き始めています。登場人物が小粒になったって、くどいくらいに書き続けてきたけど、ふと気付いたのは、この大水滸伝は、当初から梁山泊に集った108人の猛者たちに、それぞれ死に場所を与える物語なんですね。いや薄々は感じてたけど、本巻ではいよいよコダイソウが旅立って、残すところあと数名。シシンが最後まで残ったのはまさかって感じだけど、彼にもきっと、ふさわしい死に場所が用意されているはず。岳飛伝というタイトルの割に、彼にはそれほど存在感がないのも納得。残り2冊。気合入れて読ませて頂きます。

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2018年01月26日

Posted by ブクログ

史実では岳飛は処刑されたんですよね~。
どうなっちゃうんでしょう??
超人岳飛は重傷を負いながらすぐに復活!!
ホントどうなっちゃうんだろう。

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2019年04月04日

Posted by ブクログ

ここにきて瀕死の重傷を負う岳飛。
しかしそれでも死なない岳飛の生命力の強さよ。
もう結構いい年のはずだけど、看病してくれた若い女の子といい仲になっちゃって…。
緊張感を持て!と言ってやりたい。

あっちでもこっちでも最終決戦に向けての緊張が高まるなか、あえて日本に向かった張朔のその後が気になるが…。

でも、一番読みごたえがあったのが、宇梶剛士の解説。
たった6ページの中に、大水滸シリーズへのあふれる愛があり、人生への深い洞察があり、物語の向かう先への思いが込められている。
そして最後の一行。

“しかし、褚律(ちょりつ)が放っておけない……。”
全く同感。

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2019年04月03日

Posted by ブクログ

この巻が出るまでインターバルが空いてしまいましたが、その空白を埋めるには少し盛り上がりに欠ける展開にやきもき。残り2巻、梁山泊はどうなるのか、歴史を超えた命を吹きこまれた岳飛の運命は如何に。

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2018年03月07日

Posted by ブクログ

しまった! 間違えて2冊買ってしまった!
最後に向かって、陸水6軍がそれぞれ進軍してぶつかる。
岳飛は程雲の策略に乗って重症を負うが復帰、秦容がどんどん北へ、金へ攻め込む。 一方張朔は海から水軍を狙う。
ああ、それぞれを書かないと行けないので、なかなか進まないが、結構最後の当たりは面白くなってきている。後、2冊!

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2018年01月31日

Posted by ブクログ

各々の勢力が最終決戦に向かう一冊。
緊張に満ちつつある読後、巻末の宇梶剛士さんによる水滸伝愛に溢れた解説がとても心地よかったです。

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2024年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

築き上げたものを守るため、梁山泊は全軍が戦闘態勢になる。
岳飛は策に嵌められ死にかけるも命を繋ぎ再起を図るべく軍を鍛えていた。
岳飛伝の幕はあと2巻で上がるがどういう決着をつけるか楽しみ。

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2021年11月13日

Posted by ブクログ

決戦前夜
未だ古いものを残す世代が、最終決戦に向けて徐々に準備が整っていく。
第2世代の生き残りは退場し、第3世代は生命を懸けて、次の最終決戦に向かう。
決戦の先に、次の世代による新しい国家像が見えてくるだろう。

小梁山のオウム・鈴は、「やるだけやって死ぬ。でも」のあとは覚えたのだろうか。。。

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2018年02月04日

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