北方謙三のレビュー一覧

  • 水滸伝 十五 折戟の章

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    。゚(゚´Д`゚)゚。
    ぶえ〜ん、もうやめてよ〜
    どんどん死ぬやん

    20万の大軍に追い詰められる梁山泊、次々と好漢たちが斃れて行く中、軍師宣賛は起死回生の策に打って出る!傷病兵や女子どもも動員された文字通り総力戦の第十五巻!梁山泊に明日はあるのか!

    というわけで、どんどん死にます
    ネタバレごめんやけど涙が追いつかないくらい次々死にます
    ほんともうやめてあげて!
    108人しかいないんやで!
    このペースで死んだら十九巻までもたんやないか!
    わいの計算だと十九巻の終りにはマイナス6人くらいになってまうやないか!(いや計算苦手か!)

    涙涙涙の中ですが、明るい希望も描かれています
    一つは第2世代の子どもたちがすくすく育っていること
    それはもうすくすく
    いやこんな漢たちの中で育ったらすくすく以外育ちようないわ!

    二つめはいよいよ『水滸伝』のスーパーアイドル一丈青扈三娘と、もてない男たちの希望の星王英さんが遂に結婚したってことです!

    そもそも『水滸伝』一番の見どころって二刀流の美少女剣士扈三娘をチビでブサイクで特別強くもなく、指揮能力が高いわけでも一芸に秀でてるわけでもない能力値ランキングでいうたら下位常連でただただ女好きの王英が押しの一手で口説き落とすところなわけです(諸説あり)
    まぁ王英許すまじ派の方が多数派かもしれんけどw

    しかしあれだ!王英さん新婚初夜に色々約束し過ぎや!分かる!分かるよ、なんか気持ちがわ~って盛り上がってさ、この女のためやったらなんでもやってやるみたいな気持ちになるのは
    でもそこは冷静にならなきゃダメなのよ
    出来ることと出来ないことはちゃんと見極めて約束しようマジで
    覚えてるからね!
    女は全部覚えてるからね!
    そんであの時のあれは嘘だったの!とか言って嘘泣きするからね!
    あいつら全員予知能力者だからね!
    完全に忘れてポカーンとなってるのをいいことに色々付け足してくるからね!
    負けないで王英さん!

    というわけで、今回の一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナーはもちろんこの人!

    第五十八位の好漢、地微星の矮脚虎(わいきゃくこ)王英です
    矮脚虎とは短足の虎という意味です
    ひどい渾名w

    梁山泊一のチビで短足、ブサイクです
    しかも弱い、そのくせとんでもない女好き
    敵将だった扈三娘にめっちゃ美人やん!という理由で一騎討ちを挑みますが、あっさり負けます
    しかも負け方がひどい、一騎討ち中に扈三娘にムラムラして負けるっていう
    笑えない、笑えないよ王英さん
    もちろん最初は相手にされませんが、宋江に間に入ってもらってなんとか結婚にこぎ着けその後は二人揃って戦場にでます
    しばらくおとなしくしてましたが、その後瓊英という美少女武将(なんと16歳)を見初めてまたしても戦いを挑みますがまたもやあっさり負けます
    すでに王英はこのときいいおっさん、もちろん扈三娘も健在です
    情けない、情けないよ王英さん

    だけども『北方水滸伝』の王英さんはめちゃくちゃカッコいいのよ!飛竜軍という闇の部隊の隊長を務め、扈三娘のピンチに颯爽と現れ三たび命を救うスーパーヒーローです
    なぜかいつも良い所にいるのはストーカーだからじゃね?と言えなくもないけど

    と、とにかくわいの大好きな王英さんをこんなにもカッコよく生まれ変わらせてくれた謙三アニキにありがとうと言いたい!
    Oh!Yeah!


    でも、カッコ悪い王英さんも好きなんだよな〜

    0
    2023年10月03日
  • 水滸伝 十四 爪牙の章

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    遂に本気を出した官軍が二十万の大軍で梁山泊を潰しにかかる第十四巻

    そして王英さん自身も認めようとしなかった恋心を宋江が見抜いていました
    曰く「扈三娘のこと好きなんやろ?結婚しちゃえばいいじゃん!」
    王英「いや、扈三娘さんみたいな美人さんがが僕みたいな短足好きになるわけないじゃないですか」
    宋江「聞いてみなわからんやん!よっしゃわしに任せとけ」
    王英「いや、やめて下さいよ」
    宋江「いいからいいから、わし得意やねんてこういうの」

    といった流れで宋江がしゃしゃってきた、二人の恋物語は次巻へ持ち越し
    でも、もう三回も命助けてるんやで、身を呈して
    もういいでしょうよ!
    惚れてあげて!
    このままじゃ王英さん死んじゃうよ(´Д⊂グスン

    そして張横と張平親子の旅も良かった
    こちらもなんか泣けてきた
    どんな旅かと言うと…
    うんそれは読んでほしいわ

    はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー♨️

    今回は第百三位の好漢、地壮星の母夜叉(ぼやしゃ)孫二娘です

    ぜんぜん違う『北方水滸伝』ですが今回もまたオリジナルのファンとしては唖然とするしかないエピソードをねじ込んできました

    張青と夫婦というのは一緒です
    オリジナルでは武芸に優れ荒々しい性格をして暴走しがちなところを張青にたしなめられることが多いんですが、『北方水滸伝』はかなり思慮深い性格で、いまいち情けない夫の張青を叱咤激励しています

    オリジナルでは夫婦共に合戦で討ち死にするんですが、『北方水滸伝』では晁蓋を暗殺した史文恭が逃走する際に張青も殺されていまいます
    そして、な、なんとなんと地正星の鉄面孔目(てつめんこうもく)裴宣と再婚します
    もう、びっくり!オリジナルだとほぼ接点ないんだけどw
    でもなんか二人すごく似合いの夫婦なんだよね
    収まるべきところに収まったって感じ
    すげーぞ謙三アニキ!

    0
    2023年10月02日
  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    いよいよ官軍が本腰を入れて梁山泊に攻め入る第十三巻
    しかも今回は青蓮寺の働きで有能な指揮官を揃えて来やがりました
    そして梁山泊は初の大惨敗を喫します

    また、セカンドジェネーレーションの担い手となりそうな子どもたちが次々と登場、好漢たちの導きにより成長していく過程も今後の楽しみ
    う〜ん、大河ロマン

    はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
    今回は第十二位の好漢、天満星の美髯公(びぜんこう)朱仝です
    渾名の美髯公は言わずと知れた三国志の英雄関羽の渾名でもありますよね
    中国では神様になってるくらいの人の渾名ですから、当然ただおひげが立派というだけではこの渾名で呼んでもらえません
    義に厚く、武勇に優れた人物ってことですね

    『北方水滸伝』では親友とも言える雷横が戦死したときに切ってしまいます
    美髯公というのは中国では特別な渾名ですからね
    自らそれを否定するようなことをすることに相当な想いが表れています

    また、『水滸伝』屈指の人気キャラ黒旋風の李逵と仲が悪いというのはオリジナルと一緒なんですが、仲が悪くなった理由というのがオリジナルではなかなかに残酷なエピソードなんですよね
    オリジナルは好漢たちもけっこうというかかなり非道いことやります

    『北方水滸伝』では双頭山という砦の総隊長を務めていますが、オリジナルでも雷横と一緒に梁山泊の門を守っていたので、そこから着想を得ているのかもしれません

    そして『北方水滸伝』ではめちゃくちゃカッコいい散り方をします
    もう楊志に次ぐかっこよさ
    詳しくは是非読んでほしいけど、もう泣く
    泣くしかない
    オリジナルではけっこう最後のほうまで生き残るんですが、この対比はもうあまり意味ないかもしれない
    だって、どんどん死ぬもん『北方水滸伝』

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    2023年10月02日
  • 水滸伝 十二 炳乎の章

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    すごいな〜、すごい!
    この構成力ね、すごすぎる!

    青蓮寺の執念により、梁山泊の軍費を賄う闇塩の道を動かす盧俊義が捕らえられ拷問にかけられる
    盧俊義を救い出すため、浪士燕青と宋江を総大将とする梁山泊軍が動き出す
    といった感じで始まる第十二巻

    人の想いが鮮やかに交錯しまくる『北方水滸伝』、漢と漢の泣かせる絆が全ページに溢れております

    読んで心を震わせるしかないじゃね?と強く訴えたい!

    はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー❤

    今回は第四十位の好漢、地傑星の醜郡馬(しゅうぐんば)宣賛です

    郡馬は郡王の婿と言う意味なので、醜い郡家のお婿さんてことですね
    武芸に優れて功をあげたため、さる王族のお婿さんに迎えられましたが、あまりに醜くかったため、お相手が自殺してしまうという
    ひ、ひどい

    『北方水滸伝』では、いい男で女性にモテ過ぎだために嫉妬され、罪を着せられて捕まってしまう、とまるで真逆です
    ですがその際に受けた拷問により鼻や頬を削がれ恐ろしい顔にされてしまったために普段は黒い覆面をしています

    また、オリジナルでは武勇に優れ、関勝の副将という立場ですが、『北方水滸伝』では軍略に優れた軍師の立場で、本巻でも鮮やかな献策をしています

    そして注目すべきは奥さんです
    金翠蓮という『水滸伝』でも一、二を争う美女と結婚してるんですね
    これがまた出来た女性なのよ

    ちなみにこの金翠蓮、オリジナルではかなり序盤の魯智深のエピソードに登場し、『北方水滸伝』でもそのエピソードに近いかたちではあるんですが、宣賛とは全く関係ありません

    『水滸伝』一の醜い漢と『水滸伝』一の美女をくっつける
    北方謙三アニキ、粋だわ〜

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    2023年09月29日
  • 水滸伝 十一 天地の章

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    梁山泊の二人の頭領、晁蓋と宋江
    好対照の長所と短所が互いを補い合ってがっちりと組み合わさっていましたが、それぞれの持つ譲れない思いから次第に綻びが見え始め、ついにあの時がやってくる第十一巻

    今回も戦の裏側にある、調練や諜報、謀略をしっかり描くことで、物語にとんでもない深みをもたらしています

    クライマックスは『水滸伝』のスーパーアイドル扈三娘の絶体絶命の危機に颯爽と現れ、間一髪で救い出す王英先生です
    カッコいい!
    謙三アニキ!わいの大好きな王英先生をこんなにカッコよくしてくれてありがとう!(´Д⊂ヽ

    王英先生についてはまた後で語りたいと思います

    というわけで、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!

    今回は第百六位の好漢、地耗星の白日鼠(はくじつそ)白勝です
    白日鼠とは昼間からつまらない悪さばかりしていることから名付けられたからなのですが、『北方水滸伝』では色白で出っ歯の顔がねずみに似ているからという少し残念な理由も付け加えられています

    特に強いわけでも、一芸に秀でてるわけでもなくそれほど目立つ存在ではありませんが、『北方水滸伝』では獄中で出会った林冲、安道全と硬い友情を結び
    志のためではなく、友のために梁山泊に入ったとはっきりと言い放ち、漢としてのまた違った生き方を示しています

    そしてなんとこの巻では、安道全の元で学んで医師としての道を歩み始めます
    凄すぎです!
    凄十です!

    オリジナルではただの博打好きのチンピラですからね
    まさか白勝を医者にするなんて…やっぱりちょっと頭おかしいな(最大級の賛辞)

    そしていよいよオリジナルにない星も作ってきやがった!w
    てことは全109章あるのかな?

    追記)1巻5章だからどう考えても108章いかんわwそれとも『楊令伝』でも続くのかな?

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    2023年09月28日
  • 水滸伝 五 玄武の章

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    第5巻。官軍の作戦が鋭く厳しさを増し、梁山泊のリーダー達に危機が訪れる。グイグイと物語に引き込まれる。

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    2023年09月20日
  • 水滸伝 十 濁流の章

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    折り返し地点の第10巻でございます
    え?もう?っていうね

    ハードボイルドを始め、この『水滸伝』でもそうなんだけど無骨な漢たちを描くことから、無骨な文章を、荒々しいとっつきにくい文章を想像するかもしれませんが、ぜんぜんそんなことなくて非常に読みやすいんだよね
    一度試しになにか読んでみてほしいです
    余計な修辞がないんでまどろっこしい感じがない、キャラがしっかりしているので、いちいち説明しなくとも会話で物語が進むのも読みやすいポイント
    交わされる会話は荒々しいけどね

    さて本編は梁山泊軍が呼延灼率いる精鋭の部隊とぶつかり、初の大敗を喫しますか、ここで高俅が大きな存在感を発揮してくれます
    『北方水滸伝』オリジナルの青蓮寺によって影の薄い四姦ですが、やるときゃやります!
    しっかりとやっぱやな奴感を撒き散らして再登場を待ちます
    今後高俅にスポットを当ててくることもあるんかな?その辺も楽しみ

    はい!一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
    今回は、第九十二位の好漢、地囚星の旱地忽律(かんちこつりつ)朱貴です

    まぁやってることは珍しくオリジナルとほぼ一緒ですが、オリジナルはお酒にしびれ薬を混ぜて旅人の身ぐるみ剥いで梁山泊の軍資金にするなどけっこう悪どいです
    『北方水滸伝』では、安道全に死期の近い奥さん陳麗から痛みを取り安らかに過ごさせてくれたことに恩義を感じ、また志のために晁蓋らが梁山泊を奪取する手助けをします
    王倫に不満を抱いて手引きしたのはオリジナルも一緒ですがもっと世俗的な理由だったと思います

    ちなみに奥さんの陳麗は『北方水滸伝』の創作です

    梁山泊の若き好漢たちを一歩離れたところから俯瞰で見てるようなところがありつつ、若い者に助言を与えることもあり、カッコいい中年という感じで、やっぱりオリジナルにはない深みがすごい

    最後は己の夢を弟に託してカッコよく死んでいきますが、オリジナルではけっこう長く生き残り、最後は病死でした

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    2023年09月19日
  • 水滸伝 九 嵐翠の章

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    馳星周さんの解説を読んで前巻のワタクシの感想がズバリだったな〜と自己満足に浸っております

    そうなんです
    完全に理解しました
    『北方水滸伝』は一〇八人の死に様を語る長い物語だったのです
    敵や市井の人々にも魅力的な人がたくさんでてきますので一〇八以上の死に様ですね

    すげー!
    すげーよ北方アニキ!

    今回は補充巻でした
    なに?補充巻て?
    そんなん自分で確かめてほしい

    はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
    今回は第四十九位の好漢、地闘星の火眼狻猊(かがんさんげい)鄧飛です

    火眼とは赤い目という意味でオリジナルでは人肉を食べてそうなったとされてます、恐っ
    『北方水滸伝』では宋の北に位置する遼を超え女真族の住む地で捕らえられた魯智深を救い出し連れ戻す際に海上で船を漕ぎ続けてそうなったとされています

    魯智深を救い出した後は梁山泊の飛竜隊という特殊部隊で小隊長を務めました
    オリジナルでは騎馬隊の隊長で、誰かを救出に向かうことが多いため、こんなエピソードが作られたのかもしれません
    だけどね、二回行って二回とも失敗してるのよ
    自分も捕まったりしてるのね

    しかし、『北方水滸伝』はあきらめることを断固として拒絶する精神で、二回行って二回とも成功し、本人が望んだように「あいつはすげー!」って語られる男となったのよ

    『北方水滸伝』の一〇八星は、必ず何かを成し遂げるの
    それは志のためだったり、自分のためだったり、友のためだったり、愛する人のためだったりと色々なんだけどね
    一〇八の色々がすげー!のよ

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    2023年09月18日
  • 水滸伝 八 青龍の章

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    もう、いろんなバリエーションで死んでいくやん。゚(゚´Д`゚)゚。

    あれか?一〇八星で一〇八種類の死に方考えようの会名誉会長か!

    それにしても非道い
    ほんと小説家って良くあんな非道いこと考えるよね
    確かに李富と馬桂はにっくき仇やけど、あんな仕打ちせんでも…
    非道い。゚(゚´Д`゚)゚。
    もう小説家全員サイコパスや!(極論)

    ちなみに今回ワタクシが一番猛った場面は飛竜隊の隊長を務めるOh!Yeah!じゃなかった王英が援軍として祝家荘に向かったという記述ですw
    扈三娘とOh!Yeah!じゃなかった王英が『北方水滸伝』でどんなふうに結ばれるのか興味津津

    というわけで多大な犠牲を払いつつ官軍との全面対決の緒戦に勝利した梁山泊
    青蓮寺の反撃も予想される次巻もでら楽しみ!

    はい、一〇八星ぜんぜん違うやん!のコーナー!

    今回は、第三十四位の好漢、天暴星の両頭蛇(りょうとうだ)解珍と第三十五位の好漢、天哭星の双尾蠍(そうびかつ)解宝です

    なにが違うって、オリジナルでは二人は兄弟なんですが、『北方水滸伝』では親子なんです
    ぜんぜん違う!
    ぜんぜん違うけど親子の方がむしろしっくりくるっていう!なにこの魔力w
    猟師なのは同じなんですが、オリジナルでは暴れ者で悪い金持ちや役人を殺して梁山泊に逃げ込みます(オリジナルの好漢はそんな奴ばっかりです)
    しかし『北方水滸伝』では特に父親の解珍は一角の人物として描かれていて、解宝も人望が厚く人々をまとめる力があります

    祝家荘との戦いで潜入工作を仕掛けるのは同じなんですが『北方水滸伝』では更に猟師であることや過去の因縁を活かしまくっての潜入で説得力が段違いです
    おそらくその説得力のためにこういう人物に書き換えられたんだろうなと思わせます

    そしてこの後も長く戦いに加わるはずなんですが、特に解珍はオリジナルよりかなり年嵩ですので死期は早いかもです

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    2023年09月17日
  • 三国志 二の巻 参旗の星(新装版)

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    本書になりいよいよ曹操や龍備、呂布などが戦で大活躍の端緒が語られて時の経つのを忘れて夢中になって読み耽ってしまった。昔若かかりし頃読みしことを思い出しながら---雄大でスケールの大きい物語は人を魅了させる。次はどんな話しになるか楽しみだ。

    0
    2023年09月17日
  • 水滸伝 七 烈火の章

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    もう、どんどん死ぬやん。゚(゚´Д`゚)゚。

    いよいよ宋江が梁山泊に入山し、晁蓋と並びたち官軍いや宋国との本格的な戦争へと突き進んでいきます
    そしてそして次巻ではオリジナル水滸伝では前半最大の山場となる祝家荘との戦いへと続いていきそう
    『水滸伝』のスーパーアイドル一丈青扈三娘も登場し、こちらは青蓮寺の天才参謀聞煥章となにやらありそうな感じ
    全ての男の子に勇気を与える存在の王英先生はまだ到着してません!ヤバい!早く来て!

    はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
    今回は第二十九位の好漢、天罪星の短命二郎(たんめいじろう)阮小五です
    元漁師、阮三兄弟の次兄ですね
    オリジナルでは他の兄弟と一緒に水軍の隊長になり長く活躍しますが、『北方水滸伝』では、呉用の進言でなんと軍師修行を始めます
    かなり短気な荒くれものの性格はオリジナルと一緒ですが、『北方水滸伝』ではそれを抑え込むことができ、尚且ついろいろなことに目端が効き、まさに知恵者の原石を思わせます
    それでなくても公孫勝に致死軍頭領という役割を与えてしまったこともあって、北方梁山泊には軍師が少ないんですよ
    軍師とは縁遠いところにいる阮小五をサプライズ抜擢して成長を描いていくんやな〜と思わせておいて…この野郎!

    ところでワタクシ、この『北方水滸伝』をオリジナルと(ぼんやりと)対比しながら読み進めているわけなんですが、自分贔屓で申し訳ないけど、やっぱりオリジナル及び吉川英治の『新・水滸伝』くらいは読んでいたほうがより楽しめると思うんですよね

    このオリジナルとのギャップをきちんと把握するほど、読んだときのぶっ飛びが強烈になると思うんですよ
    どっちでも凄い面白いんですが、ホームランか場外ホームランかってくらいの差があります

    え?どっちも同じ1点でしょって?
    いや君とはちょっともう話できんわ

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    2023年09月13日
  • 水滸伝 六 風塵の章

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    梁山泊対青蓮寺の構図がどんどん表面化して進んでいく巻です
    わりと静かな巻なのに面白い
    やっぱり裏側の描き方が上手いからなんだよ
    上手いしちゃんとしてる
    だから戦の説得力が凄い

    梁山泊側はどんどん人が集まります
    特筆すべきは青州軍の将軍、秦明と副官花栄、その部下黄信の合流です
    若いヤツが多い梁山泊にあって苦み走った大人の漢秦明が渋い!しぶカッコイイ!
    第六巻は秦明の巻と言ってもいいかも

    そして青蓮寺側も遂に天才参謀聞煥章が登場!あっという間に青蓮寺を自分色に塗り替えて行きます
    完全に出来上がってるチームに経験のない若造が入っていくのは難しいし、才能があったらあったで嫉妬されるはずですが、圧倒的才能で納得させちゃうっていうね
    おそらく長く梁山泊の前に立ちふさがるんだろうなっていうね
    そしてこの圧倒的的天才で圧倒的に人間としての中身がない聞煥章の登場で苦悩だらけの李富のキャラクターも際立ってくるっていうね
    く〜上手い!

    はい!一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
    今回は梁山泊第四位の好漢、天間星の入雲龍(にゅううんりゅう)公孫勝です
    『北方水滸伝』では致死軍という特殊部隊の創設者であり総隊長です
    人を寄せ付けない雰囲気を持ちつつなにか秘めたものがありそうな
    冷酷非情でありながら暖かさもあるという二面性を持った人物として描かれています

    オリジナルでは呉用と並ぶ梁山泊の軍師で、特筆すべきは「妖術使い」であるということなんですよね
    「妖術使い」、はいもうカッコいい!語感だけでカッコいい!
    オリジナルでは梁山泊の敵となる陣営にも「妖術使い」は多数登場して、妖術による戦いもたいへん大きな見せ場となっています
    龍や鳳なんか召喚しちゃいます
    中学三年生のときに高校進学と就職して妖術使いになるかの二択で悩んだ経験のあるワタクシとしては大好きな好漢のひとりなんですが、『北方水滸伝』では妖術の類は一切出てきません
    もちろん致死軍を使うというのが妖術使いから発生したアイディアだとは思いますけどね

    では、なぜ『北方水滸伝』には小説としてはある意味飛び道具的な「妖術」が出て来ないのか?ま、単純な話邪魔だからですよね

    「妖術」って冒頭に述べた戦に至るまでの裏側の積み上げをすっ飛ばしちゃうんですよね
    戦だけの記述で問題なくなっちゃうんです

    「人」「国」「志」みたいな『北方水滸伝』が大切にしてることを全部台無しにしちゃうんです
    派手なことに目を奪われずに、コツコツと積み上がっていく物語だからこそこんなに惹きつけるんですよね

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    2023年09月13日
  • 水滸伝 五 玄武の章

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    やってくれたなー!
    やってくれはりましたなー!

    一〇八星、集結しないんかーい!ってね
    『水滸伝』一番の胸熱クライマックス、一〇八星大集結!!描かれないんかーい!っていうね

    もう『水滸伝』違うやん
    それやってもうたら『水滸伝』違うやん
    そもそも『水滸伝』てのはね
    洪信ていうお馬鹿さんが、天界を追放された一〇八の魔星の封印を解いちゃうところからお話が始まってだね
    それがいかにまた集まってくるかって物語なわけでね
    それが一〇八星集結するまえに死んじゃう人出て来るんかーい!

    いやーやっぱすげーわ
    すげーわ北方謙三アニキ
    分かる、分かるよ
    こんな賊徒どもがしっかり官軍にマークされまくった状態で、108人もすんなり集まれるわけないやろ!ってんでしょ?
    んもう!そんなリアリティいらんわい。゚(゚´Д`゚)゚。

    でもねやっぱりそこがオリジナルとの一番の違いであり、一番の素晴らしいところなんですよね
    見る者聞く者がやんやと喝采をあげるための講談ではなく、読者の見たくないものも突き付け、そこに大切なことを込めようとした小説ということなんかな〜


    はい!一〇八星ぜんぜん違うやん!のコーナー!
    今回は第三十三位の好漢、天慧星の拚命三郎(へんめいさんろう)石秀です
    愚直で一本気、思い立ったら即行動で失敗も多い性格
    すぐ誰かを助けに行っちゃうけど失敗して助けられる側にまわる人
    梁山泊合流後は歩兵の隊長となり長くいろいろな戦いに従軍し、時に偵察や潜入などの任務もこなします
    『北方水滸伝』では始め公孫勝率いる闇の軍団致死軍の隊長となりますが、そのやさしすぎる性格から向いてないと判断され任を解かれ二竜山で青面獣楊志の補佐にまわります

    性格も正反対に描かれていますが、やはり最大のぜんぜん違うじゃん!は二竜山を守るために奮闘し、一〇八星集結を待たずして戦死してしまうことですよね
    オリジナルではだいぶ長いこと生き残ります
    最後は迷いをすて、楊志の息子楊令に自分の剣を託して死んでいきますが、その最大の功績は自分たちの志を次の世代に繋げたことだったのかもしれません

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    2023年09月07日
  • 水滸伝 四 道蛇の章

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    今後の大活劇に向けて静かに時を重ねる第四の巻です
    こういった大長編では仕込みの回ともいえる落ち着いた巻が必ずあるんですが、そんなんも超面白い『北方水滸伝』でございますよ

    これまでも何度か書いてるんですが、面白いヒロイックファンタジーを産み出すには、いかに魅力的な敵を生み出せるかにかかっていると思うんです
    え?『水滸伝』てヒロイックファンタジーだったの?っていうのは今いいじゃない
    今いいじゃないそれは

    で、この『北方水滸伝』はめちゃくちゃ魅力的な李富という敵を生み出しています(もちろんアニキの創作キャラ)

    いやもうこの李富がさ、ちょっと油断すると好きになっちゃいそうなのよ
    もう悩みまくりで、そんで愛情深くてつか愛に溺れて、要するにめちゃくちゃ「人」なのよ
    そして彼なり志を持ってるの
    そんで梁山泊と対峙するわけ、もちろんかなり悪どいことしてくるんだけどさ、やっぱり官軍てこともあって自分たちこそ「正義」だと思ってるし、彼らなりに国や民のことも考えてるわけ
    つまり「正義」対「正義」の闘いなのよ
    どっちも「正義」であるがゆえに、そこからいろんな悲劇が生まれるのよね

    そして官軍側もこれからまだまだ魅力的な人物が出てきそうで楽しみ
    物語はさらに不穏な空気をまといつつ次巻へ!


    はい一〇八星ぜんぜん違うやん!のコーナー!
    今回は第八十八位の好漢、地弧星の金銭豹子(きんせんひょうし)湯隆です
    『北方水滸伝』では鍛冶屋一本ですが、オリジナルでは鍛冶屋兼軍人で武術に優れていて戦場でも活躍しています
    オリジナルでは博打にはまって落ちぶれていますが、『北方水滸伝』では愚直で手を抜くということを考えたこともない職人で全く正反対です

    また、梁山泊入のきっかけは李逵と義兄弟になったことですが、こちらではまだ出会ってもいない状態で、最初から梁山泊にいます
    今後二人は仲良くなるのかも見どころかもしれませんね

    それにしても北方謙三アニキは戦わない人たちの描き方が本当にうまい

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    2023年09月08日
  • 水滸伝 三 輪舞の章

    Posted by ブクログ

    ぐぅおおおお!
    腹立たしい!
    めちゃくちゃに腹立たしい!
    誰が誰に何を言うとんねん!
    何をしれっとまとめとんねん!
    何をしれっとまとめて旅立っとんねん!
    (ノ`Д´)ノ彡┻━┻

    わいは許さんで!
    宋清は許してもわいは許さんで!

    いやもう、小説読んでここまで腹立ったのは久しぶりだわ
    久しぶりぶりだわ!(そうでもない感)

    つまりは北方謙三アニキにしてやられてるってことですわな
    ここまで感情を揺さぶられるって凄いことやんな

    はい!一〇八星全然違うやん!のコーナー!
    第二回は、梁山泊第十七位の好漢、天暗星の青面獣(せいめんじゅう)楊志です

    第三巻前半の主人公と言っていい楊志で建国の英雄を父祖に持ち自身も若くして武挙(軍人になる試験ね)に合格したエリート軍人です
    軍人としての強い矜持を持っているため梁山泊の思想に共鳴しつつもなかなか踏み切れずにいましたが、賊徒に蹂躙された村を救うために、賊徒を討伐しそのまま二竜山の頭領となります
    また、その時に拾った孤児を楊令と名付けて息子とし、済仁美という身の回りの世話をしてくれた女性と結婚し、家族を守る誓いをたてます
    先祖伝来の宝刀「吹毛剣」を操りばったばったと敵をなぎ倒しちょ〜カッコいいのですが…

    オリジナルでは、序盤かなり情けないです
    最初から強いは強いんですが、『北方水滸伝』以上に軍人に固執してます
    また先祖伝来の宝刀も出てきます(無銘)が売ろうとした上に、結局没収されちゃいます
    また、オリジナルには楊令や済仁美は出てきません、北方謙三アニキの創作です
    一〇八星集結後は八虎将(もちろん八人いる)というかなりカッコいい役職で活躍しますが、まぁそんなに深みのある人物ではなかったかなぁ(オリジナルはそもそも全員そんな深みないんだけどね)

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    2023年09月05日
  • 水滸伝 二 替天の章

    Posted by ブクログ

    梁山泊の敵となる青蓮寺も輪郭がさだまりつつある第二巻でございます

    官軍の諜報機関みたいな存在なんだけど
    うーん、この青蓮寺チームがまた良いのよ!
    彼らなりの志もありそうで、なんていうかカッコいい敵が生み出されていて参りました

    そりゃあそうよ!高俅みたいな軟弱な奴らじゃ、北方梁山泊の敵役は務まりませんよ!

    突然ですが、一〇八星全然違うやん!のコーナー!(ドンドンドンパフー!)
    はい、『北方水滸伝』後発も後発のワタクシですが、さらに信者を増やすために微力ながら少しでもこの魅力を伝えたく、『北方水滸伝』が好漢たちをいかに鮮やかに生まれ変わらしているかオリジナルと比較しながら語って行きたいと思います

    第一回は梁山泊第八十四位の好漢、地幽星の病大虫(びょうだいちゅう)薛永です

    オリジナルでは元々武門の家柄でしたがお父さんの代で没落し、自慢の武芸を見世物にしつつ軟膏売りをしながら各地を流れ歩いていました
    とある事件で宋江とお友だちになりゆくゆくは梁山泊へ
    梁山泊合流後は歩兵の隊長になっていましたが、特に活躍することもなく戦死します

    『北方水滸伝』では、天才薬師です
    医師の安道全と最強コンビを組んでどんな病も治して…しまわないのがまたいいんですよね
    治せない病もあることを受け入れ、死と生と向き合っている
    そして少しでも助ける人を増やせるよう、死にものぐるいの努力を続けます
    また剣の達人ですが、人を斬るのは好まずオリジナルと違って実戦では全くの役立たずです
    生かすほうに己を捧げているんですな

    『北方水滸伝』はただの暴れん坊たちだけでなく、きちんと裏方で生きる漢たちもカッコよく描いているのがまた魅力的なんですわな〜

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    2023年09月02日
  • 岳飛伝 五 紅星の章

    Posted by ブクログ

    南宋軍の岳飛と金国ウジュ二人の繰り広げる戦は、二国の対立、民のための戦、個人的な戦争の度の言葉も当て嵌まらない次元の戦いとなる。

    一方、南の方でサトウキビから砂糖を作ろうとする秦容の陣営も仲間が増え、本格的な砂糖作りに向かっていくようです。
    ラム酒も副産物として出来ているようです。

    また、西の方では韓成が奥さんと子供とうまく行っていないようですが、重要な仕事に関わっていく気配を感じます。


    岳飛伝5巻が久しぶりすぎて水滸伝や楊令伝が昔のことのように忘れてしまいそうです。

    たまに、黒旋風や豹子頭の事を思い出さなくてはと思いました。

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    2023年08月20日
  • 三国志 五の巻 八魁の星

    購入済み

    おもしろい

    三国志は、横山光輝の漫画で読み始め、はまってしまった。
    その後いろいろな漫画の三国志を読んできたが
    どうも物足りなく、
    今回小説なら、自分の想像でもっと膨らませられるのではないかと思い、

    小説版に挑戦。
    再保吉川英治作のモノを呼んだが、文体が古いところがあって、
    いまいち入りきれず、
    北方健三作の作品を読み始めたところ、
    これが良い。

    登場人物が非常に生き生きとしており、
    頭の中で、縦横無尽に動き回っている。
    この先もまだまだ続くので、期待して読み進めていく

    #ドキドキハラハラ #カッコいい #感動する

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    2023年07月04日
  • 【新装版】望郷 老犬シリーズIII

    Posted by ブクログ

     「老犬シリーズ」完結編。老いぼれ犬高樹良文の最期(?)。これぞ俺の愛した80年代ハードボイルド。そこここに北方節があって「ああ、かっこいい……」、それにシリーズそれほど間を置かずに読んでおり名前に、経緯に記憶があるので「ああ、たまらん……」 そういう箇所に付箋をつけていたら,都合25箇所に。ああよかった。十年くらいしたら、また三部作通し読みしよう。
     老いぼれ犬の登場する作品、再読しようかな。それにこのシリーズも、十年くらいしたら、また三部作通し読みしよう。
     それにしても、北方氏の小説は冒頭からもう北方節。

    「息。/闇の中で聞こえるのは、それだけだった。」(『傷痕』)
    「赤。/闇の中で、ピースの火だけに色があった。」(『風葬』)
    「闇。/眼が馴れるまで、高樹は待った。」(『望郷』

     三部作、書き出しは、同じトーンなんだぜ。
     しびれないか。 

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    2023年06月12日
  • 【新装版】風葬 老犬シリーズII

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    「老犬シリーズⅡ」。いかにして高樹刑事があのおいぼれ犬となったのか。もう、泣かせる。読点の多い短文のリズム。身体と身体のぶつかり合いのシーンにおける体言止め(というより単語一語だけのセンテンス)。酔わせるセリフ。登場する男達がことごとくかっこいい! そして甘いセンチメンタリズム。これぞ北方節。これぞ俺の愛したエイティーズ・ハードボイルド。「挑戦!シリーズ」再読しようかな。

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    2023年05月14日