北方謙三のレビュー一覧
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いよいよ残り巻数が少なくなってきました。で、今回の一番の見所は、やっぱり何といっても吹毛剣受け渡しのシーン。シシンとの邂逅も熱いし、そのあとのウジュとのやり取りも漢気でいっぱい。更に、最期にヨウレイの姿を見ることができたヤリツエツリとの対面にいたるまで、本当に素晴らしい章でした。あと、登場人物紹介を見ながら”あれ?ソウセイってどうやって逝ったっけ?”と思ってたら、なるほど、そういうことだったんですね。いつしかのテイテンジュを彷彿させる亡くなりかたで、これまたジンときました。ところで、リシュンはこれで最期なんですよね?ちょっと理解が追いつかず、最終的になぜ死に至ったのかがいまひとつピンときません
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Posted by ブクログ
ネタバレついに禁軍との全面対決が開始される。
緒戦はカク瑾・花飛麟と岳飛の若手同士のぶつかり合い。呼延灼・史進はかつての姿を取り戻すかのように躍動し、楊令は騎馬隊を率いて十一万の敵陣を断ち割る奇策に出る。総帥・童貫は未だ動かず。
そして呼延灼は息子・穆凌を救うため単騎で大軍を押し止め命を散らす。息子に授けたのは双鞭と父の不器用な愛。
序盤からかなり目まぐるしい展開。スピード溢れる熱い闘いこそ北方水滸伝の醍醐味。
趙安と呼延灼、両陣営とも核となる将軍を失い戦況はどう推移していくのか。そして童貫と楊令はどこで対峙するのか。
読む手が止まりそうにない。 -
ネタバレ 購入済み
三国志4
曹操が戦死したと聞いた劉備が曹操は自分にとって玉を磨く砥石のような人だったという例えがとてもしびれました。
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いよいよクライマックスが見えてくる段になって、静かに盛り上がってまいりました。今頃気付くなよ、って話かもしれないけど、梁山泊を彩った漢たちに、それぞれの死に場所を与える物語なんだな、ってことが改めて実感された巻。今回は、だいぶ頑張ったモウコウ(カッコ悪い失敗が目立った晩年だったけど)、とうとう逝くのかっていうエンセイ(しかし最後の最後まで圧倒的に強かった)。リシュンやコウジュウにも死地が与えられそうな予感だし、残るは最後の巨頭シシンをどうするか、ですね。
あと、ここにきてやっと(?)カンセイチュウが戦死しました。何巻越しに書き続けたんだろ、これ。史実だとこのあたりで死ぬから、ある程度は予想は付 -
購入済み
三国志1
北方三国志は小説では読んでいたのですが漫画になっていたとは驚きました。曹操格好良すぎてどハマりしてしまったので近いうち二巻も読もうと思ってます
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彼の最期、ヨウシの最期と重なりました。もちろんそれは褒め言葉なんだけど、穿った見方をすると、既視感を喚起するせいで、場面の盛り上がりが半減されてしまう気も。人物が小粒になっているだけじゃなく、どうしてもパターンが重なってしまうというのも、シリーズを重ねる毎、不利になっちゃう理由ですね、きっと。それにしても、この巻でもまた生き延びましたね、カンセイチュウ。死にかけはしたけど。八巻の解説で死ぬことをバラされて以降、どこまで頑張るんだろう?そして自分は、この恨み節をいつまで引っ張ろう?(苦笑)その彼に限らず、なかなか死ななくなりましたね、皆。コウジュウともう一人も生き抜けたし、岳飛に切られた南宋の将
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購入済み
ここではない街へ…
私が、(旧版の)文庫カバー写真(車のライトの先に橋があり遠くに街の灯りも見えている)に魅力を感じたのは、常日頃「この橋を渡った先に、別世界があるのではないか」と考えるクセがあるからです。写真の橋の先に見える街の灯…それは本書の主人公(作家52歳)が若い頃過ごした街なのかも知れない…色々あった出来事も「この歳でふりかえったなら…新しい発見や答えを出せるのではないのか」と試みてはみるのだけれど、簡単にあしらえるモノもあれば、謎が深まったり…人生経験を積んでも100%の解答は得られない事がわかる…コースに戻るのはままならない…というふうに私は読みました。
「日本を代表する巨匠」への入門書!
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Posted by ブクログ
そっか、表舞台の岳飛は死んじゃうんや。水滸伝でヨウシが死んだのも5巻か6巻くらいだったと記憶しているけど、今度も同じようなタイミングでまたもやビックリさせられました。そういうスパイスもあったせいで、今回はかなり新鮮な読後感。なぜ軍団からの脱落者がいたのか。なぜやたら南方が詳細に描かれていたのか。そのあたりがだんだん繋がってきました。人物紹介の中には入っているから、生きているには違いないんだろうけど、全く一顧だにされていなかったコウジュウ、ここにきてようやくの登場ってのも興奮材料。老いて益々盛んな梁山泊最古参メンバー、みんな漢らしく散らせてもらえるんでしょうか。見ものです。