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Posted by ブクログ
いよいよクライマックスが見えてくる段になって、静かに盛り上がってまいりました。今頃気付くなよ、って話かもしれないけど、梁山泊を彩った漢たちに、それぞれの死に場所を与える物語なんだな、ってことが改めて実感された巻。今回は、だいぶ頑張ったモウコウ(カッコ悪い失敗が目立った晩年だったけど)、とうとう逝くのかっていうエンセイ(しかし最後の最後まで圧倒的に強かった)。リシュンやコウジュウにも死地が与えられそうな予感だし、残るは最後の巨頭シシンをどうするか、ですね。
あと、ここにきてやっと(?)カンセイチュウが戦死しました。何巻越しに書き続けたんだろ、これ。史実だとこのあたりで死ぬから、ある程度は予想は付くだろう、ってことで先走って述べたのかもしらんけど、そもそも完全にオリジナルストーリーなんだから、ひょっとしたら生き延びて大成するかもしらんがな。物語終了後ならいざ知らず、続刊している途中の巻末解説なんだから、ネタバレに関しては最大限の注意を払うべきじゃないか、といまだ思ってしまうけど、これはアリなのか?まあ、やっと決着がついたし、今回まででこれについて触れるのは止めにするけど。
Posted by ブクログ
本巻で遂に、秦容と岳飛の軍が動き出す!
南の方で街を作っていた二人だが、北伐の準備が整い、手始めに南宋の南の拠点を守る辛晃軍五万に戦いを挑む!
更に、李俊は自分の老いに負い目を感じており、死場所を探している。梁山泊の宿敵で、先の水軍決戦の責を負い左遷させられた韓世忠を打つ為李俊が動き出す!
李俊の本気、久々に見れます!
胡土児の下に梁山泊の重鎮が訪れる!
楊令の事に触れるのか?
燕青に依頼が舞い込む!
年をとっても浪士燕青!
梁山泊が結成された頃は宋が腐敗に満ちていた、しかし今は宋は秦檜が極力、腐敗を減らし、新たな産業を生み出す事に力を入れている。金国も兵役を受ける者の税は軽くし、漢民族には重税を掛けないが兵役を課さないというフェアなシステムを構築されている。
岳飛や秦容の北伐は替天行道と尽忠報国を宋と金国の漢民族にどう響かせるのか?
次巻以降が楽しみです!
Posted by ブクログ
多分南宋が一番充実していた頃になるのだろう。
南北に敵がいる状態とはいえ、金国は梁山泊軍との激戦直後で南宋まで攻めてくる力はまだないだろうし、岳飛達に対しては五万もの兵を置いてにらみを利かせているし。
一度梁山泊軍に大敗させられた南宋水軍は韓世忠を外して立て直したし。
皇帝には権威を与えても権力を与えていないので、秦檜の思う国造りの完成は時間の問題だと思われた。
その時、岳飛と秦容が手を組んで北上を始めた。
というど真ん中のストーリーはさておいて、今回は李俊が格好良かったなあ。
「俺は、李俊殿にもっともっと長く生きていただきたいのです」と泣く張朔(ちょうさく)に「人は、死ぬ。いつか、必ず死ぬ」と言って、沙門島の奪回にでかけて行くんだよ。
「おまえは、泣きながらこの任務を俺に与えてくれた、張朔。だから俺も、ひとつだけ約束しよう。死に場所は求めぬ。新しく生きる場所を求めるために、闘おう」
くう~、格好いい!
それに引き換え、燕青(えんせい)に振られた仕事は、70歳を超えた燕青がやらねばいけない仕事だっただろうか。
だって体術だよ。
もっと若い使い手はその後一人も現れなかったの?
宣凱(せんがい)や王貴(おうき)が燕青にやらせることを決めたとは思えないし、納得いかない顛末だった。
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