北方謙三のレビュー一覧
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ネタバレチンギス紀15 子午を読んだ。
14に続いてホラズム国との戦が描かれている。草原での騎馬戦に比べ膠着状態にあり、その分両者の策略が行き来した読み応えのある1冊だった。
・14からホラズム攻略の入口だったオトラルをついに堕とした。まさか地下に道を掘ってオトラル城内に湧いてくるとは思わなかった。工作部隊であるナルスの大手柄。一方、相手大将のイナルチュクは直前で気配を感じ、大打撃を回避している。イナルチュクはやはり只者では無い。
・ホラズムの都サマルカンドも簡単に攻略し、舞台は太后トルケンがいるウルゲンチへ。
・しかしウルゲンチ攻略も案外早い結末を迎えた。チンギスの長男ジョチが将軍として成熟期に入っ -
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ネタバレチンギス紀13 陽炎を読んだ。
地図が一気に広がった1巻だった。
・西では、ホラムズ国との戦が本格的に始まろうとしている。マルガーシと共に成長してきたジャラールッディーンの、初陣と言えるような大きな戦の行く末が楽しみだ。また、マルガーシは戦うべき相手として明確にチンギスを意識している。その視線をチンギス自身が知った時、チンギスがどのような反応を示すのか。ジャムカファンの私としては目が離せない。
・ホラムズとの戦に入る前に、あっという間に西遼を併合した。ジェベの戦は見事。フスオルドやカシュガルがモンゴル国に加わった訳だが、ここに来てかつての盟友ジャカガンボが育てたタビュアン、その周辺人物のアサン -
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ネタバレチンギス紀12 不羈を読んだ。
12巻は、チンギスがテムジンだった頃の登場人物の活躍が多く描かれており、シリーズの読者としては嬉しい内容だった。と同時に、彼らの命や時代が明確に終わりを迎え、新時代の若者の台頭を感じずにはいられない1巻でもあった。
・テムジン初期から仲間だったダイルが、鎮海城防衛戦で死んだ。草原統一に近づいた頃からテムジンを裏で支え続けた句眼のヤクも、同じ戦で死んだ。1つの時代の終わりを感じさせたが、鎮海城は西の拠点として非常に大切な存在になりうるため、彼らは命の最後までチンギスのために使い尽くしたのだと思う。登場人物の退場を、意味のあるものとして描くのが北方謙三はうまい。
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〜陸奥の大地で、人に出会うことは稀だった。〜
北方謙三アニキの『森羅記』第二巻の書き出しである
カッコいい!
いや違う「カッコいい」はなんか違う
そんな軽いもんじゃない
カタカナとかマジあり得ない
またマジとか言ってる
言い直そう
カッコよ!!
いや更に軽くなってるがな!
ビックリマーク付ければいいってもんじゃないわ!小2か!小2男子か!
アニキはあれやな
書き出しに命かけてるな
なので『森羅記』のレビューは今後とも書き出しをお伝えして行こうかと思う
さて、恐らくシリーズの序盤も序盤の第二巻
人が集まっている
そして育っているのをひしひしと感じる
大きな大きなクライマックスに向か -
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ネタバレ2026/3/22
チンギス紀11 黙示 を読んだ。
ついにチンギス率いるモンゴル国が金国との本格的な戦に突入し、登場人物含め物語が明確に新たな章に至ったことを感じさせる1巻だった。
以前、チンギスがテムジンとしてキャト氏統一・モンゴル統一を目指していた頃のような内部の人間関係の入り組み、交錯による謎解き的考察要素はないが、ダイナミックかつ繊細に描かれる登場人物達の成長ぶりを楽しめた。
・長男のジョチの成長が著しい。冒頭、初めてジョチという男の苦労がジョチ視点で描かれた。後半に至るにつれ、四男トルイと共に大きく将軍として成長した姿を見せ始め、今後モンゴル軍の大きな部分を担うのだろう。
・チンカ -
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ネタバレ読み終わっちゃった...全13巻...!!!長旅だったなぁ、これで三国志が例えに使われても理解できる!
本当に孔明が考える軍略って隙はないから相手からすると恐怖なんだけど、どこかあと1歩及ばないところがあるのね。姜維、本当の本当に惜しかったもんな。いい軍人だ。そして孔明は過労死なんだろうか?働きすぎだよね、多分。夢半ばにして生き絶えるのが戦国の世の常なのかも。
張衛は自滅し、馬超は生き延びた。この陰陽も心に残ったな。あと魏と蜀がやり合ってる間の描写が多くて、呉の動きがあまり見れなかったのは残念。実際にそうだったのかもしれないけども。
日本の戦国時代は勧善懲悪で悪い奴を倒してのし上がるもの -
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6巻読み終わってから7巻を手に取ろうと思うまで、他の本を4冊も読んでしまった
いよいよ官軍との戦いが始まり、それぞれの持ち場でそれぞれの能力が生きる
陶宗旺の石積みがまず圧巻!!
魅力的なキャラクターの面々……李き(漢字が見つからない)の明るさに救われるけれど、また何人か雄々しく命を落とすのがつらい…
魯智深改め魯達はキャラ変甚だしく、弾けまくっております
そして登場人物紹介ページは、なんと4ページに!! これ以上は増えないで〜
10巻まで購入済みですが、また少し別な本で心を落ち着かせてからにしようかな
WOWOWドラマは今夜が5話目、楽しみです! -
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この巻は序盤での極めて重要な事が起こる読み応えのある章だ。
まずは何と言っても二竜山の楊志暗殺。楊志は晁蓋、宋江に次ぐ頭領の資質がある英雄と期待され、済仁美を妻とし楊令を子として幸せに暮らしていた。その楊志暗殺を青蓮寺が画策し、馬桂を使って実行する。150人を動員して攻撃してきた王和の軍に対し何と楊志は100人を倒して非業の死を遂げた。それと並行して青蓮寺は二竜山と桃花山を攻撃するが、何とか耐え抜き石秀と周通が戦死する。
次のビッグイベントは女真族に捕らえられ牢獄にいた魯智深を鄧飛が救い出す。魯智深は左腕を失い、その腕を林冲と喰い魯達と名を変える。
旅を続けていた宋江一行は江州で一万の兵に包囲 -
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ネタバレ
・チンギスは、ボレウやナルスといった新たな人材を登用し、戦の形を変え始めている。それは間違いなく大陸の大国・金国との戦を見据えたものだった。また、息子と兄弟に土地を与え統治する形を取り始めたが、軍の規模があまりに大きくなったことで、将軍達の心をどう掌握するかがリーダーとして問われると感じた。特にチンギスは心の内を部下に語るタイプでは無い。その場合、圧倒的なカリスマ性や実力・結果が伴わないと、すぐに部下に見限られると思う。チンギスはその強さを持つと描かれているが、もし今後部下の離反という展開があるなら、それはチンギスがカンとして足りない部分を見つめ直し、さらに強くなるきっかけになりそう。
・北