【感想・ネタバレ】チンギス紀 十一 黙示のレビュー

あらすじ

チンギス・カンは、弟や息子たちと共に金国に大軍で遠征し、攻城戦をおこなっていく。対する金国は、定薛を総帥とする防衛軍を組織し、福興が軍監に就く。ホラズムの皇子ジャラールッディーンは、ジャムカの息子マルガーシらと共にサマルカンドに戻る。マルガーシはアラーウッディーンに謁見を果たした。そしてチンギスは任城に進軍した際、旗を出さずにある場所へと向かう。そこにはかつて漢たちが集まった湖寨があった。好評第11巻。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2026/3/22
チンギス紀11 黙示 を読んだ。
ついにチンギス率いるモンゴル国が金国との本格的な戦に突入し、登場人物含め物語が明確に新たな章に至ったことを感じさせる1巻だった。
以前、チンギスがテムジンとしてキャト氏統一・モンゴル統一を目指していた頃のような内部の人間関係の入り組み、交錯による謎解き的考察要素はないが、ダイナミックかつ繊細に描かれる登場人物達の成長ぶりを楽しめた。
・長男のジョチの成長が著しい。冒頭、初めてジョチという男の苦労がジョチ視点で描かれた。後半に至るにつれ、四男トルイと共に大きく将軍として成長した姿を見せ始め、今後モンゴル軍の大きな部分を担うのだろう。
・チンカイの築城がかなりつぶさに描かれていた。史実を詳しく知らないのであまり楽しめなかったが、どうやらチンカイはモンゴルが西へ至るために非常に重要な役割を担っていたらしい。ホルムズシャー国との争い・連携に役立ってくるのだろうか。
・ホルムズシャー国では、皇太子のジャラールッディーンが戦人として、ジャムカの息子マルガーシの特訓によって成長している。ジャラールッディーンはいつか必ずモンゴル国の前に立ちはだかると思う。その時チンギスは、かつての盟友でありライバルだったジャムカの影を見るのだろう。この展開は、ジャムカファンの私にとっても大きな期待。
・チンギスは、ついに山東半島へ到達した。彼の旅路と共に、私たち読者の知る地図も大きく広がっており、共に旅をしている気分になる。また、彼にとって山東半島は自身の血筋と深い繋がりのある地でもあり、何か大きな示唆を受けたような描写もあった。
・かつて草原の覇を争ったタルグダイ、その養子トーリオが船乗りとしての人生を歩み始めた。そして「誰も見たことの無い遠い海へ漕ぎ出してみたい」と示唆していた。これが、後のモンゴル国による日本攻め(海越え)に繋がると考えるのは先走りすぎか。いずれにしても、かつてのライバルタルグダイの影響を持つ人物が、大陸を超え海を知ることは、今後チンギスが大陸を完全に制覇し海へ漕ぎ出す布石となっていると感じた

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

チンギスが金国に本格的に攻め入る回。
抑圧された女真族から阿骨打が起こした金国も熟しすぎて根本が腐りゆく国に成り果てているのは過去作から見ていると盛者必衰を感じずにはいられません。
間をおいて読んでいるとチンギスの弟なのか息子なのかよく分からなくなってきましたが、偉大な父/兄を持つ家臣たちの心労と成長が伺えます。

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

11巻のメインは金国との戦い。今までになかった大軍同士のぶつかり合いが見物です。チンカイ、マルガーシのお話も良いですが、森のトクトアのエピソードがなかったのはちと残念かなぁ。

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2025年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

毎月刊行の文庫の最終巻が近づいたので再開した。ここから一気に読みたい。長期の遠征での金国との戦い(金国弱すぎ)を中心に、ホラズム=シャー国周りの魅力的なエピソードが楽しい。トクトアが登場しない巻だったが、トクトアは解説で密かな人気を集めていると書いてあって嬉しかった。

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2026年01月14日

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