【感想・ネタバレ】チンギス紀 十四 萬里のレビュー

あらすじ

チンギス・カンは、息子たちや将軍を率い、ホラズム・シャー国に大軍で進軍する。長男ジョチはシル河下流の制圧に向かい、次男チャガタイ、三男ウゲディはオトラル攻略を任された。攻城戦をおこなうため、ボレウとジンの歩兵部隊、ナルスの工兵隊も投入されている。チンギスは、四男トルイ、将軍ジェベと共にブハラを目指す。モンゴル軍を迎え撃つのは、帝アラーウッディーンと皇子ジャラールッディーン、イナルチュク、テムル・メリク、そしてマルガーシたちだった。ホラズム国に遠征するチンギス・カンを、十分な兵力を持つ軍隊が待ち受けていた。好評第14巻。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

話も終盤となり、これまで活躍してきた人たちが去っていく寂しいシーンも多くなりました。それでもチンギスは進む。
ほぼモンゴル対ホラズム国の膠着が続き、トーリオの話が少し間に挟まれる14巻も楽しめました。あと残すは3巻のみ!

0
2025年11月28日

Posted by ブクログ

 トクチャルは死んだ。一度、口に出して呟いた。
 戦場で、死んだのだ。自分の長子ではあるが、ひとりの兵として死んだ。数えきれないほどの、兵の死のひとつである。
 二刻ほど、ジョチはひとりでいた。
 それから大きな部屋へ行き、将校を集めろと従者に命じた。(320p)

1巻まるまるホラズム国との戦いである。一進一退。驚くほど何も進まなかった。その間、後衛のチンギス弟カサルが病死し、チンギス息子ジョチの息子トクチャルが戦死し、無敵だった遊撃隊隊長ムカリが、ジャムカ息子マルガーシと一騎討ちして亡くなった。亡くなった漢たちは、それぞれに戦う意味、生きる意味、死ぬ意味を探していた。見つかったのかどうかはわからない。

ひとつ、話題は違うが、ここに出てくる漢たちの女性の扱いは酷いということを記しておく。チンギスは、戦場にて副官の提供する女を精神安定剤のように抱いているだけではなく、ホラズム国の精鋭を指揮している女隊長の存在を認めると「殺さずに捕えろ」「俺の前で両脚を拡げられるかどうか、見てみたいのだ」などと言う。チンギスだけでなく、ホラズムの軍師イナルチェクも常に軍営に女を呼んで精神安定剤として扱っている。当時の習俗を描いただけかもしれないが、どうも気にいらない。

カサル
チンギス弟、次子也
昔兄と共に兄弟殺す
兄遁走し弟は郷に残
兄帰郷し弟は将軍へ
次子四子テムゲ呼び
ボロクル死責め撲つ
泣き泣き弟責め撲つ
病を得て余命幾拍無
魂兄の許へ行き微笑
兄弟故郷遥萬里微笑

0
2026年01月06日

「歴史・時代」ランキング