北方謙三のレビュー一覧
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ネタバレ横浜にバーを何軒も構える実業家、類まれな才能を持つ画家、そして無頼な生き方。主人公はあまりにも多くのものを持ちすぎている。そういう人間は、最初から破滅へと向かって歩いているのだと、読み終えてから思う。
地場の組織とのこじれ、恋人の不治の病、刺青の技術への静かな魅了。どれひとつ取っても物語になりそうな素材が、ひとりの男の上に積み重なっていく。一見すると無茶苦茶に見える。だが読み進めると、この積み重なりがじつによく練り込まれていることに気づく。雑然としているのではなく、意図して乱されている。
北方謙三の文体には固有のリズムがある。短く切れる文、乾いた体言止め、感傷を拒む語り口。そのリズムが、主 -
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行くと決まった
張飛が劉備に対し「本気か?」と質問を続ける事に業を煮やしたか
劉備はついに「口に気をつけろ 私は行くと言っているのだ 二言はない」と睨め付ける(「ねめつける」と読む)
馬の群れを持ち主に返却せずに全て売り払ってしまおうと言い出した男たちが劉備のその発言を聞いて面白いなとまるで冗談を聞いたかのように嘲笑うが
張飛は「おまえらは去れ!」と叱り付けるように叫ぶ
張飛と劉備のやり取りの傍に居た関羽も加わり馬の群れを持ち主に送り届けに行くと意を決している
更に張飛の怒号が飛んで反対する者も押し黙ると
劉備は馬の鞍から降りて関羽と張飛に礼を言い「姓は劉 名は備 字は玄徳と言う」と自己紹介する
間髪入れ -
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劉備、関羽、張飛
赤名修先生が描く劉備に続き関羽と張飛も登場する
張飛は物凄い剛腕で賊の服を掴んだだけで持ち上げて放り投げて馬を倒す程なのだが
関羽は更に物凄く、賊が突く槍の柄を手で掴むと柄の反対にまだ賊がしがみ付いているのにその体重も物ともせず
奪い取った槍の穂先を一振りしただけで三人以上の賊の胴体や頭蓋骨を、まるで西瓜を切るかのように両断している
関羽が槍の穂先を横薙ぎに奮って両断された賊の頭蓋骨は口から入って上顎骨から頭頂部までを切り裂かれている様子がしっかりと活写されていて大迫力だ
赤名修先生の劇画は人体破壊描写が迫力有って面白い
劉備は大勢の馬を集団ごと賊に奪い去られた持ち主に馬の群れを取り返す事を -
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赤名修と北方謙三の三国志
赤名修先生の絵や演出が大好きである
赤名修先生が北方謙三先生のハードボイルドが大好きで三国志の漫画化の話が来たのが賊軍土方歳三の連載中だったので連載が完結するまで待って貰って
始めたのが今作エンペラーズという
原作小説からは台詞すらもなるべく改変せず描画するという作劇で描いているという事で
実際その通りに劉備が初めて人を率いて中原(「ちゅうげん」と読む)を駆ける場面から始まる
劉備に率いられた人数は20人に満たない程であるも皆が馬を操れている
馬具も有り剣や矛も備えていて劉備たちは群れで野原を駆ける馬たちの後ろから馬たちを追い立てる賊を挟撃し賊の多くを殺し反撃も受けずに馬の群れを確保する事 -
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最終巻手前なのでもう何も言えん……誰が退場してもおかしくないレベルでギリギリの攻防。
童貫がまたさ……嫌な奴じゃないんよな……だから、もう……さぁ……(泣
今回は夢枕獏氏の解説が楽しい。18巻の解説にはこれしかないやろって感じ(笑)
解説が楽しすぎて、夢枕氏の「陰陽師」一巻買ってしまったからね(笑)いつ読むねんシリーズがまた増えそうで怖い。
今回も楊令が良すぎる!楊令は次作があるから生きているはずだしギリネタバレにはならんよね?という気持ちで話せる(笑)お供みたいに一緒にいる郝鄞との関係性が好きだなぁ。→
女真族とのやりとり見ていても、これは……楊令伝に繋がる予感が半端ない。これまた楽 -
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ネタバレ楊家将の最後を飾る本作!!!
水毛剣、護国の剣を懐かしいと思い、吸葉剣って何?と思ってました。
本巻を読む前は楊四郎と六郎達本家楊家が別れて戦い、楊四郎の苦悩がネチネチと語られるのかと不安に思い読んでいました。
しかし楊四郎が石幻花として振り切って生きる事を選び、石幻花が選んだ事を後悔しないという選択をした事で、最後の戦いが、良い意味で秋の冷たい風に心地良さを感じられるように読めました。
個人的な解釈と感想になりますが。
石幻花の選択を他の兄弟が理解できていたのか?
理解出来ていれば五郎は死ぬ必要は無かったのではと思います。
六郎達は石幻花を楊家の恥と思っていたか?
恥とは思っていな -
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動き始めた童貫軍に堪えきれない梁山泊は、策を練りながら時を稼ぐ。
一方致死軍VS高廉軍も大詰めを迎え……時代が動く17巻。(あらすじとは
儚く散ってゆく〜。もうさ、志だけじゃなくて、戦友ができたって満足しながら倒れる漢たちが最高すぎるッ
北方水滸伝は全19巻やから、あと2冊やん?もうね、主要メンバーもどんどん退場していくんよ……いや、わかる、わかるんやけどさ……初期メンとかやとマジでしょんぼりなわけで……ってか、これ、最期は「そし誰」みたいになるんか??だってそうしなくちゃ収まらなくない……か……??
ウワァァァ!
今作も癒しは李逵と楊令。楊令がどんどん大人になって嬉しい(というか、通 -
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ネタバレ前作『水滸伝』で梁山泊棟梁・宋江から「替天行道」の旗を託された楊令を中心に、梁山泊の残党たちが新たな時代を模索していく物語。北部金国での幻王捜索、南部での方臘の乱、童貫率いる禁軍との戦い、さらに交易や物流による国家構想、中原一帯を襲う大洪水、金国と南宋の戦争など、単なる合戦小説に留まらない壮大な群像劇として描かれている。(全15巻)
作品通して印象的だったのは、「戦争だけではない戦い」が描かれていた点。前作『水滸伝』では武によって道を切り開く場面が多かったが、本作では物流や交易、民の生活基盤をどう作るかという視点が強く、梁山泊が目指した理想がより現実的な形へ変化していく過程が面白かった。ま -
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戦の間、インターバル回。それぞれの日常を楽しめるのかと思いきや、退場者続出で私涙目。特に中盤から後半!!マジか!?となる展開……上手い……話の作りがうますぎる……ッ!
とにかく燕青がカッコ良すぎるし史文恭!
あ、女が強い回でもある。
シリアスとコメディの配分がうますぎるんよ……読み出したら止まらない……楽しすぎる。
聞煥章は相変わらず拗らせているし、その結果が扈三娘のアレ(笑)
李陵の逃げ足の速さに笑ってたらラスト!!うっわー!!クライマックス感やっばい〜!!
童貫も動き始めたし、これはもう止まらないッ!!
それにしても、本気でこの辺りなんも話せんね(笑)何話してもネタバレやん……カッコい -
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官軍20万人との戦い後半戦。冒頭から凄い勢いで漢たちが散っていく……。
でも、みんなちゃんと見せ場があるんよ……カッコいいんよ……映画かよ……。
後半は一息タイム。楊令回が好きすぎる……楊令がしてもらったことを張平にしてあげてる……泣
後半、梁山泊での描写が好き。それぞれ“ここはまかせろ”な漢たちがやりたいことをやっている場面が好きなので、たまらんねぇ。
あと、林冲が相変わらずイケメン……史進と索超とのやりとりも好きすぎる。若者グループいいなぁ。
梁山泊メンバーはみんないい奴で、ほんと読んでいて楽しい。→
そして動き出す童貫。ラスボス感満載なんやけど、これまた真っ直ぐな感じが嫌いになれな -
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宋VS梁山泊、おそらく最大の戦いが始まりそうな巻(あらすじとは)
扈三娘回であり、宋江&盧俊義回でもあり、久しぶり王進オジ登場回でもある今作。
真ん中あたりにド下ネタ(高校生男子みたいな)挟みつつ、私は凌振と魏定国のコンビが好き!!
オタクが好きなものを語るシーンが大好きなので、凌振が出てくるとほっこりする。魏定国との約束、果たせるといいなぁ。
王進オジのところにはまた新たなメンバーが参加。この子、たぶん楊令伝で活躍するっしょ(笑)楽しみ。
史進たちのあのシーンは間違いなく今作イチの下ネタ(笑)→
いやもう、笑うやろこれ……謙三ォォォ(笑)
大きな盛り上がりは感じないながらも、クライマッ -
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ネタバレ楊業!
設定上は水滸伝の青面獣楊志の先祖とされておりますが、読んでいる感じでは、頼れるおじさん感と巧みな傭兵術から双鞭呼延灼将軍と被ってしまいました!
それは、さておき楊業の息子達もこれまた、個性的で、楊延平は正に頼れる長男!彼になら何を任せても大丈夫!!!右腕として欲しい漢ナンバーワン!!!
孤高を行く四郎延朗は専ら楊家軍の別働隊として活動!楊家の旗も立てない為、謎の精強な宋軍の出来上がり!部下との信頼と兄弟達との絆の構築には読んでいて込み上げてくるものがありました!終盤の捕獲された場面以降が本巻で回収されませんでしたので、次の血涙が楽しみと不安でいっぱいです・・・
上巻で才能開花の六郎