北方謙三のレビュー一覧

  • 三国志 六の巻 陣車の星(新装版)

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    ネタバレ

     膨張の止まらぬ曹操軍の怒涛の進撃が、広大な大地に砂塵を巻き上げる。百戦錬磨の曹操の魔の手が劉備や孫権に迫っていく。
     曹操の侵略に対して如何に行動するか。劉備軍と揚州の動向を様々な視点から重層的に描き出す構成が読み応え抜群だった。

     劉備が孔明の下を訪れる「三顧の礼」は屈指の名場面。孔明の内面を綴る描写が巧みで引き込まれた。知略豊かな孔明が劉備の人間性に惹かれていく様子が面白い。
     孔明の知略の底知れ無さには素晴らしいと感じ入ると同時に、敵には絶対に回したくないと思える怖さもある。戦術には戦略が伴わなければ意味が無い。教訓にしたい。

     張飛と疑似親子のような関係だった王安の死が衝撃的過ぎ

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    2025年06月01日
  • 三国志 二の巻 参旗の星(新装版)

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    董卓が狂い始めるところから孫権の初陣まで。
    呂布がねー最高なんよ。最愛の妻のために主人董卓をやっちまうんよ。丁原の時と同じ。ほんま、瑶しか見えてない。瑶のためだけに生きてる。瑶亡き後もまた良い……完全に主人公でヤバい。たまらん。

    あと、この巻の見どころは曹操VS青洲黄巾軍よね。開戦から始末のつけ方まで、マジ最高。この時の曹操めちゃくちゃ好き。こちらも正統派主人公、むしろ理想の上司。カッコ良すぎる!
    ラスト、黄巾軍の頭たちとの場面とか最高。荀彧ゥゥゥってなった。曹操は周りを使うのが上手い。

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    2025年06月01日
  • 三国志 一の巻 天狼の星(新装版)

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    劉備が関羽と張飛に出会うところから、孫堅が散るところまで。
    以前別著者の三国志で挫折したことがあったので、読み切れたらラッキーぐらいな気持ちで手に取った一巻。一目惚れした瑶を攫って不器用な一言で嫁にした呂布に惚れた。最高→
    嫁のことしか考えていない呂布(嫁のことを反対されたら直ぐ首を斬ろうとする)や祖父が宦官であることにコンプレックスを持つ曹操、金で解決しがちな暴れん坊だが、時を経て周りが見えるようになった孫堅など、魅力的なキャラクターが多くてグイグイ引き込まれる。→
    北方謙三氏の文体がそれらの漢たちの動きをダイナミックに描写し、読んでいるだけで土埃を感じたり鬨の声が聞こえるような気がする。北

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    2025年05月31日
  • チンギス紀 八 杳冥

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    さらなる展開の第8巻はテムジンとジャムカの決着編かと思いきや、戦いは意外なへ。
    草原の中心となったテムジンはナイマン王国をどうやって倒すのか。第9巻も早く読みたい❗

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    2025年05月26日
  • 水滸伝 九 嵐翠の章

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    第9巻は、祝家荘の戦いを経たあとの梁山泊と青蓮寺それぞれの体制補強の話。

    林冲は青蓮寺の罠だった妻生存情報を信じて救出に向かい殺されかけるが索超と呂方に助けられて回復まで馬糞掃除の罰を受ける。
    梁山泊は新たに流花寨という川沿いの基地を造成。
    青蓮寺は屯田兵による銀山開発による資金ソース確保と、梁山泊の闇塩摘発に注力。
    梁山泊の塩の道を管理していた柴進と燕青(盧俊義の副官)が囚われるが鄧飛と揚林が救出。
    楊令は王進のものに預けられ、鮑旭と馬麟は梁山泊に加入。

    巻末文は馳星周。北方謙三に対する半ば呆れている口調でリスペクトしまくりな解説がなかなか良い。

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    2025年05月24日
  • 岳飛伝 十一 烽燧の章

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    今回の岳飛伝は!!!

    呼延凌VSウジュ
    今まで小さなぶつかり合いをしてきましたがついに本格的にぶつかりました!!!
    胡土児が山士奇が陳央が・・・
    そして九紋龍が、決着はどちらかの大将の首が落ちるまでと思われたが・・・

    岳飛の野望
    岳飛は秦容と一緒に南の方で国を起こしていくのかと思いきや野望がありました!

    秦檜の善政
    秦檜のやってる事に黒さが無くなってきたような気がします。
    現代の権力者達は見習うべきでは!!!

    老兵達の挽歌
    ず〜っと燻っていた李俊!
    チョッカイをかけてきた左遷された韓世忠を狙いついに老兵達が動き出す!!!

    全国展開
    王貴から輸送隊を引き継いだ蕭炫材の轟交賈は中華全土の

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    2025年05月21日
  • 破軍の星

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    今村翔吾さんの「人よ、花よ、」を読み、
    南北朝時代の本はないかと思っていたら、
    YouTubeで今村翔吾さんがお勧めしていた本書を思い出して読みました。

    主人公は北畠顕家。
    16歳で陸奥守に任じられる。

    戦でどんどん人の命が奪われていきます。

    読めば読むほど朝廷に不信感しかないし、
    人を捨て駒のように扱う判断に更に不信感は募ります。

    大義とは。
    正義とは。

    北畠顕家が考えるなか、
    足利尊氏が朝廷に向かって攻めてくる。
    朝廷からは上洛せよと指示が来る。
    でも。
    陸奥が平定しきれていないなか、
    そこを捨てて上洛しなければいけないのか。

    ほんとに苦しい。
    ほんとに辛い。

    それでも北畠顕

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    2025年05月18日
  • 岳飛伝 十 天雷の章

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    今回の岳飛伝は盛り沢山!

    まずは、金国ウジュVS梁山泊呼延凌!!!
    毎度毎度ですが決着は着くのかどうなのか果たして本作では・・・

    続いて宋の韓世忠水軍VS梁山泊張朔!
    前巻より死亡フラグ立ちまくりの狄成は死んでしまうのか!!?

    南方の岳飛と秦容の連合に対して南宋の辛晃!
    どっちかがどっちかを攻めるのか?それとも今回も貯め回!?

    そして蕭炫材の大冒険!
    前巻でアワヤの所を梁山泊に救われた後の自分探しの旅というか、梁山泊ツアー!
    自分も同行したいと思いました!!

    それとおめでたい話があります。
    職場で読んでいたのですが思わず涙が出てしまいました。
    関係者全員におめでとうと言いたい!!!!

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    2025年04月27日
  • 友よ、静かに瞑れ

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    北方謙三『友よ、静かに瞑れ』ハルキ文庫。

    再読になる。北方謙三の初期ハードボイルド小説が5ヶ月連続で再刊されるという。その第1弾がこの『友よ、静かに瞑れ』である。本作は藤竜也主演で映画化されている。

    今や歴史小説家に転身してしまった北方謙三のハードボイルド小説は全て読んでいる。北方謙三の歴史小説にも少し手を出したが、ハードボイルド小説ほどの面白さは見当たらなかった。

    現代に於いて日本人のハードボイルド作家はもはや絶滅してしまったと言っても良いだろう。今となってはハードボイルド小説を読むためには海外翻訳作品に頼るしかないのだ。

    現代は女装した男性が平然とテレビに登場する時代だ。昔は男は男

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    2025年04月20日
  • チンギス紀 六 断金

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    ついにテムジンが動く❗
    タタル族との戦い、ジャムカとの対決、死ぬことはないとわかっていてもハラハラの展開が。
    次巻は草原の雌雄を決するのか? 早く読みたい❗

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    2025年03月24日
  • 水滸伝 十 濁流の章

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    ネタバレ

    呼延灼 登場。



    ねたばれ

    史進と謹慎中の林沖、付き添いの馬麟が会合。
    飲み会。世間話だ。
    @@@

    「なぜ呼延灼が梁山泊と戦うのかの」韓㴞→彭玘

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    2025年03月17日
  • 水滸伝 六 風塵の章

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    ネタバレ

    六巻です!
    前巻の楊志の死があったことで、どんな要人でもそうなる運命の人もいるのか・・・とまたもや大物が狙われる展開に苦しくなりました。

    楊志の後任として、青州軍の秦明将軍が加わり(魯智深改め魯達の活躍の賜物ね)、大きな戦力増強となったことは好材料。史進も成長したし。
    と言いながら敵も参謀の聞煥章という強敵が出現するし、楊志のマイナスは大きいから、敵の方が有利だな。

    そして、緊迫した情勢が続く中、宋江だけは毎度おなじみのんびり諸国放浪中。
    宋江のカリスマ性を理解できない私は、おいおい、そんなことをしているから敵に囲まれ絶体絶命じゃないか。これで武松が死んだら許さないよ、と叫びたくなる。頼む

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    2025年03月10日
  • チンギス紀 二 鳴動

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    これほどの登場人物が居て、お互いに喜怒哀楽な感情を持っていて複雑に絡み合っているにも関わらず、頭に内容がサクサク入っていく描写の描きかた、表現の想像しやすさなど小説を読むと言うよりも映画館が手元にある様で、満足感が第一作と同じいや、それ以上にありました。
    これから第3作を読む予定ですが、とても楽しみでどんな冒険が待ってるのだろうかとワクワクしながら日々を送ろうと思います。

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    2025年03月05日
  • チンギス紀 五 絶影

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    いよいよ第5巻でテムジンと玄翁の意外な関係が明らかに。草原の争いは何度か動くものの、大勢に影響はなし。
    いよいよ次巻はテムジンが大きく打って出るのか? 早く読みたい‼️

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    2025年03月04日
  • チンギス紀 一 火眼

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    大河小説シリーズ1作目でここまで引き込まれた作品は初めてでした。
    モンゴルに行ったことがないのに描写が鮮明に分かる、想像力が刺激される作品です。
    場面転換の区切りも塩梅がよく、どんどん読み進めたくなる作品だなと思います。
    2作目もすぐに手に入れて読み続けたいシリーズです。

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    2025年03月02日
  • チンギス紀 五 絶影

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    玄翁が登場した時から、その名の響きは否が応でもあの男を思い起こさずにはいられなかったけれども、こういうふうに繋がったかぁ。
    こうなると、水滸伝より前の物語群も読まねばやんね。
    (まだ読んでなかった人)

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    2025年02月28日
  • 楊令伝 十二 九天の章

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    ネタバレ

    この小説を読んでいて思うのは、戦のワクワク感が良い意味でない。方臘戦や童貫戦はさすがに痺れる様な戦の感動はあったが、勝敗を超えた何かを追求している分、1人1人の英雄たちの際立つ部分は光っていても、戦そのものにロマンを求めるのというのは、合っているようで、間違っているようにも思える。

    題材が建国という部分に焦点が当てられているからか、戦というはあくまで要因でしかなく、建国の前には、戦ですらとてもあまりに小さいこと、国は人間が造るのに、人智を超えた何かを造る作業の様に思えてくる。

    どういう国が理想かはわからない。今の日本がどうのこうのというより、自分の心のままにどう生きるか考えることに精一杯な

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    2025年02月23日
  • 楊家将(ようかしょう)(下)

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    筆力が凄まじく、数時間動けなくなるほどの読み終わった後の余韻。小説でも映画でも名作は余韻が残る。上下巻2冊という手軽さもあって、知人にも薦めやすい。物語の最後がわかっていても何度も読んでしまう名作。

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    2025年02月21日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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    三国志が好きなので同じ中国の歴史小説だという流れで読んでみた。めちゃくちゃ面白い。戦闘シーンの描写力が圧巻で迫力が凄い。漢たちの壮絶な生き様がここにある。

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    2025年02月21日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    情熱大陸をみて久しぶりに北方謙三さんを読みたくなって、読むならやっぱり水滸伝、、長い旅路の始まりです、第一巻から熱い。

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    2025年02月16日