北方謙三のレビュー一覧

  • 楊家将(ようかしょう)(下)

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    北方さん三国志が苦手だったのであまり期待してなかったのですが、これはヤバイ。ページをめくる手が止まりません、一気読み必至。楊業のオトコ前ぶりに気絶しそう。次は「血涙」買いに走ります。

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    2013年09月29日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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    北方さん三国志が苦手だったのであまり期待してなかったのですが、これはヤバイ。ページをめくる手が止まりません、一気読み必至。楊業のオトコ前ぶりに気絶しそう。次は「血涙」買いに走ります。

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    2013年09月29日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    楊令の物語が終わった。
    梁山泊を襲った自然の災害からも立ち直りつつあり、四面楚歌的な状況も切り抜け、自身にさえ明確な姿が見えていなかった夢の、志の姿を目前にしながら、その最期はあっけないとさえ言えるものだった。
    ただ、死を目前にしつつも楊令が取った行動は、やはり漢の中の漢のそれだった。
    それにしても、このラストの衝撃は前作の「水滸伝」を軽く超えてしまった。
    深い悲しみに包まれつつも、「岳飛伝」を待つ次第である。

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    2013年09月23日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    前巻のレビューで形を変えていろんな戦が始まっているという意味のことを書いたが、本巻では大規模な軍の衝突という本来の意味での戦が起きる。
    「替天行道」の志から考えた新たなものを生み出そうとする楊令の思いが、このまま叶ってほしいと強く思う。

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    2013年09月22日
  • 楊令伝 十三 青冥の章

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    形を変えて戦は続く。
    その最中でも、梁山泊の物資に目をつけた商人たちが願い出て、物資はますます広範に広がっていく。
    読みながら、いつどこから崩されるかも知れないハラハラと、見たことのないものが生まれ広がっていくワクワク感が同居している。

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    2013年09月22日
  • 史記 武帝紀(二)

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    北方謙三の中国歴史小説はいつもながら熱い。この巻では若い霍去病が活躍。霍去病ってちょっとした伝説ですね。解説の中で、北方謙三は中島敦に大きな影響を受け、「李陵」が短編であったことに対して、この長編を書き上げたとあった。僕も大好きな中島敦の「李陵」の名がこんなところで出てくるとは嬉しい限り。

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    2013年09月20日
  • 楊令伝 十二 九天の章

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    梁山泊、金、南宋、斉、西遼。
    様々な国が乱立し、それぞれの思惑が絡み合い、交易によって富み、民の暮らしも安定してきた梁山泊も平穏なままではいられない。
    そんな中、本巻では楊令が衝撃の言葉を口にする。
    わかってはいたものの、改めて口に出されるとやはり驚き、梁山泊への、そして替天行道の志に対する彼の思いの深さにしばらく呆然とした。
    日本の武将に例えるなら、上杉謙信公のイメージが近い気がする。

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    2013年09月19日
  • 楊令伝 十 坡陀の章

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    国を創り上げるというのも、ある意味では一つの戦。そう思わせるエピソードが幾つも出てきた第十巻。
    楊令の壮大な構想は現実となるのか、まだまだ目が離せない。

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    2013年09月16日
  • 楊令伝 九 遥光の章

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    遂に巨星を墜とした。
    そして今度は休む間もなく国づくりが始まった。
    楊令の考えるスケールの大きな構想が、今後どんな形で実現して行くのか、あるいは行かないのか、ますます続きから目が離せなくなった。

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    2013年09月15日
  • 楊令伝 八 箭激の章

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    戦が激しくなり、両軍ともに戦死者が相次いできた。
    戦闘シーンもさることながら、その最中や合間に登場人物たちの語る話や言葉も重みがある。
    いよいよ全巻の折り返し点を折り返した。

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    2013年09月14日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

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    泣ける!
    語弊を承知でいうと、次々と人が倒れ死んでいった「水滸伝」に比べて、ここまで大掛かりな戦が登場しなかった「楊令伝」。
    まさか、あの漢が姿を消すとは予想もできなかった。
    ただ、その散り際はやはり哀しくも切なくも、漢らしく胸の震えるものだった。

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    2013年09月13日
  • 楊令伝 六 徂征の章

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    「水滸伝」では漢(林冲)が女のためにその身を危険にさらしたように、本巻では女(扈三娘)が子供のために敵に身を投げ出す。
    その結末の男前っぷりまで、さすがは北方大水滸シリーズといえるものだった。
    また、本巻のエンディングの楊令の様子は、本作前半部の名場面の一つといっていいと思う。
    ますます目が離せない。

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    2013年09月12日
  • 水滸伝 十五 折戟の章

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    ネタバレ

    穆弘と楽和が死んでしまってとても悲しい巻。
    他にも好漢が次々に命を落としていって切ないけれども、負傷から立ち直る人もいたりしていろんな人生が織り交ざっているなと思いました。
    欧鵬の花栄を守って死んでいくシーンはすごく印象的。

    そして、楊令がめっちゃ成長してるし、張平はめっちゃいい子だしで次世代の成長がとても楽しみにもなりました。

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    2013年09月10日
  • 楊令伝 五 猩紅の章

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    宋軍の南北の戦にもいよいよ決着がついた。
    その間にも梁山泊軍は、しっかりとした国としての形を作り上げてきている。
    次巻以降、どんな風に展開されるのか予想もつかない両軍の対決が楽しみ。

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    2013年09月09日
  • 水滸伝 十九 旌旗の章

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    ネタバレ

    まずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。

    地満の星: 玉旛竿・孟康
    天威の星: 双鞭・呼延灼
    地醜の星: 石将軍・石勇
    地明の星: 鉄笛仙・馬麟
    天捷の星: 没羽箭・張清
    天魁の星: 呼保義・宋江

    この巻単体で物語の評価をするなら正直なところ KiKi にとってはさほど面白い本ではありませんでした。  過去にも似たような記述を読んだような気がする戦闘シーンが全体に占める割合が多く、さもなければ続編に続く布石の物語のオン・パレードという印象なんですよね。  滅びの物語だから仕方ないとは言え最後の3巻ぐらいは好漢たちの死にざまの描写もどこか淡々としているし(まあ数

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    2013年09月07日
  • 水滸伝 十七 朱雀の章

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    いいのか?まだあと2巻を残しているのに、こんなに盛り上がっていいのか?

    そんないらぬ心配をしてしまうほどの盛り上がりよう。
    面白さは本の序盤からいきなりMAX。そのテンションは最後まで保たれたまま。
    もはや神がかり的な面白さなのである。

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    2013年09月05日
  • 水滸伝 十四 爪牙の章

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    ネタバレ

    前半はちょっとのほほんで、後半は激戦な14巻。
    前半、盧俊義と宋江が魚を釣ったり、史進が妓楼に通っている時に襲われて全裸で交戦したりしていて、双頭山であんなに熾烈な戦いがあって何人もの人が死んだけど、生きている梁山泊メンバーには時が流れ続けているんだなと思わせられました。
    そして後半は、禁軍二十万との戦いが始まりました。梁山泊にとっては、今までで一番苦しく際どい戦。宋と梁山泊がほぼ全ての力をかけてぶつかる戦いの様子は、読んでいてとても熱い!と思いますが同時にハラハラしっぱなしでした。
    そんな14巻の中で、一番印象に残ったのは張黄と息子の張平が旅をする話のところ。張黄の盗み癖がある息子をどうにも

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    2013年09月04日
  • 水滸伝 十七 朱雀の章

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    ネタバレ

    まずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。

    天立の星: 双鎗将・董平
    地巧の星: 玉臂匠・金大堅
    天巧の星: 浪子・燕青
    地捷の星: 花項虎・龔旺
    地狂の星: 独火星・孔亮
    地損の星: 一枝花・蔡慶

    童貫さん、ありえないほど強いです。  こんなに強い人が軍部のトップにいたのに、これまでの地方軍をはじめとするその他の軍のメタメタさ加減は何だったんだろうと思わずにはいられないほど強いです。  これは前半で梁山泊軍を強く描き過ぎちゃったために、そのぶんラスボスは徹底的に強くしなければならなくなっちゃったとしか思えません。  まるである時期までのファイナル・ファンタジー

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    2013年09月03日
  • 楊令伝 四 雷霆の章

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    梁山泊軍そのものよりは、宋の禁軍の南北での戦いの様子を主に進む第四巻。
    それにしても、「度人」はやりきれんもんがあるな。

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    2013年08月31日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    当たり前のことだが、水滸伝と比べて、登場人物それぞれが程度の差はあれ変化を遂げている。
    それに戸惑いつつ、ようやくそれに慣れたところで、大きく物語が動き出した。

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    2013年08月27日