【感想・ネタバレ】牙のレビュー

あらすじ

ふとしたことで事件に巻き込まれた石本一幸、19歳。謎の女が残したシガレットケース。その中には巨悪の証拠を示すフィルムが! そして祖父が襲われ、死んだ。いまわのきわに残した「牙をなくしちゃなんねえ。いざという時にゃ、牙をむけるのが、男ってもんだ」の言葉を胸に、迫りくる組織の魔手、陰にひそむ大物に、一幸の復讐が始まる。

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Posted by ブクログ

挑戦シリーズ3『風の聖衣』再読のために、こちらも再読。石本一幸19歳。ふとしたことがきっかけで、己の皮を脱ぎ(脱がされ)、獣の正体を現し、牙をむき出す物語。石本の肉体が感じる痛み、暴力が痛いほどに感じられる。本作の老いぼれ犬高樹はそれほど嫌な存在ではない。石本と高樹のやりとりが面白い。そして、そこここに見られる北方節。本作では高樹が石本に掛けた台詞、「ひと晩で、髪が白くなるやつがいる、おまえは、心の髪を白くしちまったようだね、石本」。たまらないね。さて石本、そして村沢がどんな男になって水野竜一と対峙するのか!

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2025年08月06日

Posted by ブクログ

ハードボイルドといえばやっぱりこの人、北方謙三。
プライベートでも親しいらしい「ザ・ジョーカー」の作者:大沢在昌が
なにげに登場人物として出演しているのもおもしろい。

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2009年10月04日

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