【新装版】望郷 老犬シリーズIII
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【新装版】望郷 老犬シリーズIII

737円 (税込)

3pt

4.8

定年間際の高樹良文警視、56歳。隠居所のような捜査一課分室でライターを分解していた。あと少しで火が消える。最後の事件も平凡なやくざの抗争だった。男を殺害した犯人は自首。だが、その裏に潜むもっと大きな闇の存在を高樹は嗅ぎ付けていた。大胆な捜査と周到な罠。かかったのは、絶対に会いたくない人間だった。因縁。悔恨。闇。銃声――。老いぼれ犬・高樹の中の獣が深く沈んでゆく……。老犬シリーズ最終幕。

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老犬シリーズ のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 【新装版】傷痕 老犬シリーズI
    671円 (税込)
    終戦直後。母親を病気で失い、父親が復員してこない良文は、盗みを繰り返しているうちに、浮浪児狩りに捕まる。だが、収容施設で親友の幸太と再会、二人は収容所を脱走して、飢えをしのぎながら、厳重に守られた防空壕の隠匿物資を強奪しようとする。食うや食わずの生活。多くを大人に搾取されながら、盗んだ洋酒や煙草を闇市で売りさばいて命を繋ぐ。望まぬ早熟。仲間の裏切り。闇。魂を毀されるような暴力を見せつけられ、良文の中に獣が生まれた。老いぼれ犬と呼ばれた高樹良文刑事の眩い刹那を描くシリーズ第一弾。
  • 【新装版】風葬 老犬シリーズII
    671円 (税込)
    脅し。暴力。独断専行。検挙率の高さに反して、高樹良文の一課での評判は悪かった。政治家を背後に巻き込んだ連続殺人事件の捜査でも、獲物を追う姿は変わらないはずだった。関係者として親友・幸太が浮かび上がる瞬間までは……。捨てた美しい思い出が蘇り、何かが狂い始める。追走劇の先に待ち構える真実は? 獣よ、生き続けよ、最後が絶望だとしても。「豪快さや強さの中にそれを上回る優しさがある。作品に登場する漢達の“深い絆”や“哀しみ”は、きっと北方先生の根底にある繊細な部分が反映しているに違いない」――EXILE AKIRA氏も絶賛!! 高樹刑事の背が翳りゆくシリーズ第二弾。
  • 【新装版】望郷 老犬シリーズIII
    737円 (税込)
    定年間際の高樹良文警視、56歳。隠居所のような捜査一課分室でライターを分解していた。あと少しで火が消える。最後の事件も平凡なやくざの抗争だった。男を殺害した犯人は自首。だが、その裏に潜むもっと大きな闇の存在を高樹は嗅ぎ付けていた。大胆な捜査と周到な罠。かかったのは、絶対に会いたくない人間だった。因縁。悔恨。闇。銃声――。老いぼれ犬・高樹の中の獣が深く沈んでゆく……。老犬シリーズ最終幕。

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【新装版】望郷 老犬シリーズIII のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     いつもながらのハードボイルド世界だが、高樹の老練に磨きがかかり、底流に、少し物悲しさを感じる。13歳のときの焼け跡に戻りたいと思いながら生きてきたのかと思う。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    老いぼれ犬シリーズの第三弾、最終巻。
    良かった。読み終わってしばし脱力。
    変わらない北方節、緊張の闘い、貫き通す意地。
    どの作品もいつもそうでした。
    次は、挑戦シリーズでも読み直してみようか・・・。

    0
    2024年03月14日

    Posted by ブクログ

     「老犬シリーズ」完結編。老いぼれ犬高樹良文の最期(?)。これぞ俺の愛した80年代ハードボイルド。そこここに北方節があって「ああ、かっこいい……」、それにシリーズそれほど間を置かずに読んでおり名前に、経緯に記憶があるので「ああ、たまらん……」 そういう箇所に付箋をつけていたら,都合25箇所に。ああよ

    0
    2023年06月12日

    Posted by ブクログ

     ロンソンのライターの着火、ゴロワーズの煙草の煙と香り、そしてバーボンソーダが独特のハードボイルドを演出し、男の渋さを感じさせますね。
     田代和也へ貰って欲しいとロンソンのライターを渡すシーンは、本シリーズ3作の高樹の気持ちがこもっていて、ジーンと心に響きました。
     次回作を読みたいですが、これで終

    0
    2023年10月29日

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