北方謙三のレビュー一覧

  • 煤煙

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    ネタバレ

    2008年4月2日再読。

    主人公は、青井正志、40歳。弁護士で、2年前に離婚し、中学生の娘あり。
    青井は離婚前あたりから自分の心の変化に気付く。自己破壊的行動をとりはじめる。青井の中にあった獣としての本能が動き出したようだ。はじめは弁護士であるため法律自体を武器にしていたが、徐々にただ本能に導かれていくようになる。

    北方作品の中では異色なストーリー。主人公の内面を冷徹に彫りだしていく文筆力は鋭い。

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    2011年10月28日
  • 危険な夏 挑戦シリーズ1

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    水野竜一の成長期第一作

    水野が“狼”になるのを運命付ける人物深江さんとの出会いの作品。
    男には引けない時がある。友人を守る時、女を守る時、そして・・・。
    全ての男に送りたい、冒険せよ男達!!!

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    2009年10月04日
  • 檻

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    男臭い。

    北方謙三の男臭さが抜群に濃縮されている一冊。
    かつて、誰かに力説した事があるが北方謙三は決してエンターテイメントじゃない。
    こんな事を書くと怒られてしまうかもしれないが、女子供にわかる本じゃない。

    と、思う。

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    2009年10月04日
  • 草莽枯れ行く

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    明治維新という日本の大きな変換点において偽官軍の汚名を着せられ散って行った赤方隊の話。ああ無情……読み終えた後にそんな言葉が頭に浮かびました。何と言うか、本当に虚しくなるんです。決して悪い意味でなく。でもいい意味とも言い難い。当時の状況は想像するしかできませんが、そこにはきっと様々な熱い意志や想いが籠められていたに違いないのに、それら全てを呆気なく無に帰して淘汰してしまう力の奔流が怖ろしくて悲しいです。

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    2011年08月16日
  • 逃がれの街

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    【本】北方のおとっつあんの初期作品でつ。  もちろんハードボイルド小説でつが、北方作品の入門編として入りやすい作品でないかと。  

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    2009年10月04日
  • 擬態

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    エリートサラリーマンが、さりげなく奇妙な世界に嵌っていく様が見事。心理描写がするどく、純文学を読んだような感触が残ります。

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    2009年10月04日
  • 水滸伝 九 嵐翠の章

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    開封府へ疾る林冲、旅立つ楊令、塩の道に官軍が迫り、盧俊義と柴進に危機が…
    次々に新たな展開があるものの、不正を許せず志に命を賭ける男たちの生き様がずっと描かれることに変わりはない。ある意味ずっと同じなのに何故多くの読者を惹きつけるのか?それは渇望しても現実にはあり得ないことだから。生命をかけて正しいことを貫く人達が少ないから。悲しい現実がこの小説の人気を支えている。

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    2026年03月20日
  • 三国志 十二の巻 霹靂の星(新装版)

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    ネタバレ

    南中をおさめる姿こそ、孔明って感じがしたな!無駄がなく華麗で見事。やっぱり民政がメインの軍事は得意で、土地を侵略するような大きい軍事には向いていなかったのかな...。
    馬謖のこともそう。信頼しきってたからこその抜擢だったと思うんだけど、大事なところで指示を守りきれない...。「本当は凡庸なのに天才の振りをしていた」というのに納得した。
    「出師の表」を読み上げるシーンはグッときたんだけど、それなら尚の事、本文書いて欲しかった...!!

    曹丕の早死にも驚いたな。曹操が当時の平均寿命の少し上(65歳)で亡くなってるからそれくらいまで生きるかと思いきや。
    趙雲も天寿を全うし、本格的に司馬懿vs孔明に

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    2026年03月18日
  • 黄昏のために

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    言葉のひとつひとつが繊細で大人の作品だった。
    自分のことが分からなくなる瞬間もあるが、それでも強く、時には流されて生きることも悪くないような気がした。

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    2026年03月11日
  • 森羅記 二 揺籃の塵

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    皇太弟になったクビライ、8歳の時宗、それに松浦水軍と波瀬一族の三つの話が並行して進んでいく。3つ目の話がよく分からない。存在そのものからして史実なのか。何よりこれからどういう役目を果たすのか。
    鎌倉幕府がモンゴルのだ動きをこの時からウォッチしており、本気で水軍を作り始めていたとういのも史実なのか、北方オリジナルか。
    襄陽・樊城が不落の存在であり、先に鄂州を落とすというのはさもありなん。調べなくとも史実であろう。
    この巻最後に事件。ついにクビライが立つ。

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    2026年02月17日
  • 三国志 八の巻 水府の星(新装版)

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    ネタバレ

    周瑜、病がどんどん悪化してるのは分かってたからね、読むのも辛い。周りが引き止める理由も分かるよ。(あるとするなら、)周瑜の魂は今もなお、益州を目指してる気がする。誰もが認める英傑だったのが印象的。

    波に上手く乗って制圧してきた人だから、赤壁の敗戦が相当効いたんだろうな...。曹操のリズムが狂ってる感じがする。荀彧も石岐も逝ってしまうし、世代交代の風が吹き始めてる。

    馬超は超強いんだけど乱世の世に向いてないというか。呂布もそうだったよな。あと馬超は戦いたいんじゃなくて、自分の土地を守りたいだけなのよね。
    三国志の面白いところは勧善懲悪の世界じゃなく、各々の正義を貫くために戦ってるところなのだ

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    2026年02月15日
  • 水滸伝 四 道蛇の章

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    宋江は江州へ入る
    青蓮寺は宋江を捕えるため1万人を派遣
    梁山泊に呼応する反乱者が続出
    晁蓋は梁山泊にて鍛冶に励む

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    2026年02月11日
  • 水滸伝 五 玄武の章

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    宋江は江州軍に取り囲まれ窮地に陥るが致死軍の活躍で脱する。
    呉用は北の拠点を求めて旅立ち双頭山に山塞を築く。
    女真族の国でとらえられていた魯智深は手首を切って脱出。
    二竜山を攻める青蓮寺は楊令の目前で楊志を殺す。

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    2026年02月11日
  • 水滸伝 六 風塵の章

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    魯智深は魯達と名を変える。
    楊志、石秀、周通を失った二竜大和桃花山に林冲が入る。
    秦明将軍と花栄が官軍を裏切り林冲の代わりに二竜山・桃花山の隊長となる。
    官軍は青蓮寺に聞煥章を送り込み宋江の捕縛を図る。

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    2026年02月11日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

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    読後感が何ともいえないモヤモヤ感。
    水滸伝と比べてスカッとしない。明るさがない。
    国に反抗していく漢たちと国に仕える人だからなのか、本来、戦のあるべき姿はこちらが正しいのかもしれない。タイトルも血涙だし。

    それにしても楊一族は悲劇すぎる。
    兄弟が敵味方に分かれ戦い、挙句のはてには国からも見捨てられる。本当にかわいそ過ぎる。これが中国の人々から愛される要因なのかもしれない。
    日本で近しい人だと源義経?
    判官贔屓はどこの国も変わらないのですかね。



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    2026年02月09日
  • 替天行道/北方水滸伝読本

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    様々な方の解説や担当編集者のやりとりなど収録されていて面白かった!北方さんて、実直な方だなぁという印象を受ける。

    次の楊令伝楽しみ!

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    2026年02月08日
  • 友よ、静かに瞑れ

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    独特の文体や男臭い世界観は好み。
    苦いラストシーンもハードボイルドとアメリカンニューシネマを混ぜた感じでなかなか良い。

    後半の銃撃戦やカーチェイスは事件のスケール感に対してちょっと大袈裟すぎて、
    正直冷めてしまった。

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    2026年01月30日
  • 弔鐘はるかなり

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    主人公含め全員悪人のような行動を取るので、これハードボイルド小説ではないでしょと感じた。クライマックスもこんだけ派手にやったら、まあこうなるしかないわなとう印象。実際著者もハードボイルド小説として書いたわけではないようです。

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    2026年01月29日
  • 森羅記 一 狼煙の塵

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    勝手に北条側の話かと思っていました。日本視点とモンゴル視点が交互に展開される方式でしたね。個人的には読み辛い形式です。またハードカバーはやっぱり手が疲れる。まぁここは慣れるしかないか。でも内容は面白かったです。元寇はまだ大分先でしょうが、北条時宗が好きなので、早く登場してほしいですね。2巻も楽しみです。

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    2026年01月24日
  • チンギス紀 十一 黙示

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    ネタバレ

    毎月刊行の文庫の最終巻が近づいたので再開した。ここから一気に読みたい。長期の遠征での金国との戦い(金国弱すぎ)を中心に、ホラズム=シャー国周りの魅力的なエピソードが楽しい。トクトアが登場しない巻だったが、トクトアは解説で密かな人気を集めていると書いてあって嬉しかった。

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    2026年01月14日