北方謙三のレビュー一覧

  • 楊令伝 九 遥光の章

    Posted by ブクログ

    全十五巻のうちの十巻目。
    期は熟した。ついに童貫と楊令が相まみえる!
    「天に替わって道を行う」その志はそれを行おうとするものたちにとって「国とは何か」を考えさせる。
    宋江の残したものは、残された者にとって余りに重いものだった。
    果たして物語は何処へ往くのか。

    0
    2012年03月31日
  • 楊令伝 三 盤紆の章

    Posted by ブクログ

    水滸伝から続いてきた呉用のそれとはまた変わった一面が垣間見られる
    彼や武松を初めとした様々な人の転機となる一冊

    0
    2012年03月25日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

    Posted by ブクログ

    水滸伝の梁山泊での闘いで生き残っていた同志たちが集結してきました。

    今度は、 国の中だけでの闘いではなく、国と国との争い、国内での叛乱など、様々問題が絡み合って進んでいきます。

    全15巻あるうちのまだ2巻。
    まだまだこれからです。

    0
    2012年03月24日
  • 楊令伝 八 箭激の章

    Posted by ブクログ

    ほぼ一冊まるごと戦闘場面の第8巻。
    睨み合いから局地戦へ。そして総力戦。期は熟し遂に楊令軍と童貫軍が対峙。そう、これはもはや梁山泊軍と宗禁軍というよりも楊令軍と童貫軍の戦いなのだ。
    戦いの中で、自分を見失うものが居り、成長するものが居る。
    全15巻の折り返しとなる第8巻。
    「いつ死んでも、構わん。せいぜい、華々しく、九紋龍の死に方をすればいい。ただ、俺の思いを言うと、死なないで貰いたい。なにがあっても、生き延びて、また会いたいと思う」…戦場に流れる鉄笛の音が哀しい。

    0
    2012年03月05日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

    Posted by ブクログ

    「人間は小さなものだと思う。濡れた砂で作った、像のようなものだ。乾けば、崩れる。だから、志が必要なのだ。誇りも」
    と、楊令は云う。

    童貫軍との本格的な戦いが始まった。

    呼延灼の最期は「水滸伝」を視野に入れてもベストテンに入る名場面だったと思う。

    その直後の楊令のトラウマにはビックリ。

    0
    2012年03月05日
  • 楊令伝 九 遥光の章

    Posted by ブクログ

    楊令と童貫は戦場で、ついに雌雄を決する。
    金は、宋の首都開封を包囲する。(歴史上は1125年のこと)

    宋禁軍との戦いが終わり、梁山泊は国としての機能つくりあげていく。
    楊令の国のあり方の考え方が明らかになり、国の運営の方針も明確になった。
    これから国造りが始まる。幾多の仲間の死という悲しみを超え、何かを作り出そうと前進する姿は、清々しい。

    日本との貿易の話が出てくる。今NHKの大河ドラマは「平清盛」ですが、時代的にはちょうど同じ頃だ。(平清盛誕生 1118年、第2回の白河法皇崩御が1129年)

    0
    2012年03月04日
  • 楊令伝 九 遥光の章

    Posted by ブクログ

    童貫ついに戦場に散る、彼はその瞬間歓喜につつまれたのかもしれません。楊令と漢たちの新しい国作りがどうなされていくのか非常に興味深いものです。新しい息吹を感ずる第9巻でした。

    0
    2012年03月01日
  • 楊令伝 九 遥光の章

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ついに宿敵童貫を倒し、梁山泊は新しい局面に移行する。次は国家を目指すのか?また、新しい課題を持つことになる。

    0
    2012年02月29日
  • 草莽枯れ行く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    藩の後ろ盾のない相楽総三が草の根運動で倒幕に向けて活躍する話。勅定を持ち赤報隊として官軍の先鋒を任されながら、最後には偽官軍の汚名を着せられて斬首される。この策略により薩摩藩を中心とした官軍により倒幕は達成できたが、大きな歴史のうねりの中に飲み込まれた総三はさぞ無念だったろう。あるいは、大きな目標達成のための意味ある死と最後は納得できたであろうか?彼の死後、清水の次郎長が総三の妻子の元を訪れるくだりは、ぐっと来た。

    0
    2012年02月29日
  • 楊令伝 五 猩紅の章

    Posted by ブクログ

    うーん、こうこなくては!
    聞煥章が華々しく復活するのは、やはりあの女性の件でだろうか。
    それともそれが、彼をさらなる破滅へ進ませるのか。いずれにしろ、この先が気になる!

    趙仁は生き残ったが、そこでまた死に、再びもとの人間として表舞台に戻ってくる。

    南の闘いが終わり、北では一人の人生が終わり・・・。
    いよいよ、戦いはシンプルに、そして激しくなるのだろうか。

    0
    2012年02月25日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

    Posted by ブクログ

    いよいよ、の闘い。

    またひとつ描かれた親子の繋がりは、ともに過ごした時間や、交わした言葉ではなく、ひたすらに濃密な血の繋がりのようなものだろうか。

    いつも、今度は誰が散ってしまうのか、と不安になりながら読むくらいに、それぞれの人物が皆、好きなのだが、死の場面でも彼らはやはり雄々しく、美しく、魅力的で・・・。
    だから読み進めたくなるのだ。

    0
    2012年02月25日
  • 楊令伝 九 遥光の章

    Posted by ブクログ

    2012年02月 04/12
    ついに童貫との戦が終わり、新しい展開に。
    史進がよいですね、実に。
    あと、解説にありましたが、僕も童貫が王進のところを訪ねるシーンがとてもスキです。

    0
    2012年02月22日
  • 楊令伝 九 遥光の章

    Posted by ブクログ

    水滸伝から続く大きな流れに一つの区切りがつく巻。この巻から梁山泊の新たな物語が始まる。さて残り6巻、漢達はどんな未来を見せてくれるのか。相変わらず目が離せない。

    0
    2012年02月22日
  • 楊令伝 八 箭激の章

    Posted by ブクログ

    楊令と童貫がついに激突
    歴史的には1126年ころ
    金が宋に侵攻をはじめる。これを契機に梁山泊軍と宋禁軍の戦いは、つばぜり合いから本格的な戦いに。
    激戦の中で、花飛麟が扈三娘への思いを告げるなど、登場人物それぞれの思いがあらわになる。
    スピーディーで激しい戦いの場面の中に、人の思いがこぼれてくる。

    0
    2012年03月03日
  • 楊令伝 八 箭激の章

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    張清、扈三娘、馬麟・・・前作水滸伝での生き残りの百八星が死に始めますが、涙が溢れてくるような熱い散り方が減ったような・・・。童貫軍との死闘もまだまだこれから、ということで今後に期待です。

    0
    2012年02月12日
  • 楊令伝 八 箭激の章

    Posted by ブクログ

    激戦です、生死の狭間で光を放つ漢たちの佇まいが心に迫ります。巻末に楊令が史進にかかる言葉には人を思う温かさに裏打ちされ、おもわず涙が滲みました。さてこの決戦の結末は・・・次月まで夢想が続きます。

    0
    2012年02月03日
  • 楊令伝 八 箭激の章

    Posted by ブクログ

    宋軍と梁山泊軍はいよいよ決戦の中、両軍とも司令官級の武将が次々と倒れていく。はらはらドキドキのクライマックス。しかし、巻はやっと半ばを過ぎたばかり。今後のどのような展開になるのか?

    0
    2012年01月29日
  • 楊令伝 八 箭激の章

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    宋禁軍vs梁山泊軍の戦いが始まりました。

    今回もたくさん死んでいきます。
    しかもかなりあっさりと。

    正直、登場人物インフレが激しく、頭がついていかなくなりつつあったので、
    人員整理は助かります。でも、寂しい。特に張清なんて、「え!」という亡くなり方だし。

    この巻では、「死ぬときはあっさり死ぬ」という考えが貫かれているように
    感じました。

    だけど、あっさり死んでも、残った人間には深く刻み込まれている、と。

    8巻は、9巻での童貫vs楊令に向けて布石のように感じるので、
    正直、話しの展開がもっさりしているように受け止めました。

    なので星4つ。お膳立てはできたから、次巻に期待!

    0
    2012年01月29日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

    Posted by ブクログ

    楊令率いる梁山泊軍、童貫率いる宋禁軍。共に最終決戦の準備は整った。
    童貫は三方向から梁山泊を囲むが、双方共に「如何に戦うか」の読み合いが続く。
    そして決戦の火蓋は切られた。

    「おまえは、ただ超然としていろ。実戦になれば、抜いた剣そのものになれ」

    童貫の命令は、やはり苛烈である。

    0
    2012年01月28日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

    Posted by ブクログ

    ついについに始まった。それにしても騎馬隊が疾走したり歩兵がぶつかるシーンのスピード感はすごい。そんで月を眺めるおっちゃんらのかっこええこと。いつの間にか感動してるんさ。ええなあ。

    0
    2012年01月22日