北方謙三のレビュー一覧

  • 楊令伝 七 驍騰の章

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    ネタバレ

    楊令伝第7巻のポイントは、遂に火蓋が切られた梁山泊と宋禁軍との決戦である。序盤の戦いで前シリーズから活躍続けた呼延灼の壮絶な戦死を遂げる。その代名詞となった双鞭が息子穆稜へ受け継がれ呼延稜として名を挙げていく。最後の最後で真の親子になれたということが哀感を持って胸に迫ります。

    彼らの別れを聞き我を失ってしまう楊令の姿にも感情を揺さぶられます。宋禁軍も趙安が打たれ、序盤の戦いは五分と五分という感じだ。

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    2013年03月23日
  • 水滸伝 十四 爪牙の章

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    梁山泊対宋の全面対決。
    自分の人生をどう生き抜くか考えながらも、長く生きることにこだわらない、死を恐れない。
    それは自分を大きな流れとしての一部とし、志が世を変える動きの一部としての役割を担っていることを当然のように心に置いているからなのだろうか。
    生き方というものが格好よすぎる。
    死者は増えていくが、死ぬときという感じが強い。
    そして史進と林冲の組み合わせがすごく好き。

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    2013年03月18日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    終わった。夢が終わった。史実の隙間に物語ありとはいったものの、史実の隙間に国から作っちゃうこの構想がもうすごいよね。岳飛に向かうときの大将を楊令とした布陣とか、布陣だけでゾクゾクした。あと秦容にイラッとするくだりふんだんに入ってたの気になった(笑)楊令までイラッとさせられるなんてもう才能やな。あれ…!ってゆうか呉用さん、まだ生きてる…?!水滸伝で呉用さんが一番好きで“楊令伝”は半分以上“呉用伝”って噂にきいて喜びながらも、半分で呉用さん幕引きなのか、とばかり思っていたけど、15巻も大活躍でしたね、呉用さん!!

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    2013年03月07日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

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    自分の過去を知り苦悩する石幻果と の向き合い方は耶律休哥らしいというか、耶律休哥しかできないやり方だと思った。本当は、石幻果としてではない生き方を選んでいたとしたら・・・と考えてしまう。
    いろいろな人が耶律休哥と石幻果に戦いを挑むがことごとく返り討ちにされる。やっぱり楊業がいなくなった後は、耶律休哥が最強になって誰も止められない!
    この巻では、精強な将軍が次々と死んでいく。ここから、水滸伝に繋がるのかぁ・・・。楽しみだなぁ。

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    2013年03月03日
  • 楊令伝 十二 九天の章

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    「戴宗が、天下統一にこだわる気持が、わからんでもないな。しかし、困難な道だ。俺は、そう思う。岳家軍との交戦はあったが、いまいきなり戦の時代になることはない、と思っているよ。戦の時代は、童貫戦で一度終った。それは、俺にもよく見えてきた」
    「いずれ、戦の時代になるのですか?」
    「多分な。楊令殿も、その時に備えて、兵の入れ替えを急いでいるのだと思う」

    この食堂は、味がいつも同じだった。飽きたような気分に、しばしば襲われる。料理人に、向上しようという気持ちがないのだと、李瑛は不満だった。兵糧は、不満を感じたことはまったくない。食事とは、どこかちょっと違うものだからだ。

    「男は、一度だけでも、自分が

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    2013年03月01日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

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    敵が敵に非ずで、また肩入れしたくなっちゃう。そこが北方文学の出来たところ。ハリウッドの勧善懲悪に見せてあげたい。

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    2013年02月28日
  • 楊家将(ようかしょう)(下)

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    続きを読みたくて仕方がない。やっぱり北方ものは、中毒性あり。2巻目あたりから乗ってきちゃう。。早く血涙いかなきゃ!

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    2013年02月20日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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    熱い漢達の闘いの序章の物語。
    国の威厳をかけて、先代からの悲願を果たさんとする
    帝と、その絵の実現のために、文字通り命を懸けて闘う
    武将達の闘い。

    圧倒的な力同士がぶつかりあったときに、
    そのレベルについて来れないような
    足を引っ張る味方がいないことがどれだけの
    差を生むか、また、直接の対決で
    「負ける」ということに対して、どれほどの
    憤りを持ち、矜持を保つための形で見返すのか。

    あくまで、物語の序章だけれど、
    己が掲げたもののために闘う、という姿勢が
    如何に誇り高く、如何に儚く、美しいか、を
    感じることができる本。

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    2013年01月31日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

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    もちろん熱い。筆致にブレもない。でも、上下二巻だけだと物足りなく感じた。漢たちの物語をもっと読みたい、って思っているうちに終わってしまった気がした。

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    2013年01月20日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    ネタバレ

    北方水滸伝シリーズ続編。
    前作で死んだ楊志の息子である楊令を探す内容。
    宿星の半分ほどが前作で死んでいる中、どう進めるかと思っていたら、
    続々とその子息が現れて、またそこから面白い展開が広がる予感を思わせる。

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    2012年12月26日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    残すところ、あと1冊。
    なのにどうやってまとめるんだろ?ここまでスケールの大きい話だともう、まとめに入っていなきゃ間に合わないのでは・・・
    と勝手に心配してしまうくらい。

    李媛・李英に関しては
    ああ、やっぱり。な結末なので言うことはないけれど
    堂猛・郭盛は悲しい。好きだっただけに。
    乱雲なんて、もう。
    史進の肩、抱いてやりたいくらいだ。頼まれたら胸も貸す。

    それにしても、どうして
    秦容が好きになれないのだろう・・・秦明将軍は大好きだったのに。

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    2012年12月12日
  • 楊令伝 十二 九天の章

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    ネタバレ

    前は李媛にいらっとしたけれど、落ち着いてよかった
    ・・・って思っていtのに、やっぱりいらいら。
    しかも杜興・・・好きだったのに!ホントにココだったのかなあ、悲しい。
    そして当然弟にもむっとする。
    若いことを加味しても、この兄弟嫌いだー。
    王定六もなんて。

    燕青も!?と手に汗握る。ほっ。
    としたら、鮑旭。

    淋しい。
    こうやって入れ替わって行くものだとしても。

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    2012年12月11日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    秦容にわくわく。

    の一言です。
    秦明将軍が好きだったものとしては。

    あ、でも杜興の自分の役割りを心得ているところと、優しさも。
    あと、皇甫端・・・好きだったのに。

    結局一言じゃ、終わらなかった。笑

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    2012年12月11日
  • 楊令伝 十 坡陀の章

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    船上で堂猛と楊令2人で話すシーンが良かった。

    それにしても戴宗って昔(水滸伝時)から
    あんなカンジだったっけ・・・
    ニガテだなあ。

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    2012年12月11日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    ネタバレ

    「替天行道」の旗の下、宋という大国に立ち向かい、ついにはそれを滅ぼした梁山泊。新たな頭領となった楊令が目指したものは何だったのか...。作者はそれを「経済」が「国」を超える、というまさに現代の資本主義であり、グローバリズムであるものの原型だと設定した。その試みは成功したのだろうか?ともあれいよいよ梁山泊の最後の戦いが始まった。

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    2012年11月22日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    ネタバレ

    水滸伝の続編。

    水滸伝では数多の勇士が死んでいった。けれど彼らが残した種は確かに芽吹いているのだと、新たな登場人物が出るたびに胸が熱くなった。

    かつてはどこか子供のような幼さを見せていた史進が成長し、林沖を彷彿させる言動を見せていることに泣きそうになった。林沖が死んでしまったことが、今なおこんなにも哀しい。

    全十五巻。時間をかけてじっくりと浸ります。

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    2012年11月21日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

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    楊家将の続編。

    先の戦で瀕死となり記憶を失った宋のあの男は、遼の耶律休哥将軍に助けられ、その幕下に加わる。
    そして宋との戦闘で楊家の息子たちと戦かった時、その記憶が呼び覚まされる…。

    下巻が、結末が楽しみである。

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    2012年11月10日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    ネタバレ

    自由市場及び物流で国を支配するっていうのがピンと来ないな…。ダラダラ続いてしまって物語の方向性がぼやけているような…。でも先が気になってあっさり読み終わる。

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    2012年10月30日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    ネタバレ

    こうほたんが死ぬときのだんけいじゅうの優しさに目がうるんだ。だんけいじゅうがこうほたんを梁山泊に連れてくるときのことを思い出した。ついでにだんけいじゅうが馬匹の担当になったときのことを思い出した。楊令伝では水滸伝からのいろいろなことを思い出して度々胸が熱くなってしまうよ・・・しかし梁山泊が前へ進む物語だというのに、私は過去のことばかり想っては涙している。楊令伝殿に申し訳ない。

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    2012年10月15日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    前の巻で、若さ故に裏切り者が出た、と書いた。申し訳ない。私の浅はかさだった。志で結びついた若者たちは、そう簡単に全てを裏切らない。李英は梁山泊の一員として立派な最期を遂げる。

    最終巻近くになって、やっぱり、まさか、という感じで英雄たちが死んで行く。新しい時代を理解出来なかった古いタイプの革命家の戴宗は成る程という形で死んでいった。いい死に方だったと思う。

    楊令は言う。
    「なんのために戦をするか。それはもう、梁山泊を守るため、ということではなくなっている。新しく、現れてくるものを守る。新しいものを、ただの夢で終わらせない。そのために戦をする。俺は、そう思っている。新しく現れてくるものが、どん

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    2012年09月28日