北方謙三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
原点の水滸伝と比べて、大幅な改訂が加えられているそうですが、原点を読んでいない俺にとってはどうでもええ事やな。
原点ら読んでなくても充分楽しめる!めちゃめちゃおもろい!!
原点では妖術とかの要素もあるらしいんやけど、北方版ではそれも省かれたあた。
俺は小説でそんな魔法とかファンタジー的な要素が入ったあるのは嫌いやし、ましてやこんな熱い話でそんな非現実的要素はいらん。
水滸伝のストーリを超端的にまとめると、梁山泊百八傑と言うように、108人の豪傑(女性含む)が織りなす一大叙事詩です。腐敗が進む宋において、『替天行道』の志のもとに集いし者達の熱い闘い。
最初108人の豪傑を全員書き分けれるん -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は、これまであまりフューチャーされてこなかった、顧大嫂や孫二娘の話が描かれていてけっこう切なかった。二人とも愛した旦那、孫新、裴宣(孫二娘にとっては張青が死んでからの再婚相手)が死んでしまうんだけども、胸の中に悲しみを抱えながらも梁山泊で働いていこうとする姿には女の弱さの中の強さを見せつけられた気がしました。これまで、水滸伝では男の弱さ、強さをたくさん見てきていた分、女の人の話が出てくるとはっとさせられます。
梁山泊では、顧大嫂達の話がありましたが、それと対になるように青蓮寺では新たな李師師という女の人が出てきて梁山泊の新たな脅威になりそうな予感に、とても怖くなりドギマギしました。
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