北方謙三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
古本で購入。上下巻。
権勢を謳歌する藤原北家の傍流、望めば栄達も叶う家柄に生まれた藤原純友。
しかし何物にも縛られたくないと願い、無位無官のまま日々を過ごす。
あるとき藤原氏の氏長者たる藤原忠平を助けたことから、官を得て伊予国に赴任する。
そこで純友は海と海に生きる水師を縛る、京の政事の歪みを見る―
というわけで、北方謙三唯一の平安モノ。
いわゆる「承平・天慶の乱」を起こした張本人として、平将門と並び称される藤原純友。
世間的には将門の方が人気・知名度ともに断然上。
ところが作者は将門の乱を同族間の私闘であり、「新皇」を称した最後の最後で叛乱になったに過ぎないとして、ほとんど評価してい -
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晁蓋という梁山泊のひとつの支えを失ってしまってからのお話。
私は、晁蓋が死んでしまって、かなりショックを受けてなかなかこの巻を読み始めることができていなかったのですが、この巻を読み始めると、皆が己の悲しみややるせなさ不安と闘いながら、それぞれの役割を果たそうと必死に過ごしていて、その姿に読んでいるこちらが元気づけられました。
そして、頭領が宋江一人になってしまった梁山泊は、盧俊義の捕縛という大きな危機に見舞われるのですが、ここで活躍するのが燕青です。盧俊義の従者としてずっと傍にいた燕青。二人の関係性、過去が明らかになり、燕青の盧俊義への並々ならぬ想いが盧俊義を救出することになるのですが、この -
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自分を壊したいと思って、壊し続ける男の物語。
青井正志。40歳。離婚した弁護士。
どうして、壊したいのかが、よくわからないが、
それが 男の 美学であり 悲劇の主人公 なのだろう。
あらゆるものを 失おうとする 意志。
法を武器とすることで、一人で反乱しようとする。
駐車禁止を取り締まりにたいする 婦警への追求 が
なんともいえず 悲しいような気もする。
子供が飛び出てきて、それにぶつかった男を弁護する。
子供を被害者でなく 加害者として訴えるという。
無過失責任とはなにか?
車は 急に止まれない。
なぜ 制限速度が決まっているのに、それ以上走れる車を生産するのか?
サラ金の法定外利子 -
Posted by ブクログ
時代小説は好きなんだけどほとんど読まない。なんでだろうなあ。好きなのに。
てことで、結構久しぶりに手にした本格的な時代小説。著者は、昔テレビで実物を見たことがあって、「なんだかあやしいおじさん」という印象を抱いたことをよく覚えている。
本業の小説よりも、テレビで自分のキャラを売ることを得意としている人、というイメージを、勝手に持っていたんだよね。
イメージは完全に間違い。いやはや、もう頭を垂れるしかない。めちゃくちゃ文章がうまい。簡潔でシャープで、スピード感あふれる文体。すげえ。
そしてめちゃくちゃ小説もうまい。特にキャラクターの設定。登場人物の誰もが、見事に魅力的な個性を持っている。誰が