北方謙三のレビュー一覧

  • 水滸伝 六 風塵の章

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    楊志の後継として青州の将軍秦明を魯達が説得させるくだりは面白い。
    闇塩ルートを守るため、劉唐は飛竜軍を組織する。
    宋は聞煥章なる新たな人物が出てきた。
    やや李富の腕が情にほだされ鈍くなってきたか?

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    2015年11月04日
  • 史記 武帝紀(七)

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    終わった。史記は横山さんに触れたのみで、本紀なんかには触れてはいない。

    案外に知っているようで知らないことばかり。司馬遷と李陵なんて仲良しだと思っていたらそうでもなかったり。

    時代・視点、皇帝の孤独などなど、読み進むごとに人の魅力が変わってきていて、何ごともそうなんだろうなーと。

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    2015年10月06日
  • 水滸伝 四 道蛇の章

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    ネタバレ

    今まで順調だったのに、少しずつ綻びが。
    楊志の妻子にも青蓮寺の魔の手が忍び寄ってきて、ハラハラした。悪いことが起こりそうで、次巻を読むのに気合がいるなぁ。
    解説に楊令の今後が書かれていたので、 史実を知ってる人には楊令のことは常識なのかもしれないけど、できればネタバレありみたいな表記が欲しかった。

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    2015年10月02日
  • 水滸伝 五 玄武の章

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    動きが出てきた5巻。
    江州への宋江の救出、魯智深の発見と脱出、
    そして楊志の最期。
    楊志のくだりはかなり力が入った。一人を殺すのに150人を投じ、実に1002人を返り討ちに。
    壮絶だった。楊令は?

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    2015年10月01日
  • 檻

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    三たびの謙三です。
    32年前の作品で初期北方謙三の一里塚とも言える物語です。
    15年くらい前に読んだのであまり覚えてなかったのですが、こんなにもバイオレンスな話だったんですね。記憶なんてあてにならないものです。

    滝野は小さなスーパーを経営している。商売はそこそこ上手くいき、美しい妻もいる。ある日階上の妻の喫茶店へチンピラが因縁をつけてくる。滝野は小金をせびって来た男を完膚なきまでに叩きのめす。
    「あの日からあなた変わったわ」妻は言う。
    眠らせていた暴力的な血が目を覚まし始めるのであった。

    滝野は元ヤクザ。武闘派の弱小の組に居たのですが、兄貴分の桜井の死を切っ掛けに遺言通りに堅気の生活を手に

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    2015年09月21日
  • 逃がれの街

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    かつて夢枕獏が読んだ歌に「立てば立松、座れば椎名、歩く姿は北方謙三」というものがあります。
    全くもって意味不明なのですがとても印象深く頭の中にこびりついて離れないのです。
    彼はその存在感からしてステロタイプのハードボイルダー(造語)。マセラッティを乗り回し葉巻をくわえる。
    そのディフォルメされた姿が与える印象を、自ら面白がっているのであろうと思う次第です。
    北方謙三好きと言いながら指折り数えると片手位しか読んでいない現状を反省し、これからちょぼちょぼ読んで行きたいなと思っております。

    本作は純文学出身の筆者が、初めて書いたハードボイルド小説で、編集者から売れないと烙印を押され一度お蔵入りにな

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    2015年09月21日
  • 水滸伝 十九 旌旗の章

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    (一旦)最終巻。
    1巻読みはじめてから6年かかった…。
    この巻の後半は駈け足の印象。

    全体を通して断続的に主要キャラが
    死んでいくから感覚が麻痺した。

    多分北方水滸伝オリジナルの
    キャラが主人公の続編は当分読まない。

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    2015年09月18日
  • 水滸伝 三 輪舞の章

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    楊志と魯智深の二人で二竜山を奪う。
    致死軍の石秀はその責から追い出される。
    宋江は女の嫉妬に気付かず、結果二人を失い旅に出る。

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    2015年09月17日
  • 水滸伝 二 替天の章

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    林沖のますます磨きのかかる槍の鋭さ、
    安道全、白勝との脱獄、
    武松の畜生にも劣る猛々しさ、
    楊志が利用され、いよいよ梁山泊の舞台が整う。
    目まぐるしく登場人物が出てくるが、
    不思議と混同しないのは作者の力量か。
    まだまだ、これから。

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    2015年09月14日
  • 水滸伝 二 替天の章

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    ネタバレ

    同志が梁山湖を奪おうと色々と企てる。
    最後の方は計画が上手くいくのかハラハラドキドキで、のめり込み過ぎて電車を乗り過ごしそうになった。
    宗江と林冲が会えて良かった!
    それにしても、女性が次から次へと死んでいくなぁ…。

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    2015年08月31日
  • 水滸伝 十一 天地の章

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    とにかく続きが気になる終わり方。
    晁蓋……。
    仕方ないこととはわかっていても死人が増えていくことが辛い。

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    2015年07月25日
  • 杖下に死す

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    ネタバレ

    2015年の26冊目です。

    江戸末期の大阪で起きた大塩平八郎の乱を軸にした物語です。

    この本の続編として「独り群せず」という作品があります。
    大塩平八郎の養子、大塩格之助と江戸から来た剣豪、光武利之の友情と大阪のコメ流通に絡む大塩平八郎の乱を軸に描かれています。
    この物語では、大塩の乱の背後には、江戸幕府の大老派と老中派の争いが関係していることになっています。

    この本は、主人公光武利之が武士を捨て、料理人として生き直すところで終わります。
    続編の「独り群せず」の中に、光武利之の異母弟が、「兄上は自由で羨ましい」「自由とはなんだ?」「自らをもって由とすることです」とい会話がなされます。

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    2015年07月26日
  • 水滸伝 三 輪舞の章

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    ネタバレ

    楊志や史進が活躍してて嬉しかったです。

    宋江の旅がいよいよ始まるわけですが、黒旋風や張順がどのようにして登場してくるのか楽しみで仕方ありません!

    それにしても、唐牛児には頭にきた!

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    2015年05月08日
  • 水滸伝 十八 乾坤の章

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    「水滸伝」の終盤に来ての楊令の戦線加入。

    シミュレーションゲームで喩えるなら
    オルランドゥやガトーのような
    終盤でのチートキャラ加入的な展開。
    もう、何でも出来ちゃうし吸収しちゃう。

    主要キャラの楊令への
    引き継ぎイベントも進行中。

    梁山泊の上級将校の死者は
    109人中50に満たず。

    続編である「楊令伝」を今のところ
    読む気がない自分にとって、
    最終巻をどこまで畳みかけてくるかが
    見どころである。

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    2015年05月06日
  • 水滸伝 十六 馳驟の章

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    16巻ということで、いよいよ終わりも見えてきました。
    本巻では官軍と梁山泊がお互いにコアな所を狙って削りあう印象。
    やっぱり人なんだよね、そしてリーダーなんだよね。
    何気に一番驚いたのは解説が吉川さんだったことだけど、今に通じるリアリティがあるっていうのは同感。

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    2015年04月30日
  • 水滸伝 十四 爪牙の章

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    梁山泊と官軍の死闘が続きます。
    死闘というよりは強者が弱者を襲うという表現の方が正しいのかもしれない。
    必死に耐える梁山泊軍。
    こっからどう展開されるか注目です。
    残りも5巻となりました。

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    2015年04月25日
  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    本巻はまさに戦一色という感じ。
    梁山泊と官軍の激しい死闘が始まります。
    それに伴いやはり死というものが存在するわけで、
    その辺りの描写も惹き込まれます。
    19巻までもう少し!

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    2015年04月23日
  • 水滸伝 十二 炳乎の章

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    本巻の読み所はやっぱり塩の道を操っていた盧俊義の捕縛。
    官軍がそこを突き止めた事により物語が広がりを見せていく。
    また、梁山泊に新たな戦力が加わり、官軍との今後の攻防が注目ですね。

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    2015年04月20日
  • 破軍の星

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    南北朝時代の北畠顕家という若い公家の人物の話。序盤の陸奥平定時や1回目の上洛までの世界観は良かったが、後半はただ悲壮感とまでいかないが希望のない上洛という雰囲気があり、夢ということで陸奥を出発したのと乖離があり、少し違和感があった。

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    2015年04月19日
  • 水滸伝 十五 折戟の章

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    ネタバレ

    激しい戦と、そのあとのひと時の小康状態。そのシーンの切り替えが自然に書かれていた。
    激しい戦の描写もさることながら、人にフォーカスをあて、丁寧に書かれているところが多くてよかった。張平が少しずつ大人になっていくのが好き。
    死域をこえるもの、死んでいくもの、戦における人の運命を見られた。

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    2015年04月11日