北方謙三のレビュー一覧

  • 史記 武帝紀(一)

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    大水滸シリーズや、三国志を読ませて頂き、北方さんの中国モノの面白さは認識しておりますので、この「史記 武帝紀」もいやが上にも期待が高くなります。

    物語は漢サイド、匈奴サイド、西方サイドと並行して書かれていて、スケールの大きさを感じます。
    そして、やはりお得意の戦のシーンは、それはもう生き生きと描かれていて、圧巻です。
    今後の展開を期待しつつ、次巻へ。

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    2017年05月06日
  • 岳飛伝 六 転遠の章

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    岳飛処断、歴史上この時点で岳飛は処刑され亡くなっている。
    岳飛処刑にいたるまでの、秦檜の心理状態が、秦檜の妻の王夫人の言葉の影響なども含めて、細かに描かれている。
    ただ岳飛伝としては、南でそこで暮らすための村作りが始まる。南でも西でも次への準備がなされる。
    金の後継者争いの種も書き込まれ、東西南北、これからどんな展開になることやら。

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    2017年05月03日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    あの大敗から3年後。梁山泊はまだしぶとく生き残っていた。さて、これからどんな戦いが待ち受けているのか。
    楊令が、頭領となる決意をしたのかな。また、魅力的な人物がたくさん出てくるのだろうか?

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    2017年05月03日
  • 史記 武帝紀(七)

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    北方版史記を読み終えた。劉徹、衛青、霍去病、桑弘羊、蘇武、李陵、霍光そして司馬遷を通しての前漢の長いお話。綺羅星のごとくちりばめられた英雄達。特に印象的だったのは、人も住まない極寒の北海に流された蘇武の生きるための闘いと変わりゆく心。国とは?その意味を見つけていくくだり。
    歴史はこの後、霍氏の誅滅。王莽による漢の滅亡。劉秀の漢の再立。へと続いていくことを現代人の私たちは知っているが、変わらず英雄達の苦悩も果てし無く続く。北方版三国志よりも心に焦点をおいて描いているところに、特徴あり。

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    2017年05月01日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    武松も明るくなったけど楊令も明るくなったと思います。やはり二人で焼く肉を食べると気持ちが和むのでしょうか?

    相変わらず王進先生の所は良いですね。梁山泊のオアシス!出来れば家族で移住したい!!

    方臘の宗教団体恐るべし、なんてったって数が凄い中国には国を傾かせる宗教反乱が数多くありましたからね。童貫元帥の今後の動きが楽しみです。

    呉用が可愛そうです。もう少し気遣ってやってほしい。せめて戴宗はあんな事を言うべきではなかったと思う。


    そして、英雄岳飛の登場です。これから彼はどのようにして宋軍に関わるのか楽しみです。

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    2017年04月11日
  • 水滸伝 十九 旌旗の章

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    後半、李逵まで死んでしまって、すごくショックを受けて、そこからずっと泣きっぱなし。
    安道全など、ほとんどの人間が死んでしまった…。だけど、楊令が生き延びたっぽいので、楊令伝も読もう。
    「男がいかに生き、いかに死んでいくのか」が描かれきってて、すごい本だった。

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    2017年03月31日
  • 岳飛伝 五 紅星の章

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    金と南宋は講和に動き、兀朮と岳飛の対決も中断する。
    そんな状況を見ながら、梁山泊では、呉用が亡くなる。東南アジアの開墾もすこしづつ進展し、西域で、東の日本で梁山泊とのつながりが広がる。
    岳飛もまた、いろいろな人と話をし、金との対決の後について、考え始める。
    次に向かって、種が蒔かれた巻だった。

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    2017年03月26日
  • 水滸伝 七 烈火の章

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    ネタバレ

    まだ折り返しにもなっていないのに、またまた死者が…。

    前巻で青蓮寺に居場所を押さえられ、通信を寸断され、たった5人で一万数千の兵に包囲されてしまった宋江たち。
    梁山泊から助けが来るのと、攻撃を開始されるのが先か。

    石積みの罠を仕掛けながら、自分は梁山泊の志を本当に理解できているのだろうかと自問自答する陶宗旺に宋江が言う。
    “自分が選んだことを、やり遂げられるのか。志は、難しい言葉の中にあるのではない。おまえのやることの中にある”

    梁山泊の面々は皆、自分がやるべきことをやる。
    その結果自分が大変な目に遭うことになっても、躊躇しない。
    自分がやるべきことをしたら、仲間もやるべきことをすると信

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    2017年03月13日
  • 岳飛伝 四 日暈の章

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    金と南宋の激突、兀朮と岳飛の対決、力の限りの闘い
    その裏で、金国も南宋の内政にも変化があらわれる。
    戦いながらさらに混沌としていく。
    変化する梁山泊も含めて、五里霧中。

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    2017年03月05日
  • 岳飛伝 三 嘶鳴の章

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    「岳飛」伝ではあるけれど、梁山泊中心に話が進む感じがするのは、水滸伝だからか。
    梁山泊という中華の歴史に入り込んだ突然変異の細胞が、揚令の死により、中華全体、周辺国へ広がる気配。
    金にも南宋にも梁山泊の志が入り込んでいく。
    その中で「岳飛」はどの様な役割を担っていくのだろうか?
    「梁山泊」はさらにスケールアップするのか?それとも変異するのか?消滅するのか?まだまだこれから。。

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    2017年02月26日
  • 水滸伝 六 風塵の章

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    ネタバレ

    楊志が死んだことは、読者にも大きな影響を与えることになる。
    なぜなら、あれだけ大きなポジションを占めていたというのにあっさり死んでしまったのだから、ほかの人たちだって予断は許さないわけだ。
    『ハイカラさんが通る』の紅緒さんが「主人公は死なない」と言っていたが、この群像劇では誰が死ぬこともありというわけだ。

    というわけで、宋江。
    大丈夫だよね。
    彼は全然追い詰められていないけど、彼を守っている、「死ぬために生きている」武松なんかがそのまま死んじゃいそうで、心配でたまらない。

    第一巻に登場した時は、人間味のかけらも見せなかった李富が、自分の恋情を正当化するために梁山泊追及の手がゆるくなってしま

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    2017年02月23日
  • 岳飛伝 二 飛流の章

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    壮大な実験国家の梁山泊は、巨大な自然災害と巨星の死により分解の危機に、その実験を続けるために新たな形を模索し始める。
    そして岳飛は、梁山泊を追いかけるように国のあり方を模索し始める。
    まだまだこれから。

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    2017年02月19日
  • 岳飛伝 一 三霊の章

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    北方水滸伝の最終シリーズ
    壮大な実験国家の梁山泊は、巨大な自然災害と巨星の死により分解の危機に。梁山泊の実験はどうなる?
    そして、岳飛は揚令との戦いの傷を癒やし、どこに向かうのか?
    向かう方向が気になる。

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    2017年02月19日
  • 岳飛伝 二 飛流の章

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    ネタバレ

    梁山泊と金、南宋、岳飛軍と、三つ巴、四つ巴となり、様々の登場人物を巻き込み、話が展開していく。
    男の生き方、国家のあり方と、次元の高い問題提起がなされていく。

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    2017年02月18日
  • 水滸伝 十六 馳驟の章

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    ネタバレ

    両陣営とも再軍備で休戦状態。その裏で熾烈な暗闘を続ける青蓮寺と致死軍・飛竜軍。
    暗殺者・史文恭のプロフェッショナルぶり。
    青蓮寺本部を襲撃する致死軍。総帥・袁明に迫る公孫勝。
    燕青と袁明の従者・洪青、達人同士の息を呑む攻防。
    静かで緊迫感のあるシーンが今巻のメイン。
    また夫を失った孫二娘と顧大嫂のやけ酒シーンも見所。
    切ないが逞しい女たちのカッコよさ!
    そして童貫がついに始動!遭遇した史進の遊撃隊を子供扱いするほどの軍神ぶり!
    ここからはノンストップで読破!

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    2017年02月11日
  • 水滸伝 十五 折戟の章

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    前巻から引き続き全面対決!
    大軍勢と圧力で追い詰めていく官軍。激しい攻勢に晒される梁山泊軍。さらに水軍の戦い、功城兵器の導入も。
    目まぐるしい攻防で読む手も加速しまくり!
    そして負傷者や女性・子供まで動員する宣賛の北京大名府制圧作戦。
    戦場で命を散らす漢たち。着々と戦の準備を進める禁軍総帥・童貫。
    最終決戦の足音が…。

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    2017年02月08日
  • 水滸伝 十四 爪牙の章

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    官軍が20万の大軍勢で梁山泊の各要塞に包囲網を敷き殲滅作戦を開始する。
    しかも趙安・董万など指揮官もエース級揃い。どの戦場も激戦!圧倒的な兵力差をどう凌ぎきるのか!
    そして、張横・張平の親子旅。息子の盗みグセと心の闇に苦悩する父親の姿が泣ける。
    屈折した張平の心は子午山でどのように変わっていくのだろうか。

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    2017年02月07日
  • 水滸伝 十二 炳乎の章

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    ネタバレ

    晁蓋暗殺の喪失感が消えないうちに、青蓮寺により盧俊義が捕えられる。そして、燕青の決死の救出劇と明らかになる二人の関係性。
    どうしても、ダイナミックな合戦に目が行きがちだが、その裏で繰り広げられる青蓮寺との暗闘も緊張感とスピード感があってかなりアツい!
    朱冨の店での語り合いも絵になる場面。
    酒を酌み交わしながら感情や弱さを吐露する男たち。それを見守る店主。男心を掴まれる名シーン。

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    2017年02月04日
  • 水滸伝 四 道蛇の章

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    ネタバレ

    今まで後手に回っていた青蓮寺が、梁山泊をつぶす準備を整えつつある巻。
    狙いはふたり。
    楊志と宋江。

    悲しい行き違いで殺された宋江の妾・閻婆惜(えんばしゃく)。
    その犯人と目されている宋江は姿を消し、閻婆惜の母・馬桂(ばけい)は青蓮寺の李富(りふ)に取り込まれ、梁山泊の力をそぐために楊志の妻子に近付く。

    宋江は江州へ辿りつくが、それは青蓮寺が予想していたことだった。
    宋江は上手く身を隠してはいたが、青蓮寺の手先である江州の通判・黄文炳(こうぶんぺい)は徐々に範囲を絞って宋江を追いつめていく。

    あと一押しで反撃を受けてしまう、っていうところで終わっているのでとても続きが気になります。

    第一

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    2017年01月23日
  • 水滸伝 三 輪舞の章

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    ネタバレ

    武家の名門という誇りがあるために、どうしても梁山泊の仲間になる決心がつかない楊志。
    そんな彼を、盗賊退治という名目で二竜山へ連れて行き、命令によってではなく、自らの考えで戦うように仕向ける魯智深。
    今までの生き方、誇りを簡単に捨てられるものではないけれど、少しずつこの国のあり様や民の苦しみに着いて考え始める楊志。

    梁山泊と志をともにしながらも、どうしても己の強さのみを頼みとし、戦いにしか意義を見出せなくなってしまった史進。
    魯智深は、史進を再び王進に託し、預けていた武松とともに山を下る。

    びっくりしたのは宋江。
    え~!そんな理由で役人辞めて旅に出ることになったの!?
    ってか、林冲と同じ轍じ

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    2017年01月11日