北方謙三のレビュー一覧

  • 水滸伝 十八 乾坤の章

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    いよいよ梁山泊軍と官軍との最後の決戦前の攻防という感じでしたが、梁山泊軍は秦明や林沖といった武将が見事に散りましたが、新たに楊令がついに梁山泊軍に加わりましたね。最後の決戦で、たくましくなった楊令がどのような活躍を見せてくれるのか?非常に楽しみですが、この先、楊令伝にどのように繋がっていくのかも気になってきました。

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    2013年02月17日
  • 水滸伝 七 烈火の章

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    どんどん話が進んでいくと共に仲間の死も。
    解説を読んでいて「皆、生命の捨てどころ、使いどころを心得ており、彼らにとっては己れの死すら梁山泊が勝ち取った勝利の一つなのだ」というところに成る程と思った。
    物語の彼らの死は本当にかっこよくて潔い。
    それにしても馬桂の件はなかなか長引くけれど、これが片付く時、物語がまた動きそうな予感。

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    2013年02月14日
  • 水滸伝 十七 朱雀の章

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    ついに禁軍の童貫が本格的に梁山泊討伐のため出動してきて、圧倒的な攻撃力を見せつけましたね。すんでのところで裏技で戦が回避されたりするのですが、じわじわと梁山泊軍を締め上げにかかっております。
    壮絶な戦いで梁山泊軍はどんどん死人が増えていますね。私の好きな武将の関勝も見事に散ってしまいました。
    これから童貫の猛攻をどう梁山泊軍が凌いでいくのかの展開が楽しみです。

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    2013年02月07日
  • 水滸伝 十六 馳驟の章

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    この巻では梁山泊軍と官軍との全面対決はひとまずお休みで、その準備段階でのいろいろな出来事が描かれてました。大きな出来事といえば青蓮寺のドンである袁明が暗殺されたことですがね。あとは童貫がついに梁山泊軍(史進)と小さいながらも対峙したこと、気になっていたキャラの暗殺者 史文恭の最期、遼の女真族に阿骨打という梁山泊に同士ができたこと、李師師という謎の女性が青蓮寺に加わったことですかね。意外とこうやってみると、いろいろとエピソード話があったのだなぁと思います。さあ、これから終盤の展開が気になるところです。

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    2013年02月02日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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    熱い漢達の闘いの序章の物語。
    国の威厳をかけて、先代からの悲願を果たさんとする
    帝と、その絵の実現のために、文字通り命を懸けて闘う
    武将達の闘い。

    圧倒的な力同士がぶつかりあったときに、
    そのレベルについて来れないような
    足を引っ張る味方がいないことがどれだけの
    差を生むか、また、直接の対決で
    「負ける」ということに対して、どれほどの
    憤りを持ち、矜持を保つための形で見返すのか。

    あくまで、物語の序章だけれど、
    己が掲げたもののために闘う、という姿勢が
    如何に誇り高く、如何に儚く、美しいか、を
    感じることができる本。

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    2013年01月31日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

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    もちろん熱い。筆致にブレもない。でも、上下二巻だけだと物足りなく感じた。漢たちの物語をもっと読みたい、って思っているうちに終わってしまった気がした。

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    2013年01月20日
  • 水滸伝 六 風塵の章

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    前巻で楊志が死に、この巻で改めてその存在感の大きさを重い知らされた。
    二竜山の頂点としての圧倒的なオーラと、楊令や済仁美とともに人としても父としても立派になっていく姿をもっと見ていたかった。
    二度親を失った楊令と、林冲のやりとりがぐっときた。
    林冲もまた、過去の傷を負い闇を抱えたままでいる。
    既に中心になりつつある人物に加えて、続々と仲間も増えていき特に秦明や花栄が、これから梁山泊の中でどのような存在になっていくのか楽しみです。

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    2013年01月17日
  • 水滸伝 十五 折戟の章

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    激しい官軍と梁山泊軍との全面対決は宣賛の奇策によって終結することになりました。但し、梁山泊軍はかなり激しいダメージを受けてしまったため、軍を立て直すまでの間、裏工作で時間稼ぎという作戦に出ました。なかなか話の流れが強引でなく、周到な展開には感心させられますね!さあ物語も終盤にさしかかってきたと思うので、最後にどう展開するのかが楽しみです。

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    2013年01月11日
  • 水滸伝 十四 爪牙の章

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    ついに梁山泊軍と官軍が全面対決に突入しましたね。お互い一気にぶつかりあうのではなく、ジワジワと攻めたり耐えたりということで、今のところは膠着状態が続いているといった感じです。この先、この戦いがどう展開していくことになるのか?楽しみですね。

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    2012年12月28日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    北方水滸伝シリーズ続編。
    前作で死んだ楊志の息子である楊令を探す内容。
    宿星の半分ほどが前作で死んでいる中、どう進めるかと思っていたら、
    続々とその子息が現れて、またそこから面白い展開が広がる予感を思わせる。

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    2012年12月26日
  • 水滸伝 十三 白虎の章

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    今回は禁軍と梁山泊軍の初の大きな対決が中心でした。禁軍の底力により双頭山が壊滅状態になりましたが、落とされるまではいかなかったというギリギリのところで梁山泊軍が持ちこたえたというところですね!
    また水軍の対決がクローズアップされた巻でもありました。
    これからいよいよクライマックスに向かってくるところなので、早く続きが読みたいです。

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    2012年12月19日
  • 水滸伝 十二 炳乎の章

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    この巻では闇塩の重要な役目を担っていた廬俊義が青蓮寺に捕縛され、塩の道が解明されてしまうか?というところで燕青が救出に向かうという塩の攻防の話と地方軍の有力将軍の関勝が梁山泊軍に加わることになるまでの話の構成になってます。
    関勝が加わった梁山泊軍と官軍との今後の抗争が楽しみになってきました!
    それにしても史文恭というのは嫌なキャラクターですね。

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    2012年12月12日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    残すところ、あと1冊。
    なのにどうやってまとめるんだろ?ここまでスケールの大きい話だともう、まとめに入っていなきゃ間に合わないのでは・・・
    と勝手に心配してしまうくらい。

    李媛・李英に関しては
    ああ、やっぱり。な結末なので言うことはないけれど
    堂猛・郭盛は悲しい。好きだっただけに。
    乱雲なんて、もう。
    史進の肩、抱いてやりたいくらいだ。頼まれたら胸も貸す。

    それにしても、どうして
    秦容が好きになれないのだろう・・・秦明将軍は大好きだったのに。

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    2012年12月12日
  • 楊令伝 十二 九天の章

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    前は李媛にいらっとしたけれど、落ち着いてよかった
    ・・・って思っていtのに、やっぱりいらいら。
    しかも杜興・・・好きだったのに!ホントにココだったのかなあ、悲しい。
    そして当然弟にもむっとする。
    若いことを加味しても、この兄弟嫌いだー。
    王定六もなんて。

    燕青も!?と手に汗握る。ほっ。
    としたら、鮑旭。

    淋しい。
    こうやって入れ替わって行くものだとしても。

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    2012年12月11日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    秦容にわくわく。

    の一言です。
    秦明将軍が好きだったものとしては。

    あ、でも杜興の自分の役割りを心得ているところと、優しさも。
    あと、皇甫端・・・好きだったのに。

    結局一言じゃ、終わらなかった。笑

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    2012年12月11日
  • 楊令伝 十 坡陀の章

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    船上で堂猛と楊令2人で話すシーンが良かった。

    それにしても戴宗って昔(水滸伝時)から
    あんなカンジだったっけ・・・
    ニガテだなあ。

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    2012年12月11日
  • 水滸伝 十一 天地の章

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    いよいよ官軍と梁山泊軍の全面対決か?と思いきや、まだジャブの打ち合いという感じで、今回は索超という人物にスポットを当てた話がメインかと思いきや、最後に大変な山場があり、梁山泊ツートップの一角である晁蓋が暗殺されてしまうという、まさかの展開となりました。
    これで宋江のワントップ体制となった梁山泊がどう官軍に立ち向かっていくことになるのか?また楽しみになってきましたね!

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    2012年12月10日
  • 水滸伝 十 濁流の章

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    今回は官軍と梁山泊軍の全面対決のうち、官軍の呼延灼軍との死闘が中心となっております。官軍の中でも精強な呼延灼軍が1度は梁山泊軍に勝利するも、その後の展開で、なんと呼延灼が梁山泊軍に合流することになるという、まさかの展開で面白かったです!
    同じく官軍から梁山泊軍に寝返った徐寧という者の取り込み方も面白かったですし、また今後の展開が楽しみになってきました。
    それにしても武松と李きのコンビは最高ですね!

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    2012年12月01日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    「替天行道」の旗の下、宋という大国に立ち向かい、ついにはそれを滅ぼした梁山泊。新たな頭領となった楊令が目指したものは何だったのか...。作者はそれを「経済」が「国」を超える、というまさに現代の資本主義であり、グローバリズムであるものの原型だと設定した。その試みは成功したのだろうか?ともあれいよいよ梁山泊の最後の戦いが始まった。

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    2012年11月22日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    水滸伝の続編。

    水滸伝では数多の勇士が死んでいった。けれど彼らが残した種は確かに芽吹いているのだと、新たな登場人物が出るたびに胸が熱くなった。

    かつてはどこか子供のような幼さを見せていた史進が成長し、林沖を彷彿させる言動を見せていることに泣きそうになった。林沖が死んでしまったことが、今なおこんなにも哀しい。

    全十五巻。時間をかけてじっくりと浸ります。

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    2012年11月21日