北方謙三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ同じ著者の「三国志」全13巻、「水滸伝」全19巻、「楊令伝」全15巻を読んだ後だったので、あっという間に読み終えた。著者にとっては、水滸伝を書くためのウォーミングアップに当たる作品だったようだ。
それだけに、水滸伝に通じるおもしろさがすでにここにあるように思った。
楊業という人物は実際に強い武将で、遼との戦いにおいて息子たちとともに奮戦した。しかし戦場で讒言にあい、圧倒的な不利な状況にも関わらず出撃し、大敗して敵に捕縛され、最後は食を断って死んだという。
作品の結末は史実とは若干違うが、実在の人物に関する史実を下敷きに、武人の戦いとその生き様を描いた作品として、北方謙三のこの著書も読み応え -
Posted by ブクログ
ネタバレ呼延灼戦の敗北が梁山泊に残した爪痕と、兼ねてから勃発していた晁蓋と宋江の意見の食い違いに焦点があてられた巻。
冒頭の方は、呼延灼戦で負傷した者、友であり兄弟であり仲間を失った者たちが、死とは、生き残った自分(負傷した自分)とは、ということについて悩んだり落ち込んだりしている姿が痛々しくも、梁山泊のメンバー同士が一人一人をよく見ていて支えあっているな、と思いました。
そこから樊瑞なんかは、致死軍という自分の新しい道を見つけていたりもして、多くの仲間が死んでしまったという現実を、それぞれが受け止めて乗り越えて進んでいくんだな、と、読んでいるこちらも、メンバーの死を悲しんでいるだけではダメなんだな -
Posted by ブクログ
読んだきっかけ:上司にもらった。
かかった時間:11/15-11/23(8日くらい)
あらすじ: 聖女か魔女か。卓抜した経営センスで破綻会社を再建し、名もなき映画監督や料理人に一夜の成功と限りない快楽をもたらす女、聖子。しかし彼女に関係した男たちはには必ず、破滅か死が訪れる。壊れ行く者たちを見送った弁護士風間もまた、彼女の樹海に足を踏み入れるが!?性の深遠を描ききる男と女のミステリー。
感想: 北方さん著作については水滸伝を読んでいるが、それ以外では初めて。ハードボイルドだったと聞いていたが…と思いながら読み始めると、思いのほかエロ描写がハード。あ~ハードボイルドってこういう感じも