北方謙三のレビュー一覧

  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    「替天行道」の旗の下、宋という大国に立ち向かい、ついにはそれを滅ぼした梁山泊。新たな頭領となった楊令が目指したものは何だったのか...。作者はそれを「経済」が「国」を超える、というまさに現代の資本主義であり、グローバリズムであるものの原型だと設定した。その試みは成功したのだろうか?ともあれいよいよ梁山泊の最後の戦いが始まった。

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    2012年11月22日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    水滸伝の続編。

    水滸伝では数多の勇士が死んでいった。けれど彼らが残した種は確かに芽吹いているのだと、新たな登場人物が出るたびに胸が熱くなった。

    かつてはどこか子供のような幼さを見せていた史進が成長し、林沖を彷彿させる言動を見せていることに泣きそうになった。林沖が死んでしまったことが、今なおこんなにも哀しい。

    全十五巻。時間をかけてじっくりと浸ります。

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    2012年11月21日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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    水滸伝、ヨーレー伝がそれぞれ文庫版でも完結して、次の岳飛伝は単行本で刊行中。文庫版になるまでまだ時間かかりそうだから、その合間を使ってってことで、たびたび話題にも出てくる楊家将を読むことに。これはまだ宋の黎明期の話で、やっとこさ中華は統一されたけど、外部に遼って難敵を抱えてて、まだまだ安寧には程遠い、って時代背景の物語。岳飛伝の時にも思ったけど、ただひたすらお上のために戦って、でも優遇されずにこき使われて、みたいな人を英雄にするのが好きですね。内容的には、さすが北方作品だけあって、少し前に読んだ岳飛伝・翻訳版よりずっと楽しめるけど。

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    2012年11月11日
  • 水滸伝 十八 乾坤の章

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    水滸伝18巻目。
    ラスト直前です。
    楊令の活動が活発になり、いよいよ終わりも近いのかと実感。
    そして戦死者も一気に増えています。
    とうとう秦明、林冲が去ります。
    わかってはいても悲しいです。
    あと一冊、大事に読もう。

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    2012年11月11日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

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    楊家将の続編。

    先の戦で瀕死となり記憶を失った宋のあの男は、遼の耶律休哥将軍に助けられ、その幕下に加わる。
    そして宋との戦闘で楊家の息子たちと戦かった時、その記憶が呼び覚まされる…。

    下巻が、結末が楽しみである。

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    2012年11月10日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    自由市場及び物流で国を支配するっていうのがピンと来ないな…。ダラダラ続いてしまって物語の方向性がぼやけているような…。でも先が気になってあっさり読み終わる。

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    2012年10月30日
  • 水滸伝 十六 馳驟の章

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    いよいよ終わりが近づいてきました。
    今までは梁山泊側での被害が大きかったですが
    今回は青蓮寺にも一矢報います。
    そろそろ戦いも終わりが見えてきた気がします。

    母は強し。
    王英の怯えっぷり、笑えます。

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    2012年10月18日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    こうほたんが死ぬときのだんけいじゅうの優しさに目がうるんだ。だんけいじゅうがこうほたんを梁山泊に連れてくるときのことを思い出した。ついでにだんけいじゅうが馬匹の担当になったときのことを思い出した。楊令伝では水滸伝からのいろいろなことを思い出して度々胸が熱くなってしまうよ・・・しかし梁山泊が前へ進む物語だというのに、私は過去のことばかり想っては涙している。楊令伝殿に申し訳ない。

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    2012年10月15日
  • 水滸伝 十五 折戟の章

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    激しい戦いが続くため、戦死者続出。
    いよいよ水滸伝も佳境に差し掛かっているのかと思うと
    何だか読むスピードが遅くなってしまいます。

    張平と楊令のシーンは良いですね。

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    2012年10月02日
  • 水滸伝 十四 爪牙の章

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    本格的なぶつかり合いが進む中、
    様々な人間模様が細やかに描かれています。
    自らの死は大きなことではなく、
    如何に梁山泊がこの局面を乗り切るのか。
    そう考えながら戦う男たちが熱すぎます。

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    2012年09月29日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    前の巻で、若さ故に裏切り者が出た、と書いた。申し訳ない。私の浅はかさだった。志で結びついた若者たちは、そう簡単に全てを裏切らない。李英は梁山泊の一員として立派な最期を遂げる。

    最終巻近くになって、やっぱり、まさか、という感じで英雄たちが死んで行く。新しい時代を理解出来なかった古いタイプの革命家の戴宗は成る程という形で死んでいった。いい死に方だったと思う。

    楊令は言う。
    「なんのために戦をするか。それはもう、梁山泊を守るため、ということではなくなっている。新しく、現れてくるものを守る。新しいものを、ただの夢で終わらせない。そのために戦をする。俺は、そう思っている。新しく現れてくるものが、どん

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    2012年09月28日
  • 水滸伝 十六 馳驟の章

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    大規模な戦が始まる前の、暗殺合戦。

    つい鬱々としてしまう展開だけど、孫二娘と顧大嫂のタッグのような小休止的な一幕も。これには男連中もたじたじ。孫二娘にはなんとか幸せになってほしいなぁ。

    他に印象深いのが、燕青と洪清の体術対決。究極の達人同士のぶつかり合いが手に汗を握る。

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    2012年09月27日
  • 魂の岸辺

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    北方謙三の少年モノである。どうして女が描く少年は小学5年から中学2年までの大人一歩手前になって、男の描く少年は大人になるまでを描くのだろうか。

    眠れなかった。躰の芯の方に痛みがある。佐野とやり合った時より、ずっとひどいようだ。一発一発のパンチがずしりと肚にこたえた。
    やるだけはやった。久我とやりあって、勝てるはずも無いことは、頭のどこかでわかっていた。だからやめる。そうしなくてよかった、と周一は思った。最初からやめていれば、闘う前に負け犬だ。やりあって負けはしたが、それは第一ラウンドの負けのようなものだ。
    寝返りを打とうとしたが、背中あたりがひどく痛んだ。顔も腫れているので、横にはむけられな

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    2012年09月26日
  • 水滸伝 十五 折戟の章

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    いい感じに進んでいます。
    読み終わるのがもったいないような気がしてきたのですが、噂の楊令伝に続くべく、息子たち世代が少しずつ顔を出してきたのでそれも楽しみながら読み進めていこうかと思います。

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    2012年09月25日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

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    天威星、双鞭の呼延灼のための巻であったかのようです。不器用な親父の顔を史進が照らし出してくれる所もぐっときました。

    解説は俳優の宇梶剛士さん。この巻を締めくくるのに相応しい、素敵な解説だと思いました。

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    2012年09月22日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    楊令の死で夢は潰えたのか、いやまた次代へと風のように靡いていくのでしょう。前シリーズの水滸伝よりは儚さ、哀しさが滲む物語でした。覚悟して死を隣りに日々生き切る漢達の姿は忘れません。次シリーズ岳飛伝の文庫化までまだ何年もかかるでしょうが、じっと待つ楽しみにしたいと思います。

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    2012年09月21日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    前作からずっと追い続けてきた人物の物語が終った。

     『水滸伝』はまさに叛逆と破壊の物語であり、志のもとに集った並みいる英雄たちが、強大な権力に挑み、壮絶な戦いを繰り広げていた。克明に描かれる漢たちの強さ、弱さ、絆、愛、怒りと悲しみに幾度も胸を熱くさせ、また熾烈な策謀や戦闘のシーンでは、敵味方問わず夢中になった。
     前作に対し、『楊令伝』はその緊迫感や爽快感をやや欠いた。
     四散していた梁山泊の同志たちが、北の大地に消えた楊令を見つけ出し、新たな頭領を得るところから、宗教という要素を持ち出し、人間存在や戦とは何かを徹底的に追求した方臘戦、それを乗り越え究極の戦人となった童貫将軍との最終決戦まで

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    2012年09月20日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    国の形が姿をあらわすがその行く末は誰もわかりようがない。それは止められない奔流となって英傑達を翻弄する。しかしその中で水滸伝からの漢達が儚く死にゆく様はやはり寂しくもあります。次巻ラストにそれぞれの生き様をしっかり見届けます。

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    2012年09月18日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    西方からの交易の道が成立する。
    葉敬が遣う、梁山泊製の日本刀が完成。
    岳飛、楊令、史進も驚く、秦容の超人的な戦闘能力が発揮される。

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    2012年09月16日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    揚令は耶律大石に、国作りについて
    「そういう国ができると、本気で考えているのは、俺ひとりかも知れない。できればいいとか、目指すべきだ、と考えている者は多くいますが。」
    と語っている。
    本気で考え、本気で目指す。夢を見る。
    刺激をもらいました。

    でも、そんな素晴らしいと思われる、国に対して、岳飛はおかしいのではないかと疑問視する。
    両者とも、民を第一に考える意味では同じであるが、結果は異なってくる。
    色々な考え、手法はあるのだから、自分の考えたことには自信を持つ。そして、実現を目指す。それが大事だと思う。

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    2012年09月04日