北方謙三のレビュー一覧

  • 水滸伝 二 替天の章

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    ●1回目 2008.8.18

    初巻では豹子頭林冲の苦闘を描いたが、第2巻では武松の煩悶と罪を描く。
    武松の暴力的な犯罪を描くには、作者にも相当気力がないと無理だろう。


    ●2回目 2014.12.14

    第1巻は2007年と2008年と2014年で3回目だが、2度目の2008年は1巻だけで中断した。

    なので、これから以降の巻を読むのは2回目。

    とはいえ、ストーリーはすっかり忘れているので、実際は、初めて読むのと同じ。
    こういうのも、なかなか楽しい。

    豹子頭林冲の活躍で、梁山泊を奪取。晁蓋らが乗り込み、「替天行道」の旗が翻る。

    九紋竜史進登場。

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    2017年10月07日
  • 岳飛伝 十一 烽燧の章

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    ネタバレ

    梁山泊が金と激突。しかし決着はつかず。そう言う中で、南のベトナムの近くで、サツマイモから作った糖を交易に使って財を生み、南で米を北で小麦を買い占めて、南宋と金を食料で苦しめる梁山泊。物流を武器にそれぞれの国と戦うというのは現在の経済戦争を1000年以上前に行ったと言う事か。そんなところが垣間見える話である。 後4巻。どうなるか。

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    2017年10月01日
  • 岳飛伝 九 曉角の章

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    梁山泊古参組がつぎつぎと亡くなり、梁山泊が次の世代に引き継がれていく。
    一旦、落ち着いたと見えた南宋と金には、不安定要素が見え始める。
    梁山泊だけが内部に不安定要素を抱えていないようにみえるが。。。
    梁山泊の壮大な実験は、国家として成り立つのか?その結末はどうなる?

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    2017年08月06日
  • 岳飛伝 九 曉角の章

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    ネタバレ

    嫌いじゃない。 でもなかなか、先に進まないけど、まあ、いろいろな展開があるので、こんな感じで進むんだろうな。まあそれぞれの細かな話が面白く、次をなんとなく待っている自分がいます。

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    2017年07月28日
  • 破軍の星

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    人は何のために戦うのか。この頃は複数の尺度があった。武士は恩賞、土地を一族子孫に残すため。北条家が滅んだのは恩賞をくれなくなって武士たちが付いてこなくなったから。ちゃんと報いてくれるのは誰かって探して、最初は天皇かと思ったんだけどダメで、足利がその役目を果たしてくれそうっていうので、彼を選んだ。武士の頭領はなので結構しんどい。餌をくれなきゃ逆らう獰猛な犬を飼ってるようなものだろう。大義つまり天皇が統治する日本国を作るってのは武士にはどうでも良い、あくまでも明日のご飯。
    北畠顕家は公家に生まれ、父親房に教育を受け、主上あっての国と基本概念を持つが、それが腐ってるってなった時に、陸奥国で新たな国を

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    2017年07月16日
  • 岳飛伝 八 龍蟠の章

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    ネタバレ

    とうとう、金国と南宋が手を組んで梁山泊と岳飛をつぶそうと手を組んだ。既に南宋水軍が梁山泊の交易船を襲う。
    さて大きな戦いが今から始まりそう。面白くなってきました。南では秦容の国がどんどん大きくなって村から町へなってます。そこも新たに戦場になるか。

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    2017年07月03日
  • 岳飛伝 八 龍蟠の章

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    自分的に、シリーズ初の満点以外を献上。別に今回が特別に質が低かった訳ではなく、本当に満点か?ってところで自問自答した結果。ここまでを踏襲する展開で、ここ最近感じていた、エピソード毎の粒の小ささは相変わらず。最初の面子が魅力的過ぎたのかな。バスケのドリームチームみたいなもんか。あと、これは本編とは関係ないんだけど、最後の解説、ネタバレしてしもとるやん。ええんか、これ?史実との照合は気になるところだから、それについて書いてあったのは良かったけど、勢い余って今後の展開にまで口が滑ってしまってる。ちょっと気になってしまいましたんで。

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    2017年06月27日
  • 破軍の星

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    昔大河で、後藤久美子が演じていたような。
    この辺りの時代を描くというのは、いろいろ問題がありそうだが、小説としてしっかりと描かれているのはいいですね。
    北方謙三は、新田義貞をあまり評価していないんですね。
    新田義貞が登場する小説をはじめに読んだのが、新田次郎の作品であるが、ちょっと印象変わりますねー。

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    2017年06月15日
  • 楊令伝 四 雷霆の章

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    禁軍の北と南の戦いが本格的にスタート!

    南は安定感抜群の童貫元帥!
    方臘率いる百万の信徒による度人に対して懐かしい戦法が炸裂!
    それと呉用!?どうすんの!?
    方臘が食べている生肉は本当に羊の肉なのでしょうか?なんか想像すると気持ち悪くなります。

    北の趙安率いる禁軍からは軍略上は問題ないのですが、色んな謀略が渦巻きます。
    謀略に巻き込まれて趙安の大敗なんて事もあり得るのでしょうか?ちょっと不安です。


    梁山泊は花飛麟が急成長!彼の活躍する場面多数です。

    史進をはじめとする王進の門下生達が一堂に会する場面があります。なんか皆んな立派になったなぁと思わされます。


    次作では北と南の戦がどの

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    2017年06月15日
  • 皸・別れの稼業

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    久しぶりの北方謙三。むかしずっと北方謙三読んでた時期もあったけど 最近は歴史物書いてる方が多い感じだったので ご無沙汰してました。いつかあの歴史物も読んでみたいけど。
    やっぱり北方謙三すき。この人のもハズレなし。男の人って ハードボイルドってウソっぽいって嫌うひとも多いけど わたしは好きだなぁ ハードボイルド。現実にはなかなかこうはいかないよってこと たしかに多いけど。まっすぐに自分を貫けない状況も多いけど。でもせめてココロのシンには男気持ち続けていたいと思う。幾つになっても。たとえ青いと言われても。

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    2017年06月11日
  • 岳飛伝 七 懸軍の章

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    岳飛は南方に逃げ、再起を図る。
    秦容のいる南の開墾地は拡大が続き、町として機能しはじめる。
    そして、西域では韓成が諸部族をまとめようとする。
    金と南宋は講和し、国力の充実に力を入れ始める。
    各地で新しい動きが明らかになり、次に向かって動き出した。
    各地で根付こうとする梁山泊の志。中央では、梁山泊の排除に向かい出す。さてこれからどうなる?新しい形の国はできるのか?

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    2017年06月04日
  • 楊令伝 八 箭激の章

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    宋禁軍との最終決戦始まる。
    それは、また多くの人が死んでいく物語の始まり。
    惜しい人物が次から次へと…。

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    2017年05月25日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

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    ついに、オリジナル水滸伝メンバーが…。こういう戦いが続いていくのだろう。漢がどんどん死んでいくのか。生ききって死ぬのか。
    しかし、次につながっていく。息子であったり、部下であったり。

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    2017年05月24日
  • 史記 武帝紀(六)

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    ネタバレ

    第六巻。

    北の地で、李陵と蘇武が再会します。長安にいたときは李陵に若干コンプレックスを抱いていた感じの蘇武でしたが、今は人間を上下に見たり、ジャッジしたりするような事がすっかり無くなり、突き抜けた感があります。
    逆に李陵の方は匈奴での自分の立場など、悩む事も多そうで、“人間界”に生きている大変さを感じます。
    終盤で彼らが、自作の舟で北海に漕ぎ出す場面が好きです。

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    2017年05月20日
  • 楊令伝 五 猩紅の章

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    方臘の乱、決着。
    それにしても信者をああいう風にして戦をするとは。宗教って何だろうね?
    いよいよ、宋と梁山泊との本格的な戦いが始まるのか。
    話はどんどん盛り上がってくる…。

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    2017年05月19日
  • 史記 武帝紀(五)

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    ネタバレ

    第五巻。

    “理不尽”・・。この巻を表す言葉は、これに尽きるのでは?という程、過酷な不運が、李陵・司馬遷・蘇武を襲います。
    そして、その運命を受け入れ、それぞれの生き方で再生していく3人の姿が、胸を打ちます。
    長安では冴えなかった蘇武が、北方でサバイバルの才能を発揮して、生き生き(?)している感じが救われました。

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    2017年05月17日
  • 楊令伝 四 雷霆の章

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    本格的な戦闘が始まりました。
    北と南では異なる戦闘形態。
    宋禁軍は、のちにぶつかることになる梁山泊戦への向けての前哨戦か…。

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    2017年05月16日
  • 史記 武帝紀(四)

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    ネタバレ

    第四巻。

    衛青も逝ってしまい、漢の歯車が悪い方へ回りだした感じです。
    李陵は真っ直ぐでいい奴ですね。それだけに、今後の運命を思うと悲壮感を禁じえません。
    そして捕えられた蘇武。次巻の展開が気になります。

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    2017年05月14日
  • 楊令伝 三 盤紆の章

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    様々な思惑が相まって、激突開始。
    宋禁軍対方臘軍、宋禁軍対遼禁軍。
    果たして決着はいかに?そこに梁山泊軍はどう絡んでいくのか?

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    2017年05月13日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    いよいよ梁山泊が集結。楊令を頭領に戴く。
    そして南ではあの方蝋の乱が始まる。
    どんな戦いが始まっていくのか。
    熱い男たちの戦いが。

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    2017年05月10日