北方謙三のレビュー一覧

  • 岳飛伝 二 飛流の章

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    少しずつ登場人物のおさらいができて、物語に入りやすい状況になった中、王進、公叔の死と梁山泊軍対金軍の激突。流石の死に際の描写に涙して、相変わらず格好いい戦闘描写に鳥肌が立ち、あっという間に読んでしまった第2巻だった。

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    2018年04月10日
  • 岳飛伝 一 三霊の章

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    楊令伝を読んでから4、5年経ってしまい、登場人物の人間性は記憶おぼろげの状態。そうであっても、北方謙三さんが描くピリッとした漢らしい雰囲気や短い言葉に含まれる情感は相変わらず引き込まれる。

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    2018年04月10日
  • 岳飛伝 十六 戎旌の章

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    梁山泊と金、そして南宋との戦はいよいよ終盤、史進が瀕死の傷を負いながら敵の総帥を討ち果たします。
    すでに歴史を超えたところで描かれる大河小説は、どこへ行くのか、最後まで目が離せません。

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    2018年04月04日
  • 楊令伝 十二 九天の章

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    ネタバレ

    今回の展開はちょっと納得いきません。
    ネタバレになるけど、いいかしら。(ダメなら読まないでね)

    梁山泊は交易による莫大な利益によって、民から多額の税を徴収しなくてもすんでいる。
    そのため梁山泊の商隊を軍が護衛している。

    李媛が指揮する商隊を護衛していたのは弟の李英が率いる隊だった。
    姉弟の父は、重装備部隊の隊長だった李応。
    梁山泊には二世の将校が結構いる。
    その中で、なかなか結果を出せない、上に引き上げてもらえない李英は焦っていた。

    そんな時商隊が金軍に襲われて、李英は積み荷を守ることよりも、手柄を立てることを優先してしまった。
    手柄を立てる=敵を打ち取ることが、積み荷を守ることだと思い

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    2018年04月03日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    ネタバレ

    漢たちが命を散らしていく。
    出奔した李英が見せた意地にも近い漢らしい死に様。
    そして呑んだくれで憎まれ役・戴宗の渋く散っていく。
    戦場のど真ん中から決して動かず雄々しく果てた郭盛。
    さらに張横、童猛、阮小二と梁山泊を陰から支えてきた者たちも。前作からの古参たちがそれぞれの誇りと不器用な生き様を刻み付けるよう死んでいく。
    そして史進の愛馬・乱雲も主人を庇い倒れる。死にきれなかった史進、主人の苦しみを理解しながらも身を呈して守った乱雲。この愛馬との絆も「水滸伝」の魅力。胸を締め付けられる。
    いよいよ次は最終巻。梁山泊、南宋、そして金。この戦いにどんな終局が待っているか。そして楊令と岳飛の決着は?

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    2018年03月25日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    ネタバレ

    独立したものの、未だに国の基盤が固まらない金。
    皇帝と名乗るものはいるものの、実態の殆どない南宋。
    その間で、着実に国の形を整えていく梁山泊。
    一見すると梁山泊の一人勝ちのように見えるが、だからこその陥穽も見え始めてきた。

    岳飛や張俊は未だに自分の治める土地のありようについて、悩みながら試行錯誤しているが、梁山泊はある程度人材もそろっているがゆえに、ちょっと出来すぎなところがあって面白くないなーと思い始めたところで、岳飛の一手。
    青蓮寺も動き始めて、次はどうなる!?

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    2018年03月20日
  • 岳飛伝 十五 照影の章

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    この巻が出るまでインターバルが空いてしまいましたが、その空白を埋めるには少し盛り上がりに欠ける展開にやきもき。残り2巻、梁山泊はどうなるのか、歴史を超えた命を吹きこまれた岳飛の運命は如何に。

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    2018年03月07日
  • 楊令伝 十 坡陀の章

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    ネタバレ

    童貫を討ったことにより、戦いは一度終結する。
    宋をめぐる思惑は、あちこちに不穏のたねを残しているけれど、楊令はこれ以上梁山泊を大きくするのではなく、民が安心して豊かに暮らせる国づくりを考える。

    ここからみんなが幸せになっていければいいのだけど、そうはならないのが哀しいところ。
    侯真は失うために人生を生きているような気がして不憫。
    花飛麟のような感じで生きていくのかしら。

    戴宗はもう使えないのではないか。
    宋江と出会ったばかりの頃の戴宗は、懐の大きな人だったのに、今は何よりも心が老いて、小さく凝り固まってしまっている。
    それなのに肉体の衰えがほとんどないせいで、心の老いに気づくことができない

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    2018年03月05日
  • 楊令伝 九 遥光の章

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    ネタバレ

    え?このタイミングでこの展開?って思いました。
    ドラマチックに書こうと思えばどこまでもドラマチックになるシーンを、簡潔な記載であっさりと終了。

    『水滸伝』は国を倒す物語であったけれど、『楊令伝』は国を造る物語だったのだ。
    新しい国の形。
    楊令が考えに考えたそれを、どう実現させていくのか。
    物語は大きく進路を変え、それに伴って青蓮寺は姿を変え、宋という国に終焉の足音が近づく。

    戦いがひと段落した時、梁山泊第一世代が老いたなーと思う。
    第二世代にも戦死者が出てくるようになったし、時間はずいぶんと流れているのだなあ。
    それにしても郝瑾(かくきん)の最期は、あっさりだった。
    第二世代では一番苦労し

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    2018年02月21日
  • 棒の哀しみ

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    全くもってハードボイルドな生き様をしていないサラリーマンが読むのも何だか恥ずかしいのですが、いつまでも「ソープに行け!」の人、的な認知をしているのも申し訳ないので、意を決して読んでみました。。

    ストーリーとしては、やくざ者がのし上がっていく過程を連作短編で描いたもので、日常とはかけ離れた世界だけど、その中の日常と言うべき姿が淡々と描かれています。
    まさにハードボイルド小説、二部構成の前半パートは特に荒涼たる記述で、解説にも「一切の心理描写を排した第三者の視点」で書かれているとの記載があります。短編の1つ「砂時計」は舞台で見ても面白そうなミニマムな構成で、「鳩」の公園のシーン等も含めて、場面毎

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    2018年02月12日
  • 鳥影 ブラディ・ドール(8)

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    男の物語ですね。
    でも、ここは辛いです。
    父親と絆を取り戻したのに・・・
    立野の背負った運命でしょうか?
    次を早く読みたいです。

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    2018年02月11日
  • 楊令伝 八 箭激の章

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    ネタバレ

    ついに決戦の火蓋が…と言っても、童貫は動かない。
    周辺の小競り合いが本気の度を増して、ようやく楊令や童貫を動かそうかというところ。

    しかし、本気で戦えばこそ、次々と死者も出る。
    張清好きだったんだよなあ。
    梁山泊のメンバーとしては珍しく好きな女とちゃんと結婚し、子どもも持ったし、なおかつ優秀な将校であったところ。
    普通に格好いいと思う。

    扈三娘は罪な女だよねえ。
    彼女自身も幸せだったかというと、ちょっとよくわからないけれど。
    花飛麟と関係を持てたということで、聞煥章に汚された自分をリセットして、晁蓋の元に行けたってことなのかなあ。
    花飛麟はショックだよね。救われない。

    今回郭盛はまだ死な

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    2018年02月06日
  • 岳飛伝 十四 撃撞の章

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    ついに南宋へと進軍する岳飛と秦容。北の地で吹毛剣を手にする胡斗児。その一方で、十三湊で少年を助けて命絶える李俊。水滸伝の舞台から遠く離れていますが、津軽に住む私からすれば、逆にリアルを感じる場面でした。

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    2018年02月04日
  • 岳飛伝 十三 蒼波の章

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    金の南進で南宋軍との激突が迫る中、沙門島を陥落させた李俊は十三湊へと向かいますが、ひそかに愛していた瓊英はすでにこの世を去っていました。
    梁山泊第一世代の別れと死が、いたたまれない哀しみをひきおこしていきます。

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    2018年02月01日
  • 岳飛伝 十二 瓢風の章

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    李俊が韓盛忠を討ち果たし、岳飛と秦容は北進に向けて動き出す中、青蓮寺の最後を見届けて燕青が役目を終えました。
    残り5巻、歴史とは違う結末に向かうこの大河は、どこへ行き着くのでしょう。

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    2018年01月30日
  • 岳飛伝 十一 烽燧の章

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    さまざまなことが行き過ぎる中で、秦容が山の女兵士である公礼を妻とします。替天行道の国づくりが進む中、それぞれの思いはどこに向かうのか、複雑な思いで読み進めています。

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    2018年01月28日
  • 岳飛伝 十五 照影の章

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    しまった! 間違えて2冊買ってしまった!
    最後に向かって、陸水6軍がそれぞれ進軍してぶつかる。
    岳飛は程雲の策略に乗って重症を負うが復帰、秦容がどんどん北へ、金へ攻め込む。 一方張朔は海から水軍を狙う。
    ああ、それぞれを書かないと行けないので、なかなか進まないが、結構最後の当たりは面白くなってきている。後、2冊!

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    2018年01月31日
  • 岳飛伝 十 天雷の章

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    張朔は南宋水軍と激突し大勝、韓世忠を総帥の座から引きずり下ろし、岳飛は秦容とともに辛晃を破る中、陳家村で蔡豹が襲われ、陳麗華とともに死にます。
    大戦への序章ですが、敗れた側が首の皮一枚つながっているところに暗い影を覚えます。

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    2018年02月01日
  • 岳飛伝 九 曉角の章

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    海上で、そして小梁山で戦端が開かれはじめ、それがまた秦容と山の民との出会いを生み出し、新たな戦が進んでいきます。
    金では丞相撻懶の死にあわせて、候真が動き、金の今後に楔を打つところで次巻へ続くとは、折り返しとは思えないスローペースの展開です。

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    2018年01月24日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

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    ネタバレ

    とうとう宋禁軍と梁山泊軍の決戦が始まった。
    これまでの局地戦とは違い総力戦となるこの戦いに際しての、童貫の準備には執念すら感じられる。

    宦官であることから、人一倍武人であることにこだわり続けた童貫は、逆に武人として戦いきったという実感を持てないままここまで来てしまったのだろう。
    休戦の勅令など出されないように南部の叛乱を平定し、北方の国が介入してこないように備えの軍を置き…ああ、まどろっこしい。
    これが老いということなのだろうか。

    あまりにも用意周到すぎて、戦の勢いが感じられない。
    まだ童貫自身の戦闘シーンがないからかもしれないが、宋禁軍、梁山泊軍共に小さくない犠牲を出したのに、まだ局地戦

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    2018年01月23日