北方謙三のレビュー一覧

  • 岳飛伝 七 懸軍の章

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    南宋を逃れた岳飛は、南で梁山泊との縁を深めていきます。一方、老将たちが消えていく中で、若い宣凱や王貴は恋にも一途に走り、世代の波を実感させます。
    その陰では、水軍から次の戦の狼煙が上がりそうな予感を漂わせる巻でした。

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    2018年01月23日
  • 岳飛伝 六 転遠の章

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    金との激突を終えた岳飛は、秦檜と反目し捕縛されたものの、致死軍の働きで九死に一生を得て大理へと逃れます。これが史実での獄死なのか、それともこの先にあることなのか、虚実の中ではどう進んでいくのか、皆目わからないところに醍醐味を感じます。

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    2018年01月22日
  • 岳飛伝 五 紅星の章

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    南宋と金の激突は痛み分け、それを見届けるかのように梁山泊の頭領・呉用が息を引き取り、替天行道の旗とともに葬られます。最期に発した「岳飛を救え」という言葉に、これからの展開が秘められています。

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    2018年01月22日
  • 岳飛伝 四 日暈の章

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    南宋と金軍の激突が続く中、梁山泊の側では秦容を先頭に甘蔗の栽培に乗り出します。何かが動きそうで動き出さない、ジリジリした展開にじらされます。

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    2018年01月21日
  • 岳飛伝 三 嘶鳴の章

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    静かに進む序盤ですが、その中で梁山泊軍を抜けた秦容、金との講和交渉に臨む宣凱、運命の人と出会う王貴に王清、新世代の活躍の一方で衰えを実感する史進、さまざまな人生が交錯しています。

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    2018年01月21日
  • 岳飛伝 二 飛流の章

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    鼎立する梁山泊と金、そして南宋。梁山泊と金軍の激突がはじまりましたが、この巻は何といっても王進・公淑夫婦との別れ。涙なしには見届けられませんでした。

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    2018年01月19日
  • 岳飛伝 一 三霊の章

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    北方謙三大水滸伝シリーズの最終章、『岳飛伝』。最初の巻は、前シリーズの主人公・楊令の残影を引きずりながら、それぞれ新たな時代へと向かおうとする群雄が描かれます。ここから、物語と歴史が結節するところまでワクワクしながら読んでいこうと思います。

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    2018年01月19日
  • 秋霜 ブラディ・ドール(4)

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    先に(4)(5)を抜かして(6)を読んでいたので画家の遠山が崖を上ったと話に出てきていたのが、「秋霜」を読んで納得しました。
    手が動かなくなった原因も分かりました。

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    2018年01月16日
  • 楊令伝 六 徂征の章

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    世代交代の時期なのだろう。
    梁山泊が壊滅的な負けを蒙ってから10年。

    公孫勝は自らが築き上げた致死軍を後進に譲り(上手い!)、戴宗も、もはや昔ほどには走ることのできない自分に気付く。
    もちろん宋軍にも同じだけの時間は流れ、方臘との戦いを終えた童貫もまた、自らの老いに気付かざるを得ない。
    しかし、再び楊令と対戦するという強い意志が童貫を支えているといえる。

    翻って楊令は、閉じこもっていた硬い殻から少しずつ本来の姿を見せ始めたような気がする。
    それがこの先の楊令にとって、いいことなのか悪いことなのかはまだわからないが。

    心配なのは扈三娘。
    この巻では扈三娘の真情は語られていないが、それは作者

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    2018年01月10日
  • 岳飛伝 十四 撃撞の章

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    【174/10000】
    ようやく2018の初読みです。
    あと3巻で完結とあって、様々なことが大きく早く動いてきた巻でした。先が気になるところです。

    さて、今年の五つの抱負と照らし合わせてみると…

    ①殺人が起きない:NO
    戦で兵が死んだことはカウントしないつもりでしたが、捉えた敵の首を斬る(処刑)シーンは殺人かなということで…
    (達成率:0%)

    ②女性作家の作品:NO
    (達成率:0%)

    ③名作5冊以上:NO
    このシリーズは名作と呼び得ると考えていますが、この抱負で想定していた意味での名作とはちがうので。
    (達成率:0%)

    ④5冊を超える長編シリーズ読破:NO
    完結した最終巻まで読んでな

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    2018年01月08日
  • 破軍の星

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    北方謙三の歴史小説が好きというのと、
    南北朝時代の歴史を知りたかったという
    2点から読むことにした本。

    主人公像や周りのキャラは
    題材としては悪くないんだと思うが
    最近の北方謙三を知っている分、
    まだ歴史小説に書き慣れていない感じを
    個人的には少し感じてしまった。

    北畠顕家が、若干完璧超人すぎる感じも
    それほど惹き込まれなかった要因かも。

    行動原理を含めた男の生き様を描く、
    というのはこの頃から変わってないんだなあ
    というのは感じた。

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    2018年01月02日
  • 岳飛伝 十一 烽燧の章

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    金国軍と梁山泊軍の最終決戦
    並行して、南宋と梁山泊の水上の覇権をめぐる戦い
    そんな中、国家から独立した物流網をつくりあげる蕭炫材
    そして、岳飛が北への侵攻を決意する。
    何かが終わり、何かが始まろうとしている。
    飛脚網と物流網を重ね合わせた結果どうなるかは、未だ描かれていないが、国家、軍、物流と情報、これからどんな関係を築いていくのだろう。

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    2017年12月16日
  • 楊令伝 十三 青冥の章

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    北京大名府に自由市場を開きますます交易が盛んになっていく梁山泊。「天下を!」という内部から意見が出るのは当然の流れかもしれない。理想と野望、国作りの難しさを読みながらいろいろと考えてしまう。
    この巻はなんといっても岳飛だろう。
    かつて苦杯を飲んだ蕭挂材との激闘、そして一騎打ちによる決着。護国の剣が折れるシーンのかっこよさ!
    そして楊令との束の間の邂逅。
    苦悩を内に秘めながら前に進む楊令、打ちのめされてもなお立ち上がる岳飛。楊令の過酷な運命を本当の意味で理解できるのはもしかしたら岳飛だけかもしれない。出会う場所が違ったならば最高の友になれたはず。
    残り二巻。志を持つがゆえに闘う宿命にある二人の英

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    2017年12月28日
  • 楊令伝 十二 九天の章

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    「水滸伝」からのベテラン勢が何人も散っていく第十二巻。
    命の限り駆け続けた王定六、自裁することで問題にけりをつける杜興、死してなお闘い続け敵の心までも揺さぶった鮑旭。
    世代交代が進みスマートな印象になった梁山泊だが、やはり修羅場をくぐり抜けてきた男たちの凄味や底力は泥臭いが胸にくるものがある。
    個人的には燕青VS周炳の立ち会いがハイライト。
    燕青の華麗な体術が「楊令伝」に入ってからあまり見られなかったので「やっと来たか!」という感じ。
    金軍の梁山泊商隊への襲撃、李英の暴走、金の傀儡国家・斉の建国。微妙な均衡の上に成り立っていたパワーバランスが崩れかかり、順調に拡大を続ける交易にも歪みが生じ始め

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    2017年12月13日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    楊令自ら護衛をする西域への商隊の旅。
    梁山泊を離れ異国の空の下の楊令は頭領の重責や幻王の名から解き放たれどこか普通の若者に見える。彼の背負う「運命」がいかに重いか感じずにはいられない。
    第11巻の主役はやはり岳飛だろう。童貫の元にいた頃から好きなキャラだったが一人立ちして男っぷりに磨きがかかってきている。
    妻・崔如との何気ないが優しいやり取りや岳家軍の面々の未完成な感じもなかなかいい。
    統治のための殺戮に心を傷め、蕭挂材・梁山泊軍に叩きのめされながらも再び立ち上がる。その身に刻んだ「尽忠報国」をどのように体現するのか、またどんな好漢になって再び梁山泊と対峙するのか、非常に楽しみ。
    そして、楊令

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    2017年12月04日
  • 岳飛伝 十三 蒼波の章

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    さ、岳飛と秦容が南宋にけんかを売りに行くまで。金は帝がどうしても南宋に戦争を仕掛けたいところだが、上手く負けて方々の体で敗走。 さて梁山伯と金と南宋の三つどもえのの戦いは決着が付くか。

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    2017年11月20日
  • 草莽枯れ行く

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    この本の中では清水の次郎長が登場人物の間をつなぐ触媒として大きな役割を果たします。調べたわけでは有りませんが、おそらく史実とは大きく異なるでしょう。北方さんの魅力はやはり男の描き方。この本の主人公である相楽総三、清水の次郎長ともに、やはりけれんみの無い男として描かれます。いつもそうだと言ってしまえばその通りで、マンネリと言えない事も無いのですが。。。でもその主人公の魅力で史実に関する違和感を消してしまえるところがこの人のすごいところなんだと思います。

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    2017年11月16日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    青蓮寺の目を逃れ雌伏していた梁山泊軍が、徐々にその姿を現わし始める。
    しかし、それよりも大きく姿を変えたのが、江南一帯を手中にしつつある宗教団体の方臘たち。
    ちょっと力をつけた叛乱予備軍だと思い、彼らの中に潜伏した呉用は、己の見る目が誤っていたことを知る。

    ここで、ちょっと思ったのが、なぜ呉用自ら潜伏しなければならなかったの?ってこと。
    戴宗のほうが適任では?

    そしてこんな早い時期に、岳飛まで出てきちゃうのね。

    魯智信が、切り落とした腕を焼いて自分で食べた水滸伝に対応するかのような、武松の、切り落としたこぶしを焼いて食べる一件。
    水滸伝では、脱獄して逃げる途中に盲腸の開腹手術をして命を取

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    2017年11月13日
  • 楊令伝 四 雷霆の章

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    さらに激しさを増し、消耗戦の様相を呈してきた江南の争乱。方朧の人の域を超えたカリスマ性に導かれた信徒の群れが大地を埋め尽くす。
    対する童貫は悲壮な覚悟を胸に殺戮を実施する。
    対梁山泊戦とはまったく異なる凄味と不気味さが支配するこの戦いはどうゆう結末を迎えるのか?
    方朧の軍師としての呉用の決断は?

    そして王母の死を痛む子午山メンバーのシーンは涙もの。大きな優しさに包まれ悲しみや痛みを癒し成長していった若者たちのそれぞれのエピソードを思い出すとグッと来る。

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    2017年11月05日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    梁山泊の生き残りたちがどう再帰していくのか、楽しみでぐいぐい読んでいたのだけど、楊令が…。
    なんでこんなになってしまったの?
    宋江の遺志について、どう思っているの?
    疑問がMAXのところで次巻に続く。
    少年ジャンプかっ!

    初代梁山泊のメンバーに比べて、ジュニア世代がみんな戦闘力高い。
    花栄の息子、花飛麟の正確に問題があったけど、王進のところに行ったからにはまあ大丈夫でしょう。
    しかし彼も扈三娘が気になるのですか。そうですか。

    そして呉用。
    相変わらずみんなに嫌われまくっている。
    宋江がいたら「お前も損な役回りだな」ってきっとわかってくれると思うのだけど、もはや宋江はいない。
    こんなにみ

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    2017年10月31日