北方謙三のレビュー一覧

  • 楊令伝 二 辺烽の章

    Posted by ブクログ

    【覚悟ってのは、どこかでぽきりと折れちまったりする。納得ってのは、どんなに曲げられても、折れやしねえんだよ。折れたら、折れたところで納得する。】

    序章、起承転結の起といったところか。いろいろな登場人物を印象付けているところ。
    またこれから不遇の死がまっているんだろうなー。

    3巻が楽しみ。

    0
    2011年08月04日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

    Posted by ブクログ

    今回は大きな変動がなく、江南の様子がおかしくなってきたね的なお話やった。
    宗教コワス!

    もっとみんなご飯食べないかな〜、食事シーンが大好きなのだ。

    はやく次よみたーい。

    0
    2011年07月29日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

    Posted by ブクログ

    ついに動き出したという感じの第二巻。楊令は惚れ惚れするほどの完璧さ。(欲を言えば、武松が吹っ切れてキャラが変わっちゃったのがちょっと寂しいです……)個人的には、飛麟がどこまで成長するのか気になるところです。

    0
    2011年09月30日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

    Posted by ブクログ

    出ました!楊令伝第2巻。梁山泊の漢達がいよいよ…。う〜ん、書けません。言える事は、早く続きが読みたい、ただそれだけ。

    0
    2011年07月22日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    石幻果として生きることを決意した、楊四郎。
    楊六郎との対決は、宋軍の中での楊家軍は。
    遼と宋との国をかけた戦い、登場人物が次々と
    なくなっていくが佳境に繋がって行く。
    宋創設のあまり表に出てこない、男と男の物語であった。

    0
    2011年07月14日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    楊家将の続編あの激しい戦いの後の楊家の残された六郎と七郎その後の遼との戦い。
    そこに死んだと思われていた四郎が石幻果として宋に対峙してくる。
    しかし、その四郎は記憶をなくし、遼の簫太后野娘と結婚し子供までなす。最後の最後で自分の記憶を取り戻し、さてその後の四郎はどうするか。次が楽しみだ!

    0
    2011年07月10日
  • 絶海にあらず(上)

    Posted by ブクログ

    まさに北方ハードボイルドという感じで、出る男出る男、どいつもこいつも一癖あっていい男でした。純友のひらりひらりと捉えどころのない感じが、平安に似つかわしくなくてニヤリとしてしまう。後編どうなるのかどきどき。

    0
    2011年05月10日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

    Posted by ブクログ

     「楊家将」の続編。北方小説の例に漏れず、不世出の豪傑達が信念を愚直に貫き、死んでいく物語。しかし、今回は少し違う見方を提案したいと思う。
     それは、政治と軍の関係という視点。前作は五代十国の後期、宋が北漢を併合するところから遼への親征まで、本作では親征の2年後から澶淵の盟が結ばれるまでの物語が描かれている。時代背景を簡単に要約するなら、多数の国がお互いの国家主権を軍事力で脅かしあっていた戦国時代から、宋・遼という2大国家に集約され、その2国間でも同盟が結ばれ平和が訪れたという時代。この時代の流れの中で、軍に求められる役割は劇的に変化していく。平和な時代に向けて強力な軍閥は不要とされ、政治の扱

    0
    2011年05月08日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

    Posted by ブクログ

    本紹介(抜粋):
    宋建国の英雄・楊業の死から2年。息子たちに再起の秋が訪れる。楊家軍再興―。六郎は、父が魂を込めて打った剣を佩き、戦場へ向かう。対するのは、強権の女王率いる遼国の名将・石幻果。剣を交えた瞬間、壮大な悲劇が幕を開ける。軍閥・楊一族を描いて第38回吉川英治文学賞に輝いた『楊家将』の続編でありながら新展開

    ・・この石幻果が、実は宋の捕虜となり記憶を亡くした宋の若き将 楊四郎(六郎の兄)であることはすぐ明らかになるのだが、あら~記憶を戻したらどうなっちゃうの~的なドラマが陳腐にならず、あいかわらず熱い漢たちの絆と苦悩に萌えるのでした。

    0
    2011年05月04日
  • 波王の秋

    Posted by ブクログ

    2011年05月 01/024
    北方南北朝シリーズで、三度目の元寇を防ぐために立ち上がる海の民の話。中国史詳しくないので、これがどこまで史実なのかはわかりません(もう一度元寇が計画されてたのかとか)が、楽しかった。
    終わり方がいつもの感じとは異なるところも良かった。船の戦いは一度映像で観てみないとうまく想像できていませんが、、、

    0
    2011年05月04日
  • 眠りなき夜

    Posted by ブクログ

    @yonda4
    久しぶりにハードボイルド小説を読んだ。

    台詞回しが独特で、
    「こんなしゃべり方をする人がいるのだろうか?」
    と思ってしまうけど、ハードボイルドなんてそんなもんだぜ。

    ときどき読むと、酔うな。ハードボイルド。

    0
    2011年04月23日
  • 水滸伝 十四 爪牙の章

    Posted by ブクログ

    戦闘シーンや戦術のくだりはどんどん読み飛ばしてしまった。「替天行道 北方水滸伝 読本」の人物事典にて登場人物の背景や性格を確認しながら読み進めているものの、各塞の将校レベルになると中々イメージがわかずに苦労する。項充(本隊の水陸両用部隊隊長)や楊林(飛竜軍隊長・元飲馬川の賊徒)など何度人物事典を紐解いたことだろう。
    本作品において私の興味は登場人物の機微である。性格や背景に特徴を持つ人物が意外な場面で頭角を顕したりするのが楽しいのだ。この辺り、私が元人事担当者という経歴と無関係ではないだろう。
    そして、王進のもとで修業をしている楊令と張平、水軍預かりとなっている趙林などの10代は、楊令を中心と

    0
    2012年09月21日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

    Posted by ブクログ

    上、下巻併せたレビュー。
    比較的、宋の楊一族サイドで書かれた前作に比べ、
    遼側の視点が強い。

    最後の2ページは、北方作品の中で一番のお気に入り。
    風に靡く草原。その下で眠る魂。

    0
    2010年10月09日
  • 杖下に死す

    Posted by ブクログ

    大塩平八郎の大阪での乱前後の、平八郎の養子格之助と主人公光武利之を軸に、幕閣内部の闘争、朝廷と薩摩藩、大阪の商人も絡み真相は闇のまま進行
    お勢との係り、内山彦次郎との係りもわかる

    0
    2010年08月08日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

    Posted by ブクログ

    宋の時代。楊業なきあとの楊家を継いだ楊六郎が遼との戦に立ち向かいながらも,やがて血を別けた楊四郎こと石幻果との戦いに終結して行くありさまを描く。まさに読んでいると血の涙が出てこざるを得ない物語である。
    耶律休哥は楊四郎の父とも言えるほどに石幻果に思いを入れ込み,そして戦に進んでいく。『戦は変幻の中にある。そこで大事なのは,相手よりも,自分の姿がどうなのか,いつも見ていることだ。』石幻果はそう休哥に教わった。『剣の腕を挙げ,強くなるということは大事なことだが,第一のことではない。第一は毎日の稽古をどれほど出来るかと言うことだ。』『冷静に,落ち着いて次の行動を判断する。感情が昂ぶったところから指揮

    0
    2010年05月26日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

    Posted by ブクログ

    楊一族の生き残り六郎と七郎は、帝の要請により楊軍の再建に力を傾け、遂に十分な兵力を整備するに至る。一方、元楊四郎であった遼の石幻果は、楊軍の一員であった頃の記憶を蘇らせ、その境遇に戸惑い思い悩む。そして、楊四郎としての自分を死に至らしめ、遼の石幻果として生き抜くことを決意する。また楊六郎、七郎も四郎が石幻果であることを知り思い悩み、密かに接触も試みて、四郎の決意を知る。そして、宋と遼、両国の決戦を迎え、楊家の悲劇は再び繰り返される。何という結末であろうか?!

    0
    2010年04月10日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

    Posted by ブクログ

    厚い。熱い。アツイ。
    楊業、ここにあり。序盤は六郎の成長シーンが非常に良かった。物語は怒濤の下巻へ続く。

    0
    2015年04月11日
  • 絶海にあらず(上)

    Posted by ブクログ

    教科書ではそこまでは習わない藤原純友にスポットを当てる発想がさすが。
    まさか海賊になっているとは思わなかったが、史実を集めて創造すると、そうなのかもしれないな、と思った。

    0
    2010年03月31日
  • 替天行道/北方水滸伝読本

    Posted by ブクログ

    北方水滸伝は、本当にオススメの小説ですが、
    これはそのラストの巻。

    読本だが、これを読むときには北方ファンになっているでしょう!!!

    0
    2010年03月17日
  • 魂の岸辺

    Posted by ブクログ

    少年が精神的に男になる話。身体だけ大人の「子供」が多すぎる現代において、ハードボイルドは貴重な人種。けれども、酒・煙草・女・喧嘩が様になる14歳は若すぎてピンと来ない。

    0
    2010年11月06日