あらすじ
【第4回吉川英治文学新人賞受賞作】弁護士・谷の同僚、戸部が失踪、つづいて彼と関わりのあった小山民子が殺された。メモを手がかりに、谷は山形県S市に飛んだ。早速、三人組に襲われる。黒幕とみられる大物政治家・室井などの名が浮かぶ。そして戸部の惨殺体発見…。民子との間に何があったのか? 室井との関連は? 友の死を追って、谷は深い闇を解明すべく、熱い怒りを雪の街に爆発させる。第一回日本冒険小説協会大賞受賞作。
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Posted by ブクログ
@yonda4
久しぶりにハードボイルド小説を読んだ。
台詞回しが独特で、
「こんなしゃべり方をする人がいるのだろうか?」
と思ってしまうけど、ハードボイルドなんてそんなもんだぜ。
ときどき読むと、酔うな。ハードボイルド。
Posted by ブクログ
第一回日本冒険小説協会大賞受賞作。調べてたらヒットしたので、中古盆屋へ行った時に探してみて見かけたので買ってみた。昔ラグビーやってた弁護士という橋下市長みたいな人物が主人公。とはいえ20年以上前の作品なので橋下さんがモデルというわけではない。負けん気の強さから身体に物を言わせる感じ。格闘技をやってないので無骨な攻撃。印象的な人物が多い。ここに出てくる刑事を作品にしたもの(「檻」)があってそれが二回の大賞のようだ。ジャンルとしてはハードボイルドなので好きな感じの登場人物が多数登場する。まぁ面白かったかな。という感じ。記念すべき第一回の受賞作だからか亡くなった会長内藤陳さんの解説が嬉しい一冊。