北方謙三のレビュー一覧

  • 水滸伝 二 替天の章

    Posted by ブクログ

    「二人のためなら、命はいらねぇ。山寨にいるなら、俺も山寨に入りたい。そのために、みんなに信用される仕事をしなけりゃならねえんだ。志なんか、くそ食らえなんだよ。」

    林冲の山寨潜入から乗っ取りまで。白勝さんの言葉が熱かった。林冲vs楊志も見どころです。

    0
    2015年02月02日
  • 水滸伝 九 嵐翠の章

    Posted by ブクログ

    鄧飛の決死の救出により柴進が助かった。塩の道で蓄えた物が官軍に取られたのは悔しいけど命より重い物は無いと知らしめられた気がする。失った分はまた作ればすむしね。
    楊令が王進先生の所へ武者修行!今後の成長が楽しみ!

    0
    2014年10月17日
  • 檻

    Posted by ブクログ

    刑事がどうも...うーん。犬というより蛇っぽいなと思いました。人の嫌なところをついて追い詰めてくる感じが好きではない。
    でもこういう事を書くと「分かってないな〜それがいいんじゃん!」と言われそう(笑)

    0
    2014年07月02日
  • 史記 武帝紀(六)

    Posted by ブクログ

    武帝記6巻。 李陵が、匈奴の将軍として、漢と戦う。
    ただ、武帝が年を取り、ふこの罪で帝の周りが粛正されていく。その中で、司馬遷、桑弘羊が生きている。 司馬遷が史記をほぼ完成させ、それを読んだ武帝が評価する。さて後1巻だが、李陵と孫広との戦いが迫る。 蘇武極寒後での生活で命の洗濯をした李陵はどうか。ちょっと盛り上がりがあってラストに続く。まあまあでしたかな。

    0
    2014年02月27日
  • 史記 武帝紀(六)

    Posted by ブクログ

    李陵と蘇武の再会以外は大きな動きはなく、決戦に向けての準備をお互いに、といったところ。
    次巻で最後ですね。

    0
    2014年02月24日
  • 替天行道/北方水滸伝読本

    Posted by ブクログ

    色んなインタビューや対談、編集者の方の手紙がまとめられていて読み応えがありました。
    最後の北方さんと編集の方の対談はとてもおもしろかった!
    また、主要な登場人物の設定もまとめられていて、改めて登場人物について知ることができるのでいいなーと思いました。

    0
    2014年01月14日
  • 史記 武帝紀(五)

    Posted by ブクログ

    李陵が匈奴戦で5千兵と共に戦い、最後は降服。自裁を止められ、匈奴の中で暮らす。その後の家族族滅を聴き、とうとう匈奴として生きる。
    蘇武も捕まり、北の地でサバイバルをしていく。1,2,3年経つごとに知恵が付き、とうとう、狼を犬のように飼い慣らし、最後は熊を捕るところまでになる。司馬遷は李陵をかばったことで腐刑に去れ、劉徹のそばで、行動を書き記す中書令になる。さてさて話は淡々と進むがどうも話の一番の盛り上がりはもう終わった感じがするのは自分だけ?

    0
    2014年01月11日
  • 史記 武帝紀(四)

    Posted by ブクログ

    みんな老いてきました。
    時代の寵児とも言えた衛青も左腕の傷が完治せず、戦にも出ることができず、病で死にました。
    漢の役人たちもぬるい時代に不正がはびこり始め、帝が正義の時代。帝がいいと言えばいいし、ダメと言えばダメ。
    膿みはじめている、むしろ、膿がどうしようもなく大きくなってしまっている、そんな感じがします。

    もっと爽快なリーダーが出てくればいいのでしょうが、ちょっとまんねりな感じが拭えません。

    0
    2015年01月12日
  • 史記 武帝紀(四)

    Posted by ブクログ

    霍去病が亡くなり、続いて衛青も死んでしまった後の武帝後半の話。
    一応、西域は両者の活躍で漢のものになったが匈奴はじっと力をためて反撃の時を待つ。 その間、漢軍はどんどん弱体化し騎馬隊はホント脳に飾り物の様になる。 ようやく司馬遷、蘇武、李陵など後半の中心人物が出てきて、李陵記のような展開になってくるか。
    やはり泰山封禅も行い、漢で初めての神への報告を行う。今の武帝は
    神の子として好きなままの振る舞いになって国の道を少しずつ外して行く。 このままでどうなるか。3人の行動が注目される。

    0
    2013年12月01日
  • 史記 武帝紀(四)

    Posted by ブクログ

    時の流れが速い。たまに置いていかれる。
    あっという間に衛青の最期。
    若い男が育ちつつあるようなないような。
    劉徹の狂気?最期をどう描くか。

    0
    2013年11月16日
  • 史記 武帝紀(一)

    Posted by ブクログ

    北方謙三の描く長篇歴史小説・史記第一巻。

    ***

    時代は前漢。題に武帝紀とあるように、武帝を中心に話が始まるかと思えば、武帝の皇后・衛子夫の弟の衛青が今巻では華々しい活躍を遂げています。
    衛青だけではなく、若かりし頃の武帝はもちろん、武帝を取り巻く面々も細かく、そしてもれなく魅力的に描かれていて、どの人物からも目が離せません。

    個人的には西国へ向かったメンバーの今後が気になるところですが、やはりこの物語の中心にいるのは武帝なのでしょう。
    簡潔な文章と台詞の中に、匈奴に対して従来の「守りの戦」から「攻めの戦」へと戦い方を変えようとする武帝の、強い意志が感じられます。

    これから様々な出来事

    0
    2013年10月17日
  • 水滸伝 十九 旌旗の章

    Posted by ブクログ

    まさか、まさか。いや、そんなはずはない。
    本の終盤以降、こういった思いではらはらしながら読んだ。
    結果は・・・・・・その「まさか」だった。

    えーーーーー!なにそれーーーーー!

    ここまでのめり込んだ者として、まったく納得がいかない。
    うーん、文学としてはこのラストの方がいいという評価もあるんだろうけど、「水滸伝」だよ、「水滸伝」。
    悲痛なシーンに感動しながらも、基本的には僕はそこに「痛快さ」を求めていたし、これは大多数がそうだと思うけどなあ。

    繰り返すが納得がいかない。
    でも「水滸伝」、全体的には、素晴らしい小説でした。そこは確実に言える。

    0
    2013年09月05日
  • 水滸伝 十八 乾坤の章

    Posted by ブクログ

    えー!ちょっと、そうなのー!!
    あの人が死んじゃだめでしょー。

    いや、死ぬのはいいんだ(嫌だけど)。でも死に方がなんだかしょぼい。
    もっと鬼神のような働きをして死なないと、ちょっとあれはなー。納得いかんなー。

    ともあれ、もうすぐ大団円。いやー、楽しみ。

    0
    2013年09月05日
  • 史記 武帝紀(三)

    Posted by ブクログ

    『水滸伝』の合間を縫っての『武帝記』。
    面白くはあるのだけれど、『水滸伝』の超絶個性が複雑に絡みあう物語と比べると、どうしても「薄い」感じは否めない。いや、繰り返すが面白くはあるんだけど。

    あと、あの人の死の場面、もうちょい盛り上がりがあっても良かったような。。。

    0
    2013年08月25日
  • 水滸伝 十六 馳驟の章

    Posted by ブクログ

    なんかやられっぱなしの感があるなあ。
    あと、本書は全体的にエピソードが小粒。これも来る大団円のための布石なのだということはわかってはいるけれど。

    最後に公孫勝、やってくれました!このエピソードは溜飲が下がってよかった。

    0
    2013年08月25日
  • 水滸伝 十四 爪牙の章

    Posted by ブクログ

    おおお、前巻を上回るピンチが来たではないか!どうなる梁山泊?!
    またまた続きが気になる終わり方で、全体としてのテンションは保ったままなんだけど、本書前半の張清とのくだりはあまり必要なかったのでは?と思うなあ。

    0
    2013年08月25日
  • 水滸伝 十一 天地の章

    Posted by ブクログ

    もちろん相当に面白いのだけど、ちょっと中だるみ感があるかなあ。
    エピソードが多いがゆえに小粒であることがその原因かも。
    と思っていたら驚愕のラスト!え!どうなるの?これはすぐに続きを読まねば、だ。

    0
    2013年08月18日
  • 水滸伝 九 嵐翠の章

    Posted by ブクログ

    林冲、妻が生きていると報せを受けて駆ける。
    男前すぎる。

    秦明将軍と公淑は想いが通じ合ってよかったね!微笑ましい。
    その陰で晁蓋にもらす宋江の失恋はかわいかった。
    おっさん二人が失恋話。

    北方水滸もようやく半分、まだまだ道は長いぞ!

    0
    2013年07月18日
  • 史記 武帝紀(二)

    Posted by ブクログ

    張騫が帰って来れたし、司馬遷も登場!

    年齢を重ね大将軍となった衛青と、若い衛青を見ているかのような霍去病との対比が印象的でした。

    0
    2013年06月23日
  • 杖下に死す

    Posted by ブクログ

    利之のキリットした生き方に共感する。

    「口に入れるものがある。いまは、それが幸福なのだ。
     私は、よく思う。
     幸福など、実はすぐそばにあるものではないかとな。
     飢えていれば、雑穀の粥がうまい。
     豊作であれば、米が食える。
     つまり、心のありようひとつだな。」

    「強くなる時、人は自分が強く
     なったなどとは思わんものだ。
     ほんとうに強くなる時にはな」

    0
    2013年06月07日