北方謙三のレビュー一覧

  • 岳飛伝 十三 蒼波の章

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    海では李俊が、南宋では燕青が、北では史進が動く。
    梁山泊の重鎮のそれぞれの想いが行動に重なる。
    西遼でも変化が始まった。
    そして、金と南宋との戦い。
    東西南北で動き出した嵐は、中央に向かってどの様に動くの?その嵐の中を梁山泊の勇者達はどう動くのか?
    大水滸伝の中の時代が走りだそうとしている。

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    2017年12月24日
  • 岳飛伝 十二 瓢風の章

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    東では、梁山泊水軍が動き出す。李俊はここからの一連の働きで舞台から降りるのだろうか?
    南では、岳飛と秦容が北に向けて動き出す。
    北では、金の国主が代わり、戦が近づく。
    一斉に状況が動き出す。その先には何がある?
    それぞれの志が、時代を動かす。

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    2017年12月24日
  • 楊令伝 四 雷霆の章

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    うーん。
    あまり熱は感じなかったな。

    水滸伝の、梁山泊を造り上げて、守り抜こうと闘う漢たちの熱さは、楊令伝には感じられない。

    宋という国の在り方からはみ出した漢たちが、自分で感じ、考えて行動していたのに対して、今の梁山泊は楊令を中心とした第一世代がすでにひとつの在り方として、型になってしまっているような気がする。

    せっかく第二世代が育ってきているのに(楊令だって第二世代と言えばそうだが)、即戦力としれ育てるばかりで、育てる側の懐の深さが見えてこない。
    だから第二世代は能力が高いのに、みんないい子。
    器からはみ出すような子はいない。(今のところ)

    公孫勝に至っては、老いたのか?ってくらい

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    2017年12月18日
  • 眠りなき夜

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    第一回日本冒険小説協会大賞受賞作。調べてたらヒットしたので、中古盆屋へ行った時に探してみて見かけたので買ってみた。昔ラグビーやってた弁護士という橋下市長みたいな人物が主人公。とはいえ20年以上前の作品なので橋下さんがモデルというわけではない。負けん気の強さから身体に物を言わせる感じ。格闘技をやってないので無骨な攻撃。印象的な人物が多い。ここに出てくる刑事を作品にしたもの(「檻」)があってそれが二回の大賞のようだ。ジャンルとしてはハードボイルドなので好きな感じの登場人物が多数登場する。まぁ面白かったかな。という感じ。記念すべき第一回の受賞作だからか亡くなった会長内藤陳さんの解説が嬉しい一冊。

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    2017年12月18日
  • 楊令伝 十 坡陀の章

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    大きな闘いが終わり、次への準備段階に入った第10巻。
    楊令が目指す「小さく豊かな国作り」のため日本から西域までの交易路を作り始めた梁山泊。
    そして金軍の侵攻によって開封府が陥落、ついに宋王朝が終わりの時を迎える。一方、南では李富の野望が動き出す。童貫亡き後の禁軍でも岳飛と張俊が軍閥を率いて独立。幾つもの勢力が入り乱れどこかぶつかるのか、結ぶのか、なかなか読みにくい情勢下に。
    そんな中、気になったのが韓成。これまで旧方朧軍の残存兵を率いて悲惨な闘いに傷つく姿、生き残った者たちを想う姿には心が痛くなってきた。
    西域への旅の中でその傷ついた魂が癒されていくのか注目していきたい。
    そして子午山を降りて

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    2017年12月05日
  • 楊令伝 六 徂征の章

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    迫りつつある梁山泊・童貫軍の全面対決。嵐の前と言える第六巻。
    聞煥章を討ち取った扈三娘の勇ましい活躍、自ら命を絶った蔡福の妻・真婉の憎しみ。どちらも女な強さや壮絶さを見せつけるエピソード。
    梁山泊陣営では孤高の存在だった楊令が少しずつ胸のうちを晒し仲間たちとの距離を縮めていく姿、「方朧の乱」から生還した呉用の心境の変化が興味深い。
    そして童貫が子午山の王進の元を訪れるという心憎い演出もあり。静かだが人間味溢れる二人の対話は優しさと同時に物悲しさも感じられる。

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    2017年11月09日
  • 杖下に死す

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    北方さんの歴史時代小説には2つのタイプがありますね。ひとつは武将を取り上げ、大きなスケールで描く歴史物。もうひとつがハードボイルドの時代バージョンといった雰囲気の剣豪小説。私は前者は好きなのですが、後者は苦手。
    さて、この作品はというと、やはり後者のほうなのでしょうね。大塩平八郎の乱という歴史的事実を取り上げたので、ひょっとして歴史物かと期待したのですが。
    もっとも、そんなに悪くはないです。
    少々、刀を振り回しすぎるし、最後の転身は唐突な気もしますが、全体的には押さえが利いた雰囲気です。ただ、人に勧めるほどじゃないかな。

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    2017年10月30日
  • 水滸伝 七 烈火の章

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    まだまだ先は長い。
    解説にあるように、人の命は地球よりも尊いなんていうのと全く対極にあるお話。
    いかに死ぬか。
    いかに自分の命を虫けらのように扱えるか。
    それが大事なのである。
    そうでなければ革命は起こせないんですね。

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    2017年10月27日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    大きな戦闘は無いが物語の方向性が見え始めた第二巻。
    「幻王」となった楊令の真意。業を籠った右手を切り落とされた武松の変化。
    後の南宋の英雄・岳飛の登場。童貫・楊令との邂逅。
    特に気になるのが江南の宗教指導者・方臘。個性の強い人物が多い「水滸伝」の中でもかなり異彩を放っている。
    スパイとして接近している呉用もその魔性に取り込まれかけている感が。
    北では金国が勢力を伸ばし、南では「方臘の乱」が勃発寸前。そんな中、力を蓄え状況を注視する梁山泊。
    今後、どのように史実や実在の人物を物語に組み込み展開させていくのか楽しみながら読み進めたい。

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    2017年11月05日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    秦容が、次第に力を見せ始める。

    秦容の幼馴染の卻妁は、男くさい男ばかりの世界の中で、新鮮な女性キャラと思ったのだが、次の巻であんなことになるとは…

    扈三娘といい、作者の女性キャラへの扱いは、なんというか、とても独特である。

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    2017年10月12日
  • 楊令伝 十 坡陀の章

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    宋崩壊後の混沌状況。
    これはこれでなかなか面白い。

    水滸伝からの生き残りも少なくなった。
    その中でも、神行太保戴宗は、呉用と並んで、宋江の最も最初の頃からの同志だったはず。
    牢役人をやるかたわら、飛脚を使った情報通信網を作った功績は大きい。

    それが年取って、ものすごく嫌な奴になっていくのが、リアルでイイ。
    そのうち悲惨な死に方をするのだろうか。

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    2017年10月12日
  • 楊令伝 九 遥光の章

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    童貫戦ついに終結。

    そこからの展開は、なんというか、誰も予想していなかったのではないか。
    未踏の領域に入った感じである。

    顧大嫂と孫二娘のかけあいは、もはや定番である。
    浪子燕青が加わった今回の酒盛りの場面は絶品。

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    2017年10月13日
  • 楊令伝 八 箭激の章

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    激闘に次ぐ激闘。
    主要登場人物が次々に散る。

    とはいえ、水滸伝では、常に童貫に先手を取られていた感のあった梁山泊軍だが、今回は逆に押し気味で進めている。
    決着はもう間近だ。

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    2017年10月12日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

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    始まりました。童貫戦。
    まずは双鞭呼延杓 対 趙安。

    趙安といえば、穆弘と花栄という梁山泊のメインキャラを倒してきた強敵。
    このしぶとい敵将に無事勝てるか。

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    2017年10月12日
  • 楊令伝 六 徂征の章

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    前回は、第5巻まで読んで、そのあとは、雑誌で途切れ途切れ読んでいた。

    一丈青扈三娘がピンチ。
    作者の情け容赦なさは、すごい。

    それにしても金国の宮廷に使える蔡福は、登場人物の中では、最も不幸な人間に思えるのだが、果たして彼に幸せはやってくるのだろうか。

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    2017年10月12日
  • 岳飛伝 十 天雷の章

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    まあ、着々と、南で秦容が軍を整えて、南宋の軍を迎え撃つ。そこに岳飛も参加。淡々と金国内、南宋内、梁山泊の中とが描かれ少しずつ動きを見せるが、全体はまだ。と言うところか。まあ、惰性かな。

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    2017年09月04日
  • 岳飛伝 十 天雷の章

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    ネタバレ

    長江での梁山泊と南宋の争い
    南での岳家軍、梁山泊と南宋の戦い
    物産と物流を目的とした争いがつづく。
    その中で、蕭炫材が梁山泊の物流の一部を受け取る。
    梁山泊の物流が、国家を離れた国際組織(現代風に言えばNPO?)が整備する物流に展開する兆しなのかもしれない。

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    2017年09月03日
  • 岳飛伝 三 嘶鳴の章

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    シリーズ第3巻

    金軍との戦いで、黒騎兵副官だった蘇棋が討たれる。
    宣凱が呉用の代わりに講和の使者となり、秦容が軍を離れることになった。
    秦容は、梁山泊にとって呼延凌とともに背負ってたつ将軍なのに、この先どうなってしまうんだろう・・・
    楊令伝のころの郭盛とともに推しメンだっただけに、雄姿が見れないのは残念だ。

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    2017年08月11日
  • 岳飛伝 八 龍蟠の章

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    南の地で岳家軍が再興され、南方を手に入れて国力を強化したい南宋と衝突する。
    秦容も守りを固めるため調練を始める。
    南方での動きが多かったが、南宋水軍の動き、金の物流支配への動きもあり、これから話が大きく動き出す予感のする巻だ。

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    2017年07月16日
  • 史記 武帝紀(六)

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    だんだん盛り上がらなくなっている。蘇武と李陵の再会の場面は良かったが、それ以外は、漢がというか、劉徹がどんどんダメになっていく話。
    最終巻はどうなるんでしょうか?

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    2017年06月18日